【必読】NBAのトレードや契約に関する用語解説

2024-02-26トレード情報

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NBAのトレードや契約の際に使われる用語の説明を記載しています。
自分が応援している選手やチームの契約状況を知ってよりNBAを楽しみましょう。

目次

説明動画

CBA(Collective Bargaining Agreement:NBA団体交渉協約)

リーグとNBA選手組合との契約で、選手契約、トレード、収益配分、ドラフト、サラリーキャップなどを定めている。

サラリーキャップ

各チームが保有する全選手の契約年俸の総額を、毎年一定の上限を設けて規定する制度である。実際のサラリーキャップ総額は、リーグの前シーズンの収益から算定されシーズン毎(7/1~6/30)に変更される。

過去のサラリーキャップは以下の通り。

  • 2020-21:$109.140M
  • 2021-22:$112.414M
  • 2022-23:$123.655M

タックスライン

チームのサラリー総額がタックスラインを超えると税金(ラグジュアリータックス:贅沢税)を払うことになる。徴収されたタックスは、50%がリーグに、残りの50%はタックスラインを下回ったチームに等分で分配される。また、複数回タックスラインを超える(現在のシーズンを除く直近4シーズン中3シーズン)と税率が上昇する(リピータータックス)。

ソフトキャップ

NBAはいくつかの例外条項に限ってサラリーキャップの上限を超えることが認められるソフトキャップを採用している。NFLやNHLでは反対にサラリーキャップを超えることを一切認めないハードキャップを採用している(NBAでもいくつかハードキャップになる場面がある)。

スタンダードな契約

いくつかの例外を除くキャップスペースを用いたノーマルな契約における条件は以下の通り。

  • 金額:ミニマムサラリー~マキシマムサラリー
  • 年数:1~4年
  • 昇給率:契約初年度の-5%~+5%

ルーキースケール契約

1巡目指名選手と結ぶ4年契約(保証2年+チームオプション2年)のこと。ドラフト指名順位によって金額が決められており、ルーキースケール契約ではサラリーキャップを超えることが認められている。

ミニマムサラリー

1人の選手の契約金の下限。ミニマムサラリーでの契約はミニマム契約とも言われる。2017年のミニマムサラリーを基準にして、選手のNBAでの経験年数とサラリーキャップの増加率に基づいて決まる。

2022-23年のミニマムサラリーは以下の通り。

  • 0年の選手:$1.017781M
  • 1年の選手:$1.637966M
  • 2年の選手:$1.836090M
  • 3年の選手:$1.902133M
  • 4年の選手:$1.968175M
  • 5年の選手:$2.133278M
  • 6年の選手:$2.298385M
  • 7年の選手:$2.463490M
  • 8年の選手:$2.628597M
  • 9年の選手:$2.641682M
  • 10年以上の選手:$2.905851M

マキシマムサラリー

1人の選手の契約金の上限。マキシマムサラリーでの契約はマックス契約とも言われる。選手のNBAでの経験年数とサラリーキャップに基づいて決まる(特定の条件を満たすと変わることがある)。

  • 1~6年の選手:サラリーキャップの25%
  • 7~9年の選手:サラリーキャップの30%
  • 10年以上の選手:サラリーキャップの35%

特定選手(Designated player:デシグネイテッドプレイヤー)

チームは選手を特定選手に指定することで、ルーキー契約終了後に5年間のマックス契約(サラリーキャップの25%)を結ぶことが出来る(通常は4年まで)。指定できるのはチームに1人までで、トレードで1人獲得することが出来る。つまり、チームに特定選手は最大2人までだが、トレードで2人獲得することはできない。

デリックローズルール

正式には"5th Year, 30% Max criteria"という契約の基準だが、デリックローズルールと呼ばれている。特定選手が一定の成績をクリアすると契約期間は同じく5年間だが、サラリーキャップの30%までの契約を結べるというルールだ。

基準となる成績は以下の3つで、どれか一つをクリアする必要がある。

  • “ALL-NBA Team(1st~3rd)"に直近のシーズンで選出、もしくは、3年以内に2度選出
  • “DPOY(最優秀守備選手賞)"を直近のシーズンで受賞、もしくは、3年以内に2度受賞
  • “MVP"を直近3シーズン以内に1度以上受賞

