【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】ネッツのスタッツ分析(8~50試合目まで)

2023-03-29チーム,ネッツ,複数試合

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注目ポイント

ジャック・ヴォーンHC体制でのスタッツを振りかえってみる。
デュラント不在の影響は大きく、41~50試合を4勝6敗と失速して終えた。
通算では33試合で29勝14敗となったが、要因がどこにあるのか確認してみよう。
8~40試合目までの分析に関してはここから確認してほしい。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

スタッツ詳細

Rtg

・ヴォーン時代(8~40試合目)
  • ORtg:116.3(5位)
  • DRtg:109.8(3位)
  • NETRtg:6.5(3位)
・ヴォーン時代(41~50試合目)
  • ORtg:116.1(15位)
  • DRtg:115.8(16位)
  • NETRtg:0.3(19位)
・ヴォーン時代(8~50試合目)
  • ORtg:116.0(5位)
  • DRtg:110.9(5位)
  • NETRtg:5.1(4位)

41~50試合目の期間はORtg・DRtgともに順位を大きく落とした。ORtgに関しては数字自体は大きく変わっていないが、DRtgは約4下がっている。その結果、NETRtgがリーグ下位に近い数字になっている。
デュラント不在とシモンズ・ウォーレンの調子が上がっていないことを考慮すると耐えた方だが、SASやDETに負けたことを考えるともっと勝ちたかったところではある。

それではデュラントが出場していた40試合目までと欠場した41~50試合目までを比較しながら、それぞれの詳細を見ていこう。

OF面

・OF全般(8~40試合目)
  • PTS:114.7(14位)
  • ORtg:116.3(5位)
・OF全般(41~50試合目)
  • PTS:114.5(19位)
  • ORtg:116.1(15位)

PTSもORtgもスタッツ自体は大きく変化しておらず、ほかチームがOFで好調だったため順位が下がったようだ。

・OF効率(8~40試合目)
  • FG%:51.9(1位)
  • 3P%:40.5(1位)
  • eFG%:59.4(1位)
  • TS%:62.3(1位)
・OF効率(41~50試合目)
  • FG%:50.1(5位)
  • 3P%:40.1(5位)
  • eFG%:58.1(7位)
  • TS%:60.4(9位)

OF効率に関してはスタッツが少し下がっているがリーグトップ10には入っており、デュラント不在を考えると十分な結果だろう。

・OF回数(8~40試合目)
  • FGA:83.7(28位)
  • FTA:19.2(30位)
  • TOV:13.8(15位)
  • PACE:98.7(23位)
  • POSS:98.6(25位)
・OF回数(41~50試合目)
  • FGA:85.6(23位)
  • FTA:21.7(25位)
  • TOV:13.3(19位)
  • PACE:99.3(17位)
  • POSS:98.9(21位)

TOVが減りPACEが上がったことで、FGAが増えたことが分かる。

OF効率が多少下がったもののOF回数が増えたことで結果的にORtgのスタッツ自体はほとんど変わらなかった。デュラント不在で特にOF面で数字が悪化すると予想されていたが、PACEを上げることでなんとか対応できた形となった。

DF面

・DREB(8~40試合目)
  • DREB%:70.5(26位)
  • opp PTS 2C:14.3(25位)
・DREB(41~50試合目)
  • DREB%:67.1(30位)
  • opp PTS 2C:16.0(25位)

DREBに関しては更に数字が悪化しリーグ最低を記録した。そこから2Cでの失点が増えたことがDRtg悪化の要因の1つだ。デュラント不在に加えて、ウォーレンやシモンズが数試合欠場したので悪化するのは当然だろう。これ以上改善するにはロスターを変更するしかない。

・3P(8~40試合目)
  • opp 3PM:11.5(8位)
  • opp 3PA:32.7(9位)
  • opp 3P%:35.1(13位)
  • opp PTS 3P%:31.5(16位)
  • opp AST 3P%:83.9(19位)
・3P(41~50試合目)
  • opp 3PM:12.1(10位)
  • opp 3PA:32.2(9位)
  • opp 3P%:37.5(17位)
  • opp PTS 3P%:31.5(13位)
  • opp AST 3P%:82.7(18位)

opp 3P%は少し悪化している。3PAが増えているわけではないので、相手の3Pに対するDFが悪くなったということだろう。

・失点要因(8~40試合目)
  • opp PTS TOV:18.1(19位)
  • opp PTS FB:14.3(20位)
  • opp PTS PA:47.8(7位)
・失点要因(41~50試合目)
  • opp PTS TOV:14.3(7位)
  • opp PTS FB:11.9(6位)
  • opp PTS PA:49.4(11位)

