【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-07 ホーネッツ@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
デュラントとカイリーの負担を減らせるか!
□CHA
ラメロとヘイワードが不在だがどう戦うのか!
総評
BKN
デュラントの効率的なOF
この試合ではデュラントがシュートに行くまでの時間が短いように感じた。45°で無理やりボールをもらってDFが厳しい状態からOFを始めるのではなく、カイリーへのスクリーンやローポストでスクリーンをしてもらってマークマンとずれを作ってからボールをもらい短時間でミッドレンジシュートを放っていた。
このやり方がデュラントの疲れとTOVを減らせる理想のOFスタイルだと思う。DFを引き付けられるカイリーの存在も大きいので、2人がコートにいるときはこの方法を続けていってほしい。
大量リードした試合の進め方
20点近いリードを作り主力のPTを抑えられた理想的な前半に比べて、後半はダラダラと点差を縮められる展開となった。要因となったのはDREB(前半:21本、後半:13本)、TOV(前半:3個、後半:7個)、PF(前半:7個、後半13個)辺りだろう。
点差がついた状態でハーフタイムを挟み集中力が切れたのか、失点につながるミスが多くなってしまった。不用意なファールからバスケットカウントを与える場面も見られた。
特に3Qの終わりにデュラント+ベンチメンバーにして一気に詰められており、選手起用はもう少し慎重になるべきだったのかもしれない。この辺りはHCの采配の影響が大きいと思うので今後の修正に期待したい。
DFの不安定さ
現状DFで不安な部分があるのはカイリー・セス・マーキーフだと思う。カイリーは1on1へのDFはいいが、オーバーヘルプやギャンブル的なダブルチームでフリーを作ることがある。セスとマーキーフはローテーションミスや簡単にドライブで抜かれる場面が見られる。
カイリーとセスの同時起用は避けたいのが本音だろう。また、クラクストンの代わりにマーキーフを起用するとPAのDF強度が一気に下がるので長時間起用できない。これがバックアップCの必要性が叫ばれる要因だろう。
差を詰められないようにするためには試合を通じてDFを安定させる必要がある。シモンズと渡邊の復帰である程度解決すると思うので、2人の復帰が待たれる。
まとめ
試合を通じて理想の進め方が出来ないのは今後の課題だろう。シモンズと渡邊が近々復帰ということでベストメンバーでの試合が楽しみである。
CHA
主力の不在
現状、ラメロが3試合・ヘイワードが11試合にしか出場できていない。2人とロジアー・ウーブレなどが揃えばプレーオフも目指せると思うが、いない以上勝率が低くなるのもしょうがないだろう。特にヘイワードはCHAに加入してから怪我が多く安定して試合に出れていない。
ラメロがルーキー契約の内にある程度上位を目指したかったところだろうがそれも難しそうだ。となると、ほかのチームの高額契約の選手と指名権を受け取ってサラリーダンプ的な動きに切り替えるかもしれない。
まとめ
中々主力が揃わない中、チームの方向性をどうするかには注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□渡邊雄太
□ベン・シモンズ
■CHA
□ゴードン・ヘイワード
□ラメロ・ボール
チームスタッツ
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2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BKNの勝因は下記の2点。
・FG%
・AST
BKNはFGを高確率で決めた。
ASTも多くボールが回っていたのが大きい。
CHAは3Pを高確率で決めた。
PAで66PTSをインサイドを攻められたのは良かった。
プレイヤースタッツ
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セスがベンチから20PTSとデュラントとカイリーをサポートした。
前半の大量リードのおかげで主力のPTを少し減らせたのはいい点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/af87997b0a0939ea28339c99abd2f1de.png)
デュラントとカイリーのASTが多いのはチームOFがうまくいってるからだろう。
DREBとTOVは良かったが、PFはまだ減らしたい。
特に不用意なファールでバスケットカウントを与えないように気を付けたい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/ffe676c77fd3ea0734a2aee512d0888a.png)
デュラントとカイリーの1on1、インサイドのクラクストン、ベンチからセスとサムナーといいバランスのOFとなっている。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/ce78880391f7cd24ec7c5cd11d923289.png)
ロジアーとウーブレを中心にスターター全員が2桁PTSを取れている。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/3746501e9aa63d1b6d48788071b2f3fc.png)
プラムリーは4OREBとインサイドで活躍しているが、5ASTもありがたい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/cd166a306fa54231b9ad8aff4beee306.png)
PAで2桁PTSの選手が4人とインサイドを攻めることが出来たのは大きい。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/355e6a0323b8b53e5eacea1d11c58d1b-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/68016ba52388e31598a18de9d82d8536-1024x614.png)
BKNが前半で最大23PTSのリードを奪ったが、CHAが3Q後半から4Q前半で一気に5点差まで縮めることに成功した。だが、なんとか逆転することは許さずにBKNが勝利を収めた。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/5e66a0f38515d81ebaee7000da8ac648-878x1024.png)
BKNはセカンドユニットの時間帯にカイリー+ベンチメンバーとデュラント+ベンチメンバーという風に選手を起用している。2Qのカイリー+ベンチメンバーのは一気にリードを広げたが、3Qのデュラント+ベンチメンバーは一気にリードを縮められることとなった。この辺りをどう修正するかは注目だ。
CHAは前半のセカンドユニットの時間帯に一気にリードを広げられてしまった。主力の不在で選手層が薄くなっており、仕方ない部分もあるだろう。
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