ベテラン特定選手(Designated Veteran Player)

チームはNBA在籍7~9年の選手で、ルーキーからそのチームに在籍していた選手、もしくは、ルーキー契約中にトレードで移籍してきた選手をベテラン特定選手に指定できる。

ケビンデュラントルール

正式には"Designated Veteran Player 35% Max Criteria"という契約の基準だが、ケビンデュラントルールと呼ばれている。ベテラン特定選手が一定の成績をクリアすると契約期間は同じく5年間だが、サラリーキャップの35%までの契約を結べるというルールだ。ベテラン特定選手が結ぶ契約は一般的にスーパーマックス契約と呼ばれている。

基準となる成績は以下の3つで、どれか一つをクリアする必要がある。

  • “ALL-NBA Team(1st~3rd)"に直近のシーズンで選出、もしくは、3年以内に2度選出
  • “DPOY(最優秀守備選手賞)"を直近のシーズンで受賞、もしくは、3年以内に2度受賞
  • “MVP"を直近3シーズン以内に1度以上受賞

例外条項(Exception:エクセプション)

サラリーキャップを超えて選手と契約することが出来るという制度。バード権を持った自チームの選手との再契約で用いられるバード例外条項と、他チームの選手とのFAでの契約に用いられるミッドレンジ例外条項などがある。

バード権

バード例外条項を用いて再契約する権利のこと。再契約前の在籍年数に応じて3種類のバード例外条項がある。バード権はチームを変えずに契約を満了するか、トレードで移籍した場合は維持される。

チーム目線では、スタンダードな契約よりも大きな契約を提示できるので、選手がFAで移籍することを防ぎやすい。また、バード権を持った選手と再契約することで契約金の総額をサラリーキャップより大きく超えられるので、チームの戦力を大きくすることが出来る。

選手目線では、大きな契約をもらうためにはバード権を持ったチームと再契約するかサラリーが空いているチームと契約する必要がある。サラリーが空いているチームは再建中や若手が多いチームが大半なので、勝利を求めつつ大きい契約をもらうためにはバード権を持ったチームと再契約するのが現実的である。

ラリー・バード例外条項

この例外条項の条件は以下の通り。

  • 対象:3シーズン在籍したこと
  • 金額:マキシマムサラリーまで
  • 契約年数:1~5年
  • 昇給率:8%まで

アーリー・バード例外条項

この例外条項の条件は以下の通り。

  • 対象:2シーズン在籍したこと
  • 金額:前シーズンのサラリーの175%、もしくは、前シーズンのリーグ平均サラリー、の高い方まで
  • 年数:2~4年
  • 昇給率:8%まで

ノンバード例外条項

この例外条項の条件は以下の通り。

  • 対象:1シーズン在籍したこと
  • 金額:前シーズンのサラリーの120%、もしくは、ミニマムサラリーの120%、の高い方まで
  • 年数:1~4年
  • 昇給率:5%まで

ミッドレベル例外条項(Mid-Level Exception:MLE)

バード権を持たない他チームのFAの選手との契約にも使える例外条項。チームのサラリーがタックスラインやエプロンを超えているかに応じて使えるミッドレベル例外条項が変わる。

ファーストエプロン

タックスライン+約$6M(サラリーキャップに応じて変動あり)に設定されているライン。チームサラリーがエプロンを超えている、もしくは、契約後に超える場合、フルMLEが使えず使えるMLEはミニMLEになり、BAEが使えなくなる。

ノンタックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(Non-Taxpayer Mid-Level Exception)

フルミドル例外条項やフルMLEとも言われる。これを使用すると他のMLEが使えなくなる(BAEは使える)。

  • 使用条件:ファーストエプロンを下回っていること(契約後もエプロンを超えてはいけない:ハードキャップ)
  • 金額:初年度は指定金額以下
  • 年数:1~4年
  • 昇給率:5%まで

過去の指定金額は以下の通り。

  • 2020-21:$*9.258M
  • 2021-22:$*9.536M
  • 2022-23:$10.490M

タックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(Taxpayer Mid-Level Exception)