TOVの減少でTOVやFBからの失点は減らすことが出来ている。一方でPAでの失点が増えており、DRtg悪化の要因となっていそうだ。

・PFとFT(8~40試合目)
  • PF:21.3(25位)
  • opp FTM:18.3(13位)
  • opp FTA:24.2(19位)
  • opp FT%:75.8(3位)
・PFとFT(41~50試合目)
  • PF:23.1(30位)
  • opp FTM:22.1(29位)
  • opp FTA:28.0(30位)
  • opp FT%:79.7(23位)

PFの増加とともにFTからの失点が増えていることは一目瞭然だ。デュラントの欠場でDFが苦手なセス・ハリス・ミルズ・キャムのPTが増えた結果だろう。

主要スタッツの成績と順位一覧

※ ()内は順位
※opp ○○は対戦相手のスタッツ(例:opp FG%は対戦相手のFG%=被FG%)

  • WIN%:67.4(4位)
  • PTS:114.7(12位)
  • FGM:43.2(7位)
  • FGA:84.1(28位)
  • FG%:51.5(1位)
  • 3PM:12.7(12位)
  • 3PA:31.4(22位)
  • 3P%:40.4(1位)
  • FTM:15.5(30位)
  • FTA:19.8(30位)
  • FT%:78.2(15位)
  • OREB:7.5(30位)
  • DREB:33.2(12位)
  • REB:40.7(28位)
  • AST:26.6(5位)
  • STL:6.9(17位)
  • BLK:6.6(1位)
  • TOV:13.7(16位)
  • PF:21.7(26位)
  • PTS TOV:16.3(22位)
  • PTS 2C:11.2(27位)
  • PTS FB:16.0(6位)
  • PTS PA:46.0(25位)
  • ORtg:116.0(5位)
  • DRtg:110.9(5位)
  • NETRtg:5.1(4位)
  • OREB%:21.9(30位)
  • DREB%:69.6(28位)
  • eFG%:58.9(1位)
  • TS%:61.7(1位)
  • PACE:98.9(21位)
  • POSS:98.7(24位)
  • PIE:53.2(2位)
  • PTS 2P%:53.2(13位)
  • PTS 3P%:33.2(10位)
  • AST 2P%:53.7(6位)
  • AST 3P%:80.8(22位)
  • opp PTS:110.1(3位)
  • opp FGM:39.6(3位)
  • opp FGA:88.1(15位)
  • opp FG%:45.0(2位)
  • opp 3PM:11.6(8位)
  • opp 3PA:32.1(6位)
  • opp 3P%:35.9(18位)
  • opp FTM:19.4(22位)
  • opp FTA:25.2(24位)
  • opp FT%:77.2(10位)
  • opp OREB:11.5(28位)
  • opp DREB:32.2(8位)
  • opp REB:43.7(18位)
  • opp AST:22.8(3位)
  • opp STL:7.2(11位)
  • opp BLK:3.6(2位)
  • opp TOV:13.0(20位)
  • opp PF:17.6(30位)
  • opp PTS TOV:17.2(17位)
  • opp PTS 2C:14.7(26位)
  • opp PTS FB:13.7(17位)
  • opp PTS PA:48.2(6位)
  • opp ORtg:110.9(5位)
  • opp DRtg:116.0(5位)
  • opp NETRtg:-5.1(4位)
  • opp OREB%:30.4(28位)
  • opp DREB%:78.1(30位)
  • opp eFG%:51.5(1位)
  • opp TS%:55.5(2位)
  • opp PACE:98.9(10位)
  • opp POSS:99.1(7位)
  • opp PIE:46.8(2位)
  • opp PTS 2P%:50.8(12位)
  • opp PTS 3P%:31.5(14位)
  • opp AST 2P%:47.3(7位)
  • opp AST 3P%:83.6(20位)

総評

ヴォーンHC体制(8~50試合目まで)でのBKNのスタッツを分析してみた。
デュラントの不在でOFが大きく悪化すると思われたが、意外にもそこまで大きく悪化はしなかった。
一方でDF面の悪化は深刻で2C・FT・3Pと様々な原因で失点が増えていることが分かった。(ウォーレンやシモンズの欠場も影響したと思われる。)
これ以上DFを改善するためには現状のロスターでは限界があり、ウィングや控えCの補強が必要だろう。デュラントの復帰までにトレード期限を迎えるので、フロントがどう動くかには注目だ。

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