【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-03-07 ジャズ@マーベリックス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DAL
ドンチッチとカイリーの活躍は!
□UTA
マルカネンの活躍は!
総評
DAL
4Qのドンチッチ
4QのドンチッチはFGAが3Pの2本だけだった。PTが6分未満と少なかった影響もあるが、4Qの平均得点がリーグ1位のカイリーの存在と自身のFG%が低かったことを考えるといい判断だったと思う。ドンチッチ自身のOFが得点の期待値が高いことは間違いないが、カイリー以外にも好調の選手に1on1をさせるようにパスを散らすことが今後は必要になってくるだろう。
自身がDFを引き付けたあとに決定的なパスを出すのではなく、ショットクロックが残っている状態でパスを出して1on1をさせるというOFもあってもいいだろう。特にウッドはボールを持たせれば得点が期待できるので、カイリーのようにPnRからサイズのミスマッチを作ってOFをしやすくしたり、ポストアップを指示してボールを入れたりするのは参考にしたい部分だ。
ローテーション
2Qにウッドとクレーバーを並べて一気にリードを広げ、その後Cを1人だけにして一気にリードを溶かしたということがあった。まだスモールサンプルだがウッドとクレーバーを並べるのは強みになりそうだし、コーチ陣もそのような起用をしたいと考えているようだ。
個人的に今後の理想のローテーションは、スターターのGがドンチッチとカイリー、Fがグリーンとウッド、Cがクレーバー、セカンドのGがTHJ、Fがブロックとホリデー、Cがパウエルだと思う(ピンポイントでマギー、ニリキナ、モリス)。ウッドはスターターで使って30分程度起用してほしいが、コーチ陣が何かしらの理由で嫌がるのであれば、ブロックとパウエルをスターターにするのがいいだろう。
まとめ
順位を争うチームに勝てたのは大きい。このまま勝利を積み重ねて6位以内を目指したい。
UTA
マルカネンの活躍
オールスターに選ばれるほどの活躍をしているマルカネンだが、今後のジャズの中心を担っていくことは間違いないだろう。213cmもありながら高確率で3Pを沈め、走れるというのはかなりの強みだ。高さを生かして普通の選手ではフリーでは無いような場面でも3Pを打てるのではそうそう守れる選手はいない。怪我に気を付けて活躍を続けてほしいところだ。
残りのシーズンの過ごし方
クラークソンやセクストン・ケスラーといった主力が欠場し敗北したことでWest13位まで順位を落とした。トレードで売り手に回って戦力が落ちたこともあり、混戦のWestとはいえ今後順位を上げることは目指さずに来年のドラフトを見据えているような気がする。残りのシーズンは誰を残すのは判断するために若手にPTを与えることになりそうだ。
まとめ
若手の活躍に期待だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DAL
□ジャベール・マギー
■UTA
□ウォーカー・ケスラー
□コリン・セクストン
□ジョーダン・クラークソン
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/84cae9783f9f6151d2a5d48f0c67d3c8.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
DALの勝因は下記の2点。
・3P%
・PTS FB
DALはTHJを中心に高確率で3Pを成功させた。
また、カイリーがFBから12PTSとPAECの早いバスケで得点を重ねた。
UTAはOREBから2Cでの得点を稼いだが、FG%が低調だった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/dc3037e2ff5724413bb1cdec7d893b52.png)
THJが3Pを7/9で成功させ、ドンチッチとカイリーをサポートした。
カイリーは4Qに17PTS・3ASTと多くのPTSに関わった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/65ab2f39cc1dcae2ed2e991b717dee65.png)
DREBにはまだ課題があるのでボックスアウトの意識を高めたい。
ドンチッチはTOVを減らしたい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/bccceaee87115bc238616304c99f9ca7.png)
ドンチッチのUSG%が少し下がったがそれでも高い。30%程度に抑えたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/dbe8c91b61c5aa078c52ffa83d431f4d.png)
マルカネンがOFの中心を担った。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/59bfa7b2746890d3d1ef49d53049db4e.png)
バランスよくREBやASTを記録しているのはいい点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/ec7ccf4fa0b84a31894a9661ebdfe720.png)
マルカネンはPAでもPTSを稼いでいるのが素晴らしい。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/b6848900a7037da2efb3a8602a222fc9-1-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/71f4d3e2775996a9cc96eaa5a5323094-1-1024x614.png)
DALは前半のセカンドユニットの時間帯に一気にリードを広げたが、すぐに差を詰められ同点で前半を終えた。
後半はリードが頻繁に入れ替わる展開となったが、4Qの終盤にDALが5点以上広げリードを守って勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/03/f8fc30d70ffff9a7be33063de66f603e-878x1024.png)
DALはTHJとウッドをベンチの起爆材としてセカンドユニットの時間帯に起用するローテーションだった。スターターのグリーンも早めに一回下げてセカンドユニットの時間帯に起用している。ドンチッチと相性のいいパウエルが今後もスターターのままなのかが注目だ。
UTAは主力の不在もあり短時間で交代させ、いろんな選手にPTを与えていた。THTやアバジがOFで貢献できるようになってほしいところだろう。
[afi]
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