ミニミドル例外条項やミニMLEとも言われる。これを使用すると他のMLEやBAEが使えなくなる。

  • 使用条件:ファーストエプロンを上回っている、もしくは、契約後にファーストエプロンを上回る
  • 金額:初年度は指定金額以下
  • 年数:1~3年
  • 昇給率:5%まで

過去の指定金額は以下の通り。

  • 2020-21:$5.718M
  • 2021-22:$5.890M
  • 2022-23:$6.479M

ルーム・ミッドレベル例外条項(Room Mid-Level Exception)

ルーム例外条項やルームMLEとも言われる。これを使用すると他のMLEやBAEが使えなくなる。

  • 使用条件:サラリーキャップを下回っている
  • 金額:初年度は指定金額以下
  • 年数:1~2年
  • 昇給率:5%まで

過去の指定金額は以下の通り。

  • 2020-21:$4.767M
  • 2021-22:$4.910M
  • 2022-23:$5.401M

バイアニュアル例外条項(Bi-Annual Exception:BAE)

MLEと違い2年連続で使うことが出来ない。これを使用するとミニMLEやルームMLEが使えなくなる。フルMLEとBAEの併用はできる。

  • 使用条件:ファーストエプロンを下回っていること(契約後もファーストエプロンを超えてはいけない:ハードキャップ)
  • 金額:初年度は指定金額以下
  • 年数:1~2年
  • 昇給率:5%まで

過去の指定金額は以下の通り。

  • 2020-21:$3.623M
  • 2021-22:$3.732M
  • 2022-23:$4.105M

ミニマムプレイヤーサラリー例外条項(ミニマム例外条項)

契約が残り2年以下のミニマムサラリーの選手は、サラリーキャップを超えていても人数制限なくFAやトレードで獲得することが出来る。タックスラインが近くMLEが使えないチームにとっての主要な補強手段となる。

ディスエイブルドプレイヤー例外条項(Disabled Player Exeption:DPE)

怪我や病気などを理由に今シーズンの復帰が不可能となった選手の代わりに、DPE対象選手のサラリーの50%、もしくは、フルMLEの設定額の低い方の金額までの選手を獲得できる。FA・トレード・ウェイバーで利用可能で、契約年数は1年のみとなっている(トレードの場合はフルMLE+$0.1Mまで可能)。

サイン&トレード(Sign&Trade:S&T)

FAとなった選手が元のチームと契約を結んだ後に、別にチームにトレードされること。何らかの事情でトレードが無効になった場合、元のチームとの契約も無効になる。S&Tで選手を獲得したチームはハードキャップとなり、シーズン終了までファーストエプロンを超えてはいけない。

加えて以下の条件がある。

  • 契約の長さは3~4年(オプションイヤーを除く)
  • 契約初年度は完全保証
  • 昇給額は契約初年度の金額の5%が上限

選手側のメリット

選手側のメリットは、大きな契約を貰いつつ強いチームに行くチャンスが増えることである。強豪チームは大抵サラリーキャップを超えており、FAで直接契約を結ぼうとすると大きな契約を貰うのは難しい。そこで一旦バード権を持っている元のチームと大きな契約を結んでからトレードされることで、大きな契約を貰いつつ好きなチームに移籍することが出来る。

チーム側のメリット

チーム側のメリットは、見返りなしで選手が出ていくことを避けられることである。再契約に失敗し選手がFAで出て行ってしまうと何も残らないが、S&Tでトレードをすることで対価として選手や指名権を手にすることが出来る。また、S&Tで契約が残っている選手を獲得すればハードキャップは適用されないので、チームの戦力を維持することが出来る。

ウェイブ

契約中の選手を解雇すること。解雇された選手はウェイバーとなり、48時間以内に契約を引き継ぐチームが現れなければFAとなる。3/1以降にウェイブされた選手はプレーオフに出場することが出来ない。

バイアウト

チームと選手が双方合意の下で、選手を解雇すること。解雇後のプロセスやプレーオフの出場条件はウェイブと同じである。チームとしては、交渉次第でサラリーの減額が可能になるというメリットがある。選手側としては、優勝争いができるチームへの移籍の可能性があるというメリットがある。

UFA(Unrestricted Free Agent:制限無しFA)

選手がUFAになると自分の意思でどのチームとも自由に契約することが可能で、元のチームが制限することが出来ない。契約終了後やプレイヤーオプションの破棄、ウェイブやバイアウトなどの状況でなる。

