【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】キャバリアーズのプレーオフのスタッツ分析
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
プレーオフ1回戦をNYKと戦い、1-4で1回戦敗退となった。
スタッツから要因を分析していこう!
レギュラーシーズンスタッツ(61~80試合目)
スタッツの用語について
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
対戦結果
- 日時:2023/4/15 CLEvsNYK スコア:*97-101 勝敗:Lose
- 日時:2023/4/18 CLEvsNYK スコア:107-*90 勝敗:Win
- 日時:2023/4/21 CLE@NYK スコア:*79-*99 勝敗:Lose
- 日時:2023/4/23 CLE@NYK スコア:*93-102 勝敗:Lose
- 日時:2023/4/26 CLEvsNYK スコア:*95-106 勝敗:Lose
スタッツ詳細
プレーオフ出場は16チームなので、おおよその目安は下記の通り。
- 上位クラス:*1~*5位
- 平均クラス:*6~11位
- 下位クラス:12~16位
Rtg
- ORtg:102.0(16位)
- DRtg:107.4(4位)
- NETRtg:-5.4(12位)
OFはワースト、DFは上位だった。NETRtgは下位クラスとなっている。
それぞれの要因を確認していこう。
OF面
OFの特徴を見てみよう!
□OF全般
- PTS:94.2(15位)
- ORtg:102.0(16位)
PTSはワーストクラス・ORtgはワーストだった。
□OF効率
- FGM:35.2(15位)
- FG%:45.0(12位)
- 3PM:10.0(14位)
- 3P%:32.3(12位)
- FTM:13.8(13位)
- FT%:74.0(15位)
- eFG%:51.4(13位)
- TS%:54.5(13位)
FG%・3P%は下位クラスだった。
TS%も下位で効率よく得点できているとは言えない。
□OF回数
- FGA:78.4(15位)
- 3PA:30.6(14位)
- FTA:18.6(12位)
- OREB:9.2(12位)
- TOV:15.2(16位)
- PACE:92.6(13位)
- POSS:92.4(14位)
PACEはかなり遅く、TOVが多くOREBが少ないので、FGAはワーストクラスになっている。
□2Pと3P
- PTS TOV:15.2(12位)
- PTS 2C:11.0(13位)
- PTS FB:11.0(12位)
- PTS PA:43.2(15位)
- PTS 2P%:54.0(4位)
- PTS 3P%:31.5(13位)
- AST:22.0(12位)
- AST 2P%:54.9(4位)
- AST 3P%:78.9(9位)
TOV・2C・FB・PAからの得点はすべて下位クラスだった。
得点は2Pの割合が多め。
ASTからの得点は少ないが、ASTありの2Pの確率が高い。
総括するとOFの特徴は以下の通り。
- ワーストクラスのPACE
- TOVは多い
- FGA・3PAは少なく、FG%・3P%も低い
- 2Pでの得点割合が高い
- ASTあり2P%は高い
得意な得点パターンが無いので、ORtgの改善には、抜本的なOFプランの改造が必要そうだ。
DF面
DFの特徴を見てみよう!
