【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-17 マーベリックス@レイカーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□LAL
デイビスとラッセルの活躍は!
□DAL
カイリーとウッドの活躍は!
総評
LAL
柔軟な選手起用
4Qに起用したのはデイビス・ラッセルとベンチメンバーのリーブス・シュルーダー・ゲイブリエルだった。DALがLALのPnRに対して有効な回答策が出せなかったことを見て、ハンドラーを多く起用したのはいい選択だったと思う。
また、特にOREBで活躍していたゲイブリエルをバンダービルドに代えて起用し、結果として4Qだけで4OREBを獲得した。それぞれのポジションでいろいろなタイプの選手がいるのはチームとして強みだろう。
良かったOREB・2Cと課題のFTと3P
長時間2BIGをしていたDALに対して、デイビス・ゲイブリエル・バンダービルドが13OREBを獲得し、そこから2Cで21PTS稼いだのはいい結果だ。デイビスにマークが集中する中、周りの選手がREBで貢献できるのはチームとしてありがたい。
FTと3Pは課題だった。3Pは波があるので仕方のない部分もあるが、FTは何とかしたいところだ。3Pの不調をペイントアタックからFTを獲得することなどでカバーしていたが、FTをより高確率で成功させていれば勝利できたいただろう。
まとめ
選手層が厚くなったので、課題を少しずつ解決して勝利を重ねていきたい。
DAL
2BIG
最近あまりしていなかった2BIGをこの試合では長時間実施していた。結果としてDREBやPAの失点の問題は解決できていなかったが、Cが1人だけだとより悪い結果になっていたの思う。これからいろいろな組み合わせを試してより最適なローテーション見つけてほしい。
問題のある選手起用
この試合で気になった選手起用は2つあった。
1つ目はハーディーのPTの短さだ。おそらく前半のライトのトラブル(コンタクト?)が無ければPTは0分だったと思う。カイリーとドンチッチが不在の中で活躍した選手のPTがいきなり短くなるのは疑問だった。グリーンがOF面で迷いが見られるのでカイリーの負担軽減のために最低でも25分程度は起用するべきだったと思うがどんな理由で起用しなかったのか気になるところだ。
2つ目はカイリーのPTの多さだ。試合前に40分は起用しないと言っていたが、38分起用されたのは笑い話だろう。特に追い上げられた3Q後半にカイリーを戻したのはあまりいい選手起用ではないと思う。追い上げられたときに主力を戻す以外の対応が必要だ。
全体的には2BIGや多くの選手起用など今後に期待できそうな面を見られた。カイリーやドンチッチに負担を掛けないような選手起用に期待したい。
まとめ
勝利を増やして6位以上でレギュラーシーズンを終えたいところだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■LAL
□レブロン・ジェームズ
□モー・バンバ
■DAL
□ルカ・ドンチッチ
□マーキーフ・モリス
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/8d509d6ae5037347cc90abcdae157aa2.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
DALの勝因は下記の2点。
・3P%
・PTS TOV/PTS FB
DALは3Pを高確率で成功させて得点を伸ばした。
TOVやDREBは差が無かったが、PTS TOVやPTS FBで差をつけられたのが大きかった。
LALは3PやFTが不調で得点が伸びなかった。
OREBから2Cで得点を伸ばせたのは大きかった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/0e3d152ddf104914beee6f8778bc4b47.png)
デイビスの26PTSを中心に6人が2桁得点を記録した。
3PとFTが課題だった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/6e1519b06f48a4a8ecf972e584feaba8.png)
デイビスとゲイブリエルがREB、ラッセルがASTでスタッツを残した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/c1621f9cc1d610fa7268810435e70de8.png)
USG%が偏っていないのはいい点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/926300cdbfce7c02bd19bed106750888.png)
カイリーが38PTSとOFをけん引した。ウッドとTHJはFG%を上げたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/70b0aedb5d289792e7ce45a0d8191d71.png)
ウッドは9REB・8ASTとオールラウンドに活躍した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/3b0499c084e806d88016d4501d9a5d01.png)
カイリーは相手のTOVやFBからも得点を稼いだ。
USG%はそこまで偏っていないので及第点だろう。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/bb30bf606b71cf4fd376c3b6294218ec-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/6141e4fd31e56d7b8b7ca158ec4c3429-1024x614.png)
前半は一進一退の攻防だったが、最終的にDALが2桁近いリードで終えた。
後半DALがスタートダッシュを切り15点近くリードしたが、徐々にLALが差を詰めていった。
4Qの中盤でLALが逆転し終盤を迎えたが、劇的なブザービーターでDALが1点差で勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/f5ad0644f312e2275bed645bc9609902-878x1024.png)
LALはラッセルがセカンドユニットの時間帯にコートに残った。4Qがほとんど5人しか起用されなかったのは負担が起きそうだが、今後もどうなるのか注目だ。
DALは2BIGが長時間起用され、ウィングが短い起用だった。今度ドンチッチが戻ってきたときにどうなるのか注目だ。
[afi]
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