【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-15 シクサーズ@キャバリアーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□CLE
ミッチェルとガーランドの活躍は!
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
総評
CLE
OFの下振れ
ミッチェルとガーランドの3Pが不調だったこととアレンが欠場していたことを考えるとOFが下振れたと言えるだろう。ミッチェルはシーズン平均38.0%・ガーランドが41.9%なので、この試合では2人とも1/7だったことを考えるとアンラッキーだった。
2人が不調の時に3人目のハンドラーとしてルバートがこの試合のような活躍をしてくれれば、さらにOFは安定しそうだ。また、アウトサイドシュートが不調な時にアレンやモーブリーがPA付近で得点することも期待したい。DFは安定しているので、プレーオフではOFが課題となるだろう。
PAに入らせないDF
チームとしてPAに簡単に侵入させないDFが徹底されていた。全員がPAの周りにいてドライブに対するヘルプとスイッチからローテーションの意識が根付いていた。自分のマークマンだけでなく複数人を守るようなポジショニングをしているのがDFの硬さの要因だろう。
アレンの不在とエンビードの存在感でシューターへのチェックが少し遅れたことが3Pを高確率で成功された要因だろう。3P主体のチームと相性が悪いのか気になるところではある。
まとめ
DFが安定しているのでどことでもいい勝負ができるだろう。プレーオフではミッチェルやガーランドのOFでの安定した活躍が重要になりそうだ。
PHI
エンビードの負担
得点ランキングで1位になるほどアンストッパブルな選手であり、特にハイポストからのミッドレンジは止めようがない。DFでも15DREB・4BLKとDFが得意でない周りの選手のカバーをしながらPAを守っている。代わりの利かない選手なことでPTが伸びてしまい、TOVやPFが増えてしまうのも仕方ないだろう。
プレーオフで相手がダブルチームに来た時に、この試合のように周りが高確率でシュートを決められるかが注目だ。
DFの改善
ここ10試合でDRtgが118.1となっており、シーズン平均112.5と比べて悪化している。要因としてはopp FG%が48.4でリーグ19位、opp 3P%が39.2%でリーグ27位と相手のFGを止められていないことがある。TOVやFB・PAなどの失点が多くないことから、個人技での失点が多そうだ。
スターターをメルトンからマキシーに変えた影響があるかは分からないが、今後どう改善にするのかに注目だ。
まとめ
プレーオフではエンビードへのダブルチームの対応とDFの改善に注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■CLE
□ジャレット・アレン
■PHI
ー
チームスタッツ
PHIの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・OREB
PHIはTOVが多い影響でFGAが少なかったが、FGや3Pを効率よく成功させて得点を伸ばした。
また、OREBがらFGAにつなげたのも大きかった。
CLEはFG%や3P%が低調でFGAでの優位を生かせなかった。
得意のDFから多くのTOVにつなげられたのは好材料だ。
プレイヤースタッツ
ルバートが得点で貢献した。
ミッチェルとガーランドの2人ともが不調だったのは想定外だろう。
モーブリーは12REBと活躍した。
TOVの少なさは素晴らしい。
モーブリーとミッチェルを中心にPAで得点できたのは大きかった。
USG%が偏っていないのはいい点だ。
エンビード・ハーデン・マキシーが得点を伸ばした。
エンビードは18REBと活躍したが、TOVとPFを改善したい。
エンビードとハーデンのUSG%が30%を超えているが、許容範囲内だろうか。
スコア推移とプレイタイム
1QはCLEの得点が止まっている間にPHIがリードを広げた。
CLEはセカンドユニットは時間帯に差を詰め、リードして前半を終えた。
CLEは3Qにスタートダッシュを切り2桁リードを得たが、5分以上得点が止まり一気に逆転を許した。
PHIは4Qの中盤でリードを広げそのまま勝利した。
CLEはミッチェルとモーブリーが1Qフルで出場するローテーションだった。本来は2Qの最初をガーランドとアレンの組み合わせにしたいのだろう。ルバートがベンチから出てきて、セカンドユニットを引っ張っていた。フロントコートの層の薄さが気になる点だ。
PHIはエンビードとマキシーが1Qフルで出場し、2Q序盤はハーデンがコートに残るローテーションだった。マクダニエルズが出場するときはどういうローテーションなのかは注目だ。
[afi]
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