RFA(Restricted Free Agent:制限付きFA)

選手がRFAになるとどのチームとも契約することが可能だが、元のチームは移籍を制限することが出来る。RFAとなった選手が他のチームと契約に合意すると、元のチームは契約内容が記載されたオファーシートを受け取る。そのオファーシートにマッチ(契約を受け入れる)と、その選手を移籍させずに残留させることができる。つまり、RFAの選手に対しては元のチームが優先権があるという状態になる。

RFAとなる可能性のある選手の条件は以下の通り。

  • ドラフト1巡目指名でルーキースケール契約の4年目を終了した選手
  • NBA1~3年目のシーズンを終了したFAの選手
  • レギュラーシーズンで15日以上NBAチームに帯同した2WAY契約の選手

クオリファイング・オファー(Qualifying Offer:QO)

RFAの条件を満たした選手の契約が終わるとチームはその選手にクオリファイング・オファーという1年契約を提示することが出来る。金額は指名順位や出場時間によって変動するが、オファーを受けると制限付きFAになる。クオリファイング・オファーでの1年契約が終わると制限無しFAとなる。

チームとして選手を長期的に残したいと考えた場合は、契約が3年終了したあとなどに長期の延長契約を結ぶことが出来る。そうすればRFAにならずに希望額で契約を結ぶことが出来る。選手としては、チームから提示された延長契約の内容に納得がいかなれば、ルーキー契約が終わるまで待ち、他のチームのオファーを確認するということが出来る。

キャップホールド(Cap Hold:CH)

キャップホールドとは、チームからFAになった選手の前年度のサラリーにある決まった倍率をかけたものが、チームの総サラリーに一時的に計上されること。FAの選手の契約が決まる、もしくは、バード権を放棄することでキャップホールドは消える。

キャップホールドという仕組みが無いと、FAの選手と再契約する前はサラリーキャップが空いていることになり、空いているサラリーキャップで他チームのFA選手と契約した後に、バード権を使って自チームの選手とサラリーキャップを超えて契約するということが出来てしまう。

トレードの基本的なルール

トレードを行うには以下のどれかを最低1つは送りあう必要がある。また、3チーム間以上のトレードでは、最低1つはそれぞれのチームに送る必要がある。トレードで使える例外条項は、TE・ミニマム例外条項・DPEがある。

  • 選手
  • 直前のドラフト+7年以内の指名権
  • 直前のドラフト+7年以内のスワップ権
  • 選手の交渉権
  • $0.11M以上の現金

同時トレードと非同時トレード

同時トレードは、即時完了させるトレード。放出する選手のサラリーに応じて獲得できる選手のサラリー上限が決まる。複数選手をまとめて放出することができ、合計額を放出サラリーとして計算する。(部分保証・ポイズンピル規定・BYCなどで放出側と獲得側でサラリーの計算が異なることがある)。

  • 放出サラリー:0~$6.533333M → 獲得可能サラリー:放出選手のサラリー×1.75+$0.1Mまで
  • 放出サラリー:$6.533334M~$19.6M → 獲得可能サラリー:放出選手のサラリー+$5Mまで
  • 放出サラリー:$19.600001M~ → 獲得可能サラリー:放出選手のサラリー×1.25+0.1Mまで

※ただし、トレード後にチームサラリーがタックスラインを超える場合は、放出サラリーに関係なく一番下の条件になる。

非同時トレードは、完了まで1年間の猶予がある代わりに、獲得可能金額が放出サラリー+$0.1Mまでになるトレード。放出サラリーと獲得サラリーの差額をTEを受け取ることができ、1人以上の選手を獲得する際に利用できる。

放出側と獲得側のチームは、それぞれ自チームにとって都合よくトレードを処理することが可能で、同時トレードと非同時トレードを揃える必要はない。

トレードエクセプション(Trade Exception:TE)

非同時トレードにおいて、放出サラリーと獲得サラリーの差額分受け取ることができる「クーポン」のようなものでトレードにおいて利用できる。

以下のような注意点がある。

  • 使用期限は非同時トレードから1年間。
  • TEの額+$0.1Mの選手までを獲得できる。
  • 分割して使用することが出来る。
  • FAになっている選手には利用できない。
  • TEそのものをトレードすることはできない。
  • 複数のTEを合算したり、選手とTEを合算して使用することはできない。

