【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-02-14 マジック@ラプターズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□TOR
ポートル加入の効果は!
□ORL
バンケロとフランツの活躍は!
総評
TOR
ポートルの加入
トレード期限までにチームを解体して再建に向かうなどのという噂があった中で、結局はポートルを獲得してプレーオフを目指すことを決断した。ポートルという安定したCの加入はPAでのPTSやREBでいい影響をもたらした。
また、シアカムがCとしてプレーしなくていいことによって特にOFがやりやすくなっているように見えた。アチウワやバーンズと並んでいることも合わさって簡単にサイズのミスマッチができていた。今後もサイズでの優位からPTSを伸ばすことが予想できる。
アウトサイドシュート
OFでの弱点はアウトサイドシュートだろう。トレントやアヌノビーの欠場もあって3Pが33.3%と低調だった。おそらくチームとしてDFで穴となるようなシューターの起用を好んでおらず、今後も獲得する可能性は低いだろう。今シーズンは調子を落としているバンブリートの復調に期待することになりそうだ。
まとめ
大きなトレードはせずにプレーオフを目指すことにしたが、ポートルの獲得でどこまで順位を上げられるかに注目だ。
ORL
PAへのDF意識
PAから74失点、DREB%が60.6%とPAでのDFに課題があることは明確だろう。サイズだけで言えばスターターにWCJ・フランツ・バンケロ、控えからモリッツ・ボルと劣ってはいないので、個人個人の意識が大きそうだ。
失点に関してはPAでのミスマッチやPnRからのドライブに対して周りがサポートの意識を持って、簡単なシュートをさせないように心がけたい。DREBに関してはゴール下で人数が優位な状況が多いので、しっかりとボックスアウトして相手を飛ばせないことが大事だろう。
若い選手が多く気が利くプレーや泥臭いプレーをする選手がいない。勝率を上げるためにはスタッツに残らない細かいプレーをしていくことが大事になるだろう。
バンケロとフランツのOF意識
今後チームの中心となっていくのは間違いなくバンケロとフランツだろう。十分なサイズがありながら動けてスキルがあり、BOSのテイタムとブラウンやLACのジョージとレナードのようなデュオになることが期待できる。
2人がより成長するためにはもう少しFGAを増やしてもいいだろう。2人ともチームプレーを意識しているのかシュートで終わってほしい場面でパスを選択することがある。パススキルがあることは素晴らしいが、時には他のオールスター選手のようにダブルチームが来ても簡単にパスを出さないくらいの気概があってもいいだろう。若くしてすでに平均20PTS近いスタッツを残している2人がどこまで成長するかは楽しみだ。
まとめ
怪我人が減ってから勝率5割以上を残しておりプレーイン進出も可能性が残っている。今シーズンどこまで勝率を伸ばせるのか注目だ。
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スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■TOR
□ゲイリー・トレントJr
□OG・アヌノビー
□オットー・ポーターJr
■ORL
□ジョナサン・アイザック
□コール・アンソニー
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/b582c21bd7aa09a05f6c7f601f62d79f.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
TORの勝因は下記の2点。
・OREB/PTS 2C
・PTS PA
TORはポートルを中心にOREBを稼ぎ、PTS 2Cを伸ばした。
PAでのPTSを多かったことが勝利につながった。
ORLは3PからPTSを稼いだ。
DREBやPAでの失点は改善点だ。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/41d096dc8256c1a9c0603dcbe836fc94.png)
シアカムとポートルを中心に多くの選手が2桁PTSを記録した。
シアカムのPTを抑えたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/3b3ff968bd107381d43ed2bbd4e0a657.png)
13REBのアチウワを筆頭にOREBを多く記録した。
バンブリートは15ASTと貢献した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/072f2f51cb21d3c59b3358958de167ae.png)
ポートルはすべての得点がPAでのPTSだった。
USG%が偏っていないのはいい傾向だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/6972844e1db95159416382e1060c2a38.png)
バンケロとフランツが伸びなかった分、WCJ・フルツとベンチからサッグスがPTSを伸ばした。
多くの選手にPTを与えているのは若いチームとしていい傾向だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/f65c40d833d188f6b8d1073b8537d526.png)
REBやASTは多くの選手が記録している。
DFの強度が高い相手にTOVを減らせるようにしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/27f98b8e7a26c4d61d466f04d636fe8c.png)
WCJ・フルツ・サッグスのPAでのPTSが多かったのが総得点が伸びた要因だろう。
USG%が偏っていないのはいい点だ。
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スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/c41dd16995464c21f13c1fd704ca3485-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/ec3a32386e337ad5ef0bb330c5970324-1024x614.png)
1QはTORがリードを奪ったが、2QにORLが一気に逆転に成功し前半を終えた。
3Qは再度TORが逆転し、4Qでさらにリードを広げそのまま勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/f77fe7d885d1e3d3dd7996ebd0b35f18-878x1024.png)
TORはトレントとアヌノビーの不在の影響かセカンドユニットの時間帯に停滞が見られた。前半は逆転を許したが、後半は対応してリードを縮められなかったのはさすがだ。
ORLはセカンドユニットの時間帯はフランツだけを残すいつものローテーションだった。アイザックやアンソニーが復帰して、新たに獲得したビタゼが出場可能になった時にどのよう配分になるか注目だ。
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