【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-13 バックス@キングス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□SAC
フォックスとサボニスの活躍は!
□MIL
ヤニスとミドルトンとホリデーの活躍は!
総評
SAC
PAでのOF
PAでの得点はフォックスが16PTS、サボニスが20PTSと一見十分攻めることが出来たように感じる。しかし、フォックスはシーズンでの平均3PAが4.7本なのに対して、この試合では12本と倍以上になっており、苦手な3Pを多く打たされた印象だ。
また、サボニスは3P以外のFGを47.6%(10/21)に抑えられており、ミッドレンジのシュートが少ないことを考えると、多くのOREBを稼ぎながらも簡単にPAで得点させてもらえなかったと言える。
MILのように2BIGのメンバーを起用しているCLE・MEM辺りとは相性が悪いのかもしれない。特に同じWestのMEMとプレーオフで当たった時の対策は考える必要がありそうだ(アダムスなど怪我人がどうなっているかは分からないが)。
中途半端なDFプラン
ヤニスの得点は前半が21PTS・後半が25PTS、ミドルトンの得点は前半が5PTS・後半が21PTS、MILの3Pは前半が5/17・後半が10/16だった。後半で80PTSも失点した理由はミドルトンと3Pにあることが分かる。
SACのDFは前半はヤニスにダブルチームは行かずに多少やられるのは仕方ないというプランで、後半は途中からヤニスにダブルチームを仕掛けゾーンDFを採用していた。結果的にヤニスを抑えられずにほかの失点が増えただけという結果になった。
結果論ではあるが、前半と同じようなDFを続けた方が失点を抑えられたかもしれない。SACの弱点がDFであることは明らかなので、プレーオフでどのようなDFプランを用いるのかには注目だ。
まとめ
プレーオフでOF・DFがどこまで通用するか注目だ。
MIL
ミドルトンの活躍
前半ヤニスが1人で20PTS以上を稼いでも2桁リードを許していたが、後半ミドルトンがPTSを伸ばしたことで逆転勝利につながった。プレーオフではヤニスが簡単にPTSを伸ばせないことも出てくるが、その時に2ndオプションとしてミドルトンが個人技で得点できるのは安心材料だ。
昨年はミドルトン不在の影響でヤニスの負担は大きくなってしまったので、今年はミドルトンが健康を維持してプレーオフを迎えたいところだ。
PAを固めるDF
ヤニス・ロペス・ポーティスの内2人がコートに残り、特にPAを固めるDFプランはMILの強みの1つだ。PnRで1人がつり出されてももう1人はPAに残っているのでDFの強度が維持できる。PAでの得点が多いチームにはめっぽう強いが、アウトサイドシュート中心のチームには不安が残るかもしれない。
ヤニスを1人で完璧に守れる選手はいないと思うが、ダブルチーム無しである程度守られるとフリーの選手が生まれれず3Pでの得点が伸びないかもしれない。その場合に相手が3P中心で得点を伸ばすと追いつけないかもしれない。相手の3Pをどれだけ抑えられるかが重要になってきそうだ。
まとめ
ミドルトンの健康に気を付けながら、残りのシーズンを戦い抜きたい。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■SAC
ー
■MIL
□ジョー・イングルス
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/1e062696a0458cb4610bdd3b089914b7.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
MILの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・PTS PA
MILはFGや3Pを高確率で成功させることでFGAの差を埋めた。
また、ヤニス中心にPAでPTSを伸ばせたことも大きかった。
SACはOREBから多くのFGAにつなげたが、3P以外のFGを高確率で成功させることが出来ずに殴り負けてしまった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/5ab6de2b30d641ff0385b11725782b5f.png)
フォックス・サボニス以外にハーターが高確率で3Pを成功させPTSを伸ばした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/e4ef898c38a4c15a59a98319006e7266.png)
サボニスは17REBと15ASTとトリプルダブルの活躍を見せた。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/2cf67b110c913382fd396f42f71c2c79.png)
サボニスとフォックスはPAで得点を稼いだ。
USG%が偏っていないのも素晴らしい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/7f501f3da1b34aac0d4d7e1a75389a55.png)
ヤニスとミドルトンが得点を伸ばした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/78cbe59437811fe88ac4c1b33b0bd9fa.png)
ヤニスは12REBと活躍を見せたが、5TOVは改善点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/9ba698384b27aaae6186afa5558836f8.png)
ヤニスのUSG%が43%以上と偏っていることが分かる。
ヤニスを止められる選手がいなかったので故意にヤニスのOFを増やしたのかもしれない。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/14a7875f91bff44582376eb521fb497d-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/3af9bd2aac6a6de0dc048dbf4c2b3d2b-1024x614.png)
前半はSACが2桁近いリードで終えた。
MILは3Qの中盤で逆転し、4Qの終盤で差を広げ一気に勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/26577050cdc0451526c577f2259b36c1-878x1024.png)
SACはフォックスかサボニスを残すようなローテーションだった。ミッチェルやモンクのPTが短くハーターやライルズのPTが伸びた。
MILはヤニス・ロペス・ポーティスの内2人を残すローテーションだった。PTが37分以下にも抑えられており、理想的なローテーションだ。
[afi]
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