【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-05-16 レイカーズ@ナゲッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DEN
ヨキッチとマレーの活躍は!
□LAL
レブロンとデイビスの活躍は!
総評
DEN
ヨキッチ起点のハンドオフ
ヨキッチがハイポストやエルボーでボールを持った状態でのハンドオフから多くの得点を生み出すことが出来た。特にヨキッチにデイビスがマークしているときはミスマッチを避けるためにスイッチしないので、簡単にハンドラーがフリーになっていた。
次戦以降ではヨキッチのマークマンをデイビス以外に変更する時間が長くなることが予想される。その場合、ヨキッチのマークマンがスイッチしてくる可能性もある。ハンドラーがスピードのミスマッチを生かすか、ヨキッチがサイズやパワーのミスマッチを生かすかしっかりと判断して得点につなげたいところだ。
レブロンのポストプレイへのDF
特に終盤はレブロンがポストプレイからGの選手を狙うプレーが多くなる。OFの中心を担うマレーが狙われるとスタミナにも影響し、PFも増えてしまうので対応を考える必要がありそうだ。逆サイドにいるディフェンダーが早めにダブルチームを仕掛けて、素早いローテーションから3Pを防ぐなどが考えられるだろう。
この試合では高確率だったがLALの3P%は高い訳ではない。PAやFTからの失点が増えないようにDFプランを考えたいところだ。
まとめ
次戦も勝利してホームで優位に立ちたいところだ。
LAL
スターター
リーブス・シュルーダー・ラッセルの3Gでスタートしたが、13OREBを取られるなど明らかにサイズでの不利さを感じさせる前半だった。3Qの終盤以降、デイビス・レブロン・八村を並べた時間帯は追い上げており、DEN相手にGを多く起用するラインナップが効果的ではないことは明らかだった。
次戦はスターターに八村を起用することも考えられるが、問題はフロントコートの控えだろう。これまで3人で回していたが、全員をスターターにするとセカンドユニットの時間帯にGが多くなってしまう。バンダービルドやゲイブリエルのPTとGで誰のPTを減らすかが注目だ。
ヨキッチ対策
前半ヨキッチにデイビスをマークさせていたが、ヨキッチのポストプレイやハンドオフからDENのOFを止めることが出来なかった。終盤は八村をマークさせてデイビスがマークするように変更したことで、ヨキッチにFT以外からは得点させなかった。
次戦以降もデイビスをヘルプさせることは有効だと思うが、それに対してDENはデイビスのマークマンを外においてつり出したり、逆サイドでオフボールスクリーンをしてフリーを作るなどの対策をしてくるだろう。その場合にはデイビス以外の選手のDFでの対応力が求められる。
DENの修正に対して事前に対応策を練っておいて後手に回らないようにしたいところだ。
まとめ
アウェイで勝利できると一気に有利に立てるので、次戦は前半で差を付けられないようにしたい。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DEN
ー
■LAL
ー
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/d3d820821ba1c791580fa28d2c29def1.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
DENの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・OREB/PTS 2C
DENはFG・3Pを高確率で成功させて得点を伸ばした。
OREBを稼いで2Cからの得点を増やしたのも大きかった。
LALもFG・3Pを高確率で決め、FTから得点を伸ばした。
前半の大差が痛かった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/b69c7103beae1bfa423a45ebec56b131.png)
ヨキッチとマレーを中心に6人が2桁得点を記録して得点を伸ばした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/6a1d948f364c08924257f8e20c4f8c3d.png)
OREBを稼げたのが大きかった。
PFの多さが改善点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/4068377fc70ba3d7f788ad9b3791df31.png)
ヨキッチは2Cからも得点を稼いだ。
デイビス相手でもPAでの得点を継続していきたい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/e961cffa9b05e87ccdfd03bcee14f09d.png)
デイビスが40PTSとOFを引っ張った。
八村はベンチから17PTSと貢献した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/f19f801d50665e61941a27a1e4939793.png)
TOVの少なさは素晴らしい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/d130c2c67a049e7da5105d1a144e248b.png)
PAから得点を稼げているのは大きい。
USG%が偏っていないのも素晴らしい。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/ea1d536f3f7fe3a5bc0e95f7177bae6e-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/6c8785e8d38dcd6bb55458a062dbea96-1024x614.png)
1QはDENがスタートダッシュに成功して2桁差をつけた。
2QはDENが点差を維持して、20点近い差で前半を終えた。
3QはDENが20点差をつける時間帯もあったが、LALがセカンドユニットの時間帯に差を10点近くまで縮めた。
4Qは更にLALが差を縮め3点差まで追い上げたが、逆転は許さずDENが初戦をものにした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/7978f8b6c4c20755f223a60c8c0629f3-878x1024.png)
DENはヨキッチかマレーを残すようなローテーションだった。しばらく同じようなローテーションが続いているが、終盤に追い上げられたことを受けてローテーションの変更はあるだろうか。
LALはレブロンかデイビスを残すようなローテーションだった。フロントコートを3人にしてから明らかに追い上げたが、次戦でスターターの変更やG陣のPTの減少はあるか注目だ。
[afi]
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