【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-02-13 ティンバーウルブズ@マーベリックス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DAL
ドンチッチとカイリーの相乗効果は!
□MIN
ゴベアとチームメイトだったコンリーの加入でチームに変化は!
総評
DAL
ドンチッチのプレースタイル
カイリーの加入でドンチッチのOFでの負担が減ると予想されたが、現状はあまり相乗効果は見られない。ドンチッチが休む時間帯にPTSが止まらないという点ではカイリーの加入は間違いなくチームのOFにメリットをもたらしている。
しかし、ドンチッチがボールを持っているときにカイリーがコーナーに待機しているのでは、カイリーがいる必要はないだろう。また、カイリーがボールを持っているときにドンチッチがトップの3Pラインから離れた位置で突っ立っているのも良くないOFだろう。
ドンチッチが個人技で相手のダブルチームを攻略してPTSを稼ぐのも十分確率の高いOFだと思うが、カイリーがDFを引き付けるのを利用してより簡単にPTSにつなげる形も今後は見たいところだ。オフボールでの動きも含めて今後のドンチッチのOFでのプレースタイルの変化に注目したい。
PAのDF
相変わらずPAで相手に好き放題されている。サボニスやゴベアという選手を1人で守るのが難しいのは仕方ない。しかし、Cを1人だけ起用してその選手がPnRでつり出されることで、相手のCにミスマッチを付かれて簡単に失点したりOREBを取られるという形が多い。
4QはCの起用をやめてスモールラインナップで殴り勝つ道を選択した。MINがゴベアを下げて付き合ってくれたことでOFで上回ることでリードを詰めることが出来た。3Qまでと同じように中途半端なラインナップでズルズルいくよりはいい判断だったと思う。
しかし、試合を通じてずっとスモールラインナップを続けるわけにはいかない。ウッドのDFを隠すためにも4番で起用してもう1人Cを並べることでPAで相手に自由にさせないラインナップを試してほしいところだ。
まとめ
OFもDFも課題があるが、いろいろ試して少しずつ改善されることに期待したい。
MIN
エドワーズが休む時間帯
スタッツ上はエドワーズが休んでいる時間帯にリードを詰められる結果となった。FGAを見ても分かるようにOFの中心はエドワーズであり、それ以外の選手はバランスよくFGAを獲得している。エドワーズ以外に明確なOFオプションがないことで多少OFでの停滞感があるのかもしれない。KATが戻った時にこの問題が改善されるかは注目だ。
ゴベアのメリット・デメリット
DAL相手にPAでのゴベアの存在は特にOF面で有効で、FGを100%成功させたことやOREBからのPTSなど、DAL側にボールを持ったゴベアを止める手段は無かった。一方で、4QにCを起用しなかったDALに対してインサイドでゴベアがボールをもらえずにOFでのメリットが消えていた。
DFでもアウトサイドシュートが多いDALに対してゴベアのDF力は有効ではなかった。結果的にゴベアを下げざるを得なくなり、OF力で勝るDALが1ポセッション差まで迫る展開となった。
KATがしばらく欠場しているのでまだ結論は早いと思うが、相手のスモールラインナップに対する答えをどうするかは今後数年続く課題となるだろう。
まとめ
ゴベアとKATの共存が上手くいく日は来るのか注目だ。
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スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DAL
□マキシ・クレーバー
□デイビス・ベルターンス
□ティム・ハーダウェイJr
■MIN
□カールアンソニー・タウンズ
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/8474e9fc12aaf3a77300c504ebc6c4a0.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
MINの勝因は下記の2点。
・OREB
・PTS PA
MINはOREBを稼ぎ、2CでのPTSにつなげた。
また、PAでPTSを伸ばしたことが高確率のFGにつながった。
DALは3Pから多くのPTSを稼いだが、PAでの失点を減らすことが出来なかった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/eeadf8cca39d81cc206af707d2ee6943.png)
ドンチッチ・カイリーに加えてウッドがOFで貢献した。
主力のPTが増えているのが懸念点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/69e643c6a8d62761afea97535e926d6c.png)
TOVは減らせたので、次はPFも減らしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/d8664aa430bcd4a0e3fe0b28302f00b0.png)
ドンチッチのUSG%が高い。ドンチッチが出場しているときに他の選手でPTSを取れるかが課題だろう。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/08ab9e41e9a54c114bf62d5bfb840895.png)
エドワーズを中心にバランスよくPTSを稼いだ。
PT管理も素晴らしい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/80ef0d418bfcf9e6f0eebe822d8189a4.png)
ゴベアがREB、コンリーがASTでスタッツを残した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/0f0b8c48fc0939a12f257ae5c1b2a021-1.png)
エドワーズのUSG%が高いのは問題だろう。KATの復帰で改善されるか注目だ。
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スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/893538eba3f15ed0df5d1855f5700d83-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/60e8f3d870be3c030289b33af5aa698f-1024x614.png)
MINがじわじわと差を広げ、3Q途中で最大26PTSのリードを奪った。
DALは4Qに一気に差を縮め3点差まで迫るも追いつくことはできず、MINが勝利をものにした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/8514567077e6d5681b8ccd6f5d0e0bea-878x1024.png)
DALはTHJの代わりのスターターにはブロックを起用した。控えCは相変わらずマギーだったが、短時間でウッドに交代した。短時間ではあったが、ウッドとパウエルの併用も見られた。
MINはセカンドユニットの時間帯でオールベンチの時間帯も見られる。コンリーかエドワーズをコートに残してもいいと思うが、KATが戻った時に変化があるかは注目だ。
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