□FG%
- opp FGM:36.0(3位)
- opp FGA:83.8(4位)
- opp FG%:42.9(2位)
- opp 3PM:8.4(1位)
- opp 3PA:29.8(2位)
- opp 3P%:28.1(1位)
FG%・3P%がともに高成績で、特にopp 3P%はトップだった。
PACEが遅いことも、opp FGM・opp 3PMの少なさに影響しているだろう。
□DREB
- DREB:28.0(16位)
- DREB%:60.8(16位)
- opp OREB:15.0(16位)
- opp OREB%:39.2(16位)
- opp PTS 2C:18.2(14位)
DREBがワーストで、2Cからの失点も多い。
CLEのフロントコートの層が薄いことと、NYKがOREBに力を入れていることの両方が影響しているだろう。
□PFとFT
- PF:20.4(8位)
- opp FTM:19.2(13位)
- opp FTA:25.4(13位)
- opp FT%:74.9(5位)
PFは平均程度だが、FTからの失点は多い。
□2Pと3P
- opp PTS TOV:22.2(16位)
- opp PTS FB:15.6(13位)
- opp PTS PA:46.4(5位)
- opp PTS 2P%:55.3(14位)
- opp PTS 3P%:25.3(2位)
- opp AST:18.2(1位)
- opp AST 2P%:41.1(1位)
- opp AST 3P%:81.8(13位)
TOVからの失点はかなり多いが、PAでの失点は少ない。2Pからの失点が多め。
ASTありの失点はトップに少ない。
DFの改善のためには、DREB%を上げることととTOVからの失点を減らすことが必要だ。
主要スタッツの成績と順位一覧
※ ()内はプレーオフ1回戦での順位
※opp ○○は対戦相手のスタッツ(例:opp FG%は対戦相手のFG%=被FG%)
・プレーオフ平均
- PTS:94.2(15位)
- FGM:35.2(15位)
- FGA:78.4(15位)
- FG%:45.0(12位)
- 3PM:10.0(14位)
- 3PA:30.6(14位)
- 3P%:32.3(12位)
- FTM:13.8(13位)
- FTA:18.6(12位)
- FT%:74.0(15位)
- OREB:9.2(12位)
- DREB:28.0(16位)
- REB:37.2(15位)
- AST:22.0(12位)
- STL:6.8(10位)
- BLK:4.0(10位)
- TOV:15.2(16位)
- PF:20.4(8位)
- PLUS MINUS:-5.4(12位)
- PTS TOV:15.2(12位)
- PTS 2C:11.0(13位)
- PTS FB:11.0(12位)
- PTS PA:43.2(15位)
- ORtg:102.0(16位)
- DRtg:107.4(4位)
- NETRtg:-5.4(12位)
- OREB%:27.5(11位)
- DREB%:60.8(16位)
- eFG%:51.4(13位)
- TS%:54.5(13位)
- PACE:92.6(13位)
- POSS:92.4(14位)
- PIE:47.0(11位)
- PTS 2P%:54.0(4位)
- PTS 3P%:31.5(13位)
- AST 2P%:54.9(4位)
- AST 3P%:78.9(9位)
- opp PTS:99.6(3位)
- opp FGM:36.0(3位)
- opp FGA:83.8(4位)
- opp FG%:42.9(2位)
- opp 3PM:8.4(1位)
- opp 3PA:29.8(2位)
- opp 3P%:28.1(1位)
- opp FTM:19.2(13位)
- opp FTA:25.4(13位)
- opp FT%:74.9(5位)
- opp OREB:15.0(16位)
- opp DREB:30.4(4位)
- opp REB:45.4(11位)
- opp AST:18.2(1位)
- opp STL:10.0(16位)
- opp BLK:4.6(10位)
- opp TOV:12.8(9位)
- opp PF:17.4(13位)
- opp PTS TOV:22.2(16位)
- opp PTS 2C:18.2(14位)
- opp PTS FB:15.6(13位)
- opp PTS PA:46.4(5位)
- opp ORtg:107.4(4位)
- opp DRtg:102.0(16位)
- opp NETRtg:5.4(12位)
- opp OREB%:39.2(16位)
- opp DREB%:72.5(11位)
- opp eFG%:47.9(2位)
- opp TS%:52.4(2位)
- opp PACE:92.6(3位)
- opp POSS:92.8(4位)
- opp PIE:53.0(11位)
- opp PTS 2P%:55.3(14位)
- opp PTS 3P%:25.3(2位)
- opp AST 2P%:41.1(1位)
- opp AST 3P%:81.8(13位)
総評
OF面では、得意な得点パターンが無いので、抜本的なOFプランの改造が必要そうだ。
DF面では、DREB%を上げることととTOVからの失点を減らすことが必要だ。
CLEはシーズンを通してSFのスターターの固定に悩んだが、ミッチェル・ガーランド・モーブリーといったコアは固まっている。
オフシーズンの注目点は以下などがある。
- SFポジションをどうするか(ルバートと契約延長を結ぶか)
- フロントコート(アレン・モーブリー)の控え
[afi]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません