【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-16 キングス@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
ブリッジスとクラクストンの活躍は!
□SAC
フォックスとサボニスの活躍は!
総評
BKN
DFの仕上がりと停滞するOF
DFに関しては、直近10試合のORtgが121.7のSACをこの試合では107.4に抑えており、かなり仕上がっているように感じた。DFの苦手なセス・キャム・ハリスを起用して、フォックスやモンクを抑えており、BOSやNYKのようにGやFがメインスコアラーのチーム相手にはプレーオフでもかなりいい勝負ができそうだ。
一方でOFは得点パターンが作り出せないでいる。DFを引き付けられる選手が少ないので、フリーで3Pを打つ機会を作り出せないのが得点が伸びない要因だろう。また、3Pが不調のときに個人技で得点を取れるのがブリッジス・ディンウィディー・セス・キャムくらいしかいない。
現状ブリッジスは安定して得点が取れるが、まだチームとしてブリッジスのOFを増やそうという方針ではなさそう(FGAが少ない)なので今後変化があるか注目だ。ディンウィディーはPGとしては優秀だがスコアラーとしては少し不安定な面も見られる。セスとキャムはDF面での不安からなかなか長時間起用しにくい。
ローテーションメンバー
前半はキャムとハリスが起用されたが、後半はサムナーと渡邊が起用された。サラリーや若さを考えるとキャムやハリスに活躍してほしかったところだと思うが、もうPTを与えるのが厳しいという判断なのかもしれない。セカンドユニットでサムナーや渡邊が起用されるとペイントアタックやDFなど違った影響をチームに与えると思うので、今後2人のPTが増えるのかには注目だ。
まとめ
スターター+ロイスのDFはかなり仕上がってきたように思う。OFやREBをどう改善していくのかに注目だ。
SAC
相性が悪いチーム
サボニス以外の得点源はかなりFGを抑えられ、チームでFG%が40%を下回る結果となった。MILのようなPAを固めるDFプランの相手は特に苦戦しなかったが、BKNのように優秀なペリメーターディフェンダーを揃えるチームとは相性が悪いのかもしれない。
他に同じようなDFプランのチームはBOSとLACあたりだと思うので、特にLACとプレーオフで当たった時の対応は考えておく必要がありそうだ。
怪我問題
今試合でハーターが怪我で途中退場となってしまったが、幸い大事には至らず長期離脱は避けられそうだ。代わりにエドワーズが活躍したようにウィングの層が厚くなったように感じるのはチームとしては安心材料だ。しかし、フォックスやサボニスは替えが効かない選手なので、今後はどう怪我を避けながら残りのレギュラーシーズンを戦うのが問題だ。2位を目指して戦い抜くのか3位でもいいので主力を休ませるのか注目したい。
まとめ
プレーオフはほぼ確定なので怪我にだけ気を付けたい。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□ベン・シモンズ
■PHI
□リショーン・ホームズ
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/9a0173a7a0de8b26d2d653a18361883a.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
SACの勝因は下記の2点。
・FTM
・OREB/PTS 2C
SACはFGや3Pは抑えられたが、FTで得点を伸ばした。
また、OREBから2Cでの得点も伸ばした。
BKNは得意のDFでFGを抑えたが、得点を伸ばすことが出来なかった。
DREBからFBの得点などを増やしたいところだ。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/4ffb3e136f63ff999dfee5b839319b96.png)
ブリッジスの23PTSを筆頭に5人が2桁得点を記録したが、総得点は伸ばせなかった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/60f23a3ce471ea4d7e7af50124510fb9.png)
クラクストンは14REBと活躍しているので、ほかの選手のREB意識を高めたい。
TOVの少なさは素晴らしく、PFを減らしたい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/9842681487a414e29068aba14e0f673d.png)
USG%が偏っていないが、OFの中心選手がいない裏返しでもある。
今後の変化に注目な点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/79113cf54929a268eac4cffb7daa259e.png)
サボニスの24PTSを筆頭に7人が2桁得点を記録したが、かなりFGを抑えられたと言えるだろう。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/d51d30751550cf0df2bf4c9f724ffba4.png)
サボニスは7OREB・4BLKとインサイドで活躍した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/bafebfd598bb2ca99f65125ea7f0a58b.png)
サボニスはFT以外の得点はすべてPAで稼いだ。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/880a9369482b8f7ecb305cbef9ab51a9-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/b6b9470ed811ffbd2f1cbbced4ecb0ba-1024x614.png)
1QはBKNはスタートダッシュを切りリードしたが、セカンドユニットの時間帯でSACはすぐに追いついた。
2Qの終盤にBKNの得点が止まっている間にSACがリード2桁に広げて前半を終えた。
BKNは3Qの中盤に差を少し縮めたが5点以下にすることはできず、そのままSACが勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/9c631acde6e8cca971affd3a099890bb-878x1024.png)
BKNはスターター+ロイスがメインローテーションだった。セスはシュートが好調で4QにPTを伸ばした。キャム・ハリス・サムナー・渡邊など今後7人目以降のPTを誰が勝ち取っていくのかに注目だ。
SACはフォックスがセカンドユニットの時間帯に残るローテーションだった。フロントコートの層が薄いので、どうやってサボニスの負担を減らしてくかが注目だ。
[afi]
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