【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-06 ラプターズ@ナゲッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DEN
ヨキッチとマレーの活躍は!
□TOR
シアカムとバンブリートの活躍は!
総評
DEN
ローテーションとPT
ローテーションの人数は9人、セカンドユニットはKCP+ベンチメンバー、PTは全員36分以下と選手起用が完全に構築されている。G・F・Cにそれぞれ控えがおり、サイズ的にもバランスがいい。OFではヨキッチに頼りきりではなく、ほかにも点が取れる選手が揃っている。レギュラーシーズンは安定して戦えると思うので、プレーオフをどこまで進めるかが注目点だ。
PAのDFとセカンドユニットのOF
懸念点は2つあるが、1つ目はPAのDFだ。TORにヨキッチのドロップDFを攻められPAから多くの失点をした。また、ポートルに対してもゴール下で多くの失点を許した。より支配的なビックマンに対してどう守っていくかがプレーオフでの課題になりそうだ。
2つ目はセカンドユニットのOFだ。セカンドユニットのOFの起点はブラウンとジャクソンだが、安定感があるとは言えない。この試合もジャクソンが苦手な3Pを決めてもOFは停滞感があった。セカンドユニットの時間帯にどれだけ差をつけられないかが重要になってくるだろう。
まとめ
プレーオフを見据えて戦略を練っていきたいところだ。
TOR
ヨキッチ対策
ヨキッチに対してポートルをつけるのではなく、主にアヌノビーをつけていた。狙いとしてはPnRに対してスイッチしやすくするということがあったと思うが、それを分かってかDENはヨキッチがスクリーナーになることはあまりなかった。ヨキッチにCをマークさせずにPAに残しておくことはDEN対策の1つのプランとなるだろう。
火力不足
ポートルの加入でPnRからハンドラーのミッドレンジでの得点やポートル自身のPAでの得点でOFのパターンは増えたものの、3Pが得意な選手が少ないことで火力不足感は否めない。おそらくナースHCがDFのできないシューターを好んでいないようなので、今後もシューターをロスターに加えることは無いと思われる。今シーズンはシアカムやバーンズのOF力の底上げに期待する必要があるだろう。
まとめ
プレーオフで勝ち進むためにはOFの改善が必要そうだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DEN
ー
■TOR
□オット・ポーターJr
チームスタッツ
DENの勝因は下記の2点。
・3P%
・STL/PTS FB
DENはMPJやジャクソンが3Pを高確率で成功させPTSを伸ばした。
多くのSTLからFBを出せたのも大きかった。
TORは2Cから得点を稼いだが、あと少し相手のシュートを止められなかった。
プレイヤースタッツ
ヨキッチのFGAが8本だけというのは素晴らしい。
PT管理も素晴らしく完成度は高いと言える。
ヨキッチは13REB・9ASTとTDに近い活躍を残した。
チームでPFの少なさが目立った。
多くの選手がPAで得点しており、OFの安定感を生んでいる。
USG%が偏っていないのも素晴らしい。
スターターが全員2桁得点をバランスが良かったが、ポートル以外はもう少しFG%を上げたいところだ。
バンブリートは14ASTを素晴らしかったが、TOVとPFは改善点だ。
USG%が30%を超えている選手がいないのは素晴らしいが、絶対的な1stオプションがいないとも言えるのかもしれない。
スコア推移とプレイタイム
前半はTORが常にリードを奪う展開だった。
3Qに一時DENが逆転するものの再度TORがリードを奪い4Q終盤まではリードしていた。
試合残り数分で一気にDENがリードを奪いそのまま勝利した。
DENはセカンドユニットの時間帯にKCPとベンチメンバーを起用している。アウトサイドシュートが不調の時にどうやってリードを奪われないかが今後の課題だ。
TORは前半はシアカム、後半はバーンズがセカンドユニットの時間帯に残っていた。控えCが不在でトレントやバートンとOFが得意な選手がいるので、OFで優位に立ちたいところだ。
[afi]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません