【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-12 ネッツ@ナゲッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DEN
ヨキッチの活躍は!
□BKN
ブリッジスとクラクストンの活躍は!
総評
DEN
ヨキッチの負担
ヨキッチは35PTS・20REB・11ASTと異次元のスタッツを残したが、裏を返せば負担が大きいことを表している。マレーやベンチメンバーがより点を取ることでヨキッチのPTやFGAは減らしASTが増えるのが理想的だ。
BKNにはPnRからヨキッチのDFが狙われなかったが、プレーオフではDF面でさらに負担が増えることが予想される。特にOF面でヨキッチ以外のメンバーの活躍が期待される。
セカンドユニット
得点推移からも分かるようにセカンドユニットは明らかなマイナスでリードを許している。この試合の前半ではマレー+ベンチメンバーというローテーションだったが、マレーの不調もあり5点リードから10点ビハインドになってしまった。
マレー以外はブラウンやジャクソンがハンドラーをすることが多いが、安定して得点を稼ぐことが出来ていないようだ。ここにきてスタメン1人+ベンチ4人のローテーションを変えることは無いと思うので、ベンチから出てきて安定して2桁得点をする選手が現れることに期待したい。
まとめ
ヨキッチ以外の選手の奮起に期待したい。
BKN
DREB
DREBが明らかに弱点となっている。PnRなどでクラクストンがつり出されてしまうとDREBで競り勝てなくなってしまい、OREBから多くの失点を許してしまった。他の選手は203cm以下なのでヨキッチ以外にもMPJやゴードンがREBに競ってくると分が悪い。
理想としてはクラクストンがミッドレンジくらいまでシュートエリアを広げて4番でプレイし、5番にパワーのあるCを起用することだろうか。今シーズンはさすがに難しいがまだまだ伸びしろがあると思うのでオフシーズンの成長に期待したい。
少人数ローテーション
現状ヴォーンHCが信頼しているのはスターター+オニールの6人だろう(セスとハリスはDFが厳しい)。少人数だけを起用するのはPTの増加で怪我の可能性も増えるが、ロスターが大きく変わったBKNにとって短時間でケミストリーを構築するためには仕方のないことだろう。
自前の1巡目指名権のないBKNにとって、今シーズンはキャムやシャープの育成に使うのではなく出来るだけプレーオフで勝ち進むことを目標にしたようだ。ハーフコートOFやREBで苦戦しているので、サムナーや渡邊はPTがもらえる可能性はあるかもしれない。
ウィング中心のローテーションでどこまで勝ち進めるかがオフのロスター構築の参考になるだろう。
まとめ
弱点を改善してプレーオフでどこまで勝ち進めるか注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DEN
□ジーク・ナジ
■BKN
□ベン・シモンズ
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/7be93925ef2766305f067f9f3e835302.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BKNの勝因は下記の2点。
・3PM
・STL/PTS TOV
BKNは3Pを中心にPTSを稼いだ。
また、得意のDFでSTLから相手のTOVを誘発しPTSにつなげた。
DENはOREBから2Cを生み出しPAを中心に得点を稼いだが、相手のアウトサイドシュートを止められなかった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/213e8bb0f5c7b9d22838842c204ceb6c.png)
ヨキッチを中心にスターターが得点を稼いだ。
怪我も含めてマレーの調子が重要になりそうだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/5efb875c938b4170f127330f80c90191.png)
ヨキッチ以外の選手の奮起にも期待したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/1c85be5641e2c2147d5d2c77589747b3.png)
ヨキッチはFT以外の得点をすべてPAで稼いでおり、止めるのは難しいことが分かる。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/2790c95abd03297e38e4a42d60511776.png)
スターター全員を含めて7人が2桁得点を記録した。
一方でハーフコートOFでの苦戦が見られたのでどう改善するのかに注目だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/ea5d145177febe6c576ce8bc7376843e.png)
ディンウィディーが16ASTと驚異の数字を残した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/01f3826a95f988c1e0b74581d3c47e24.png)
クラクストン以外にもPAを攻められる選手が現れてほしいところだろう。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/022cb86077ab43e592ed8f074821525e-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/9dd748b4c9f3b2001c549402902ff006-1024x614.png)
前半はリードが頻繁に入れ替わったが、DENがリードして終えた。
後半はBKNが一気にリードして4Qの序盤で15点近く差を広げた。
そこからDENが追い上げ1点差まで迫るが追いつくことはできず、何とかBKNが勝利をものにした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/741f9d2895f843e10ecbcd0bd1d15d80-878x1024.png)
DENは前半のセカンドユニットはマレー+ベンチメンバーだったが、一気にリードを許してしまった。後半はローテーションを変えたが、流れは変えられず一気にリードを許してしまった。ヨキッチの負担をどれだけ減らせるかが今後も課題になりそうだ。
BKNはスターターを2人は残すようなローテーションだった。優秀なDFが多いので対人DFやDFローテーションは問題ないので、それ以外のハーフコートOFやDREBをどう改善していくかが課題だ。
[afi]
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