※トレードプレイヤー例外条項(Traded Player Exception:TPE)は正確には「チームサラリーがサラリーキャップ以内となる限りにおいて自由にトレードを行うことができる」ことを指しており、TEとTPEは別物であるが、TEを指してTPEと記載されていることが多いので注意が必要である。ただ、TPEを正確な意味で使用することはほとんどないので、TEをTPEと記載しても問題ないことが多い。

基準年補償(Base Year Compensation:BYC)

前年のサラリーから20%以上昇給した金額で再契約した選手はBYCの対象となる。BYCの対象選手はトレードにおける価値が、新サラリーの50%、もしくは、元のサラリーのいずれか高い方となる。BYCはトレード目的で選手と契約することを防ぐ目的がある(トレードのために自チームの選手と必要以上の大きな契約を結び、ほかのチームの選手とトレードすることを防ぐ)。

指名権のトレード

指名権をトレードに含むことが出来るが、指名後に正式に契約するまでは指名権の価値は$0Mとして計算される。ただし、1巡目指名の場合、指名後は契約を結んでいなくてもチームのサラリーには含まれる(キャップスペースを使い切ってからルーキーと契約することを防ぐため)。

また、トレードに使える指名権は7年先までで、プロテクトをかけて放出することが出来る。

プロテクト

放出した指名権に保護をかけて指定順位以内の指名権になった場合、指名権が戻ってくる仕組み。例えば、TOP3プロテクトをかけた1巡目指名権を放出したとき、その指名権が3位指名権になった場合は戻ってきて、自チームが指名できる。4位になった場合は放出先のチームが指名できる。つまり、プロテクト次第で指名権の価値が上下することがある。

プロテクションバックアップ

プロテクトが発動して指名権が戻ってきた場合、次の年の指名権を代わりに放出するという仕組み。プロテクトをかける場合、2020年の1巡目指名権にはTOP3のプロテクトをつけ、指名権が戻ってきた場合には、代わりに2021年のTOP5プロテクト付き指名権を渡すということが出来る。バックアップに含まれる指名権は放出するかが確定するまで他のトレードには使えないので、プロテクトがどこまでかかっているかを把握しておくことが重要だ。

テッド・ステッピンルール(Ted Stepien Rule)

自チームの1巡目指名権を連年でトレードに出す事を禁止するという規定(2巡目指名権は可能)。例えば、2021年の1巡目指名権をトレードで放出した場合、2022年の1巡目指名権を放出することはできず、スワップ権を放出することしかできない。

ポイズンピル

ルーキーが延長契約を結び、その契約が有効になるまでにその選手をトレードをする場合、放出チームはそのシーズンのサラリーで計算を行い、獲得チームは現在の契約を含めた総額の平均額でサラリーを計算をするという規定。

例えば、契約最終年5Mの選手で4年100Mの延長契約を結んだAという選手をトレードする場合、放出するチームは5Mの選手として扱い、獲得するチームは21M(105/5=21)の選手として扱うことになる。この影響でサラリー合わせが難しくなり、トレードを成立させることが難しくなる。

新CBA

2023-2024シーズンから適用される7年間の新たな労使協定で、これまでのCBAからの主な変更点は以下の通り。

  • インシーズン・トーナメントの導入
  • セカンドエプロンの導入
  • アワード選出には65試合の出場が必要
  • オールNBA選出のポジションレス化
  • 2-way契約可能人数が2→3人に増加
  • ベテラン契約延長が元のサラリーの120%→140%に増加
  • 特定選手以外のルーキー延長契約でも5年延長契約が可能(これまでは上限4年)
  • 特定選手の上限が撤廃(これまでは2人まで)

セカンドエプロン

2023年から適用される新CBAで導入された新しいライン(タックスライン+$17.5M)。このラインを超えると以下のような制限が加わる。

  • サラリーが増えるトレードは禁止
  • ミッドレンジ例外条項の使用禁止
  • 7年後の1巡目指名権のトレード禁止
  • バイアウトでの選手獲得禁止
  • トレードでの現金の使用禁止

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