【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-05-05 セルティックス@シクサーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
□BOS
テイタムとブラウンの活躍は!
総評
PHI
エンビードのDFでの負担
エンビードは相変わらずPAでの存在感を見せており、この試合も4BLKと活躍を見せた。一方で、後半は疲れが見えテイタムやブラウンのスピードに対応できなくなっているように見えた。
要因となっているのはPnRでエンビードが狙われている点だろう。ドロップDFをすると3Pを決められ、スイッチするとハンドラーに1on1を仕掛けられる。できればスイッチせずにチェイスして3Pを打たせないようなDFをしたいが、ハーデンやマキシーにそのようなDFを期待できるかは分からない。
BOSは多少ブロックされても気にせずペイントアタックをしてくるので、DF面でのエンビードの負担はかなり大きい。失点を減らすためにどれだけエンビードの負担を減らせるかが課題だ。
ハンドラーへのDF
BOSのハンドラーへのDFプランは、PnRに対してチェイスして3Pは簡単に打たせない、ペイントアタックに対してはコーナーのDFがヘルプする、コーナーへのキックアウトはローテーションで守るがある程度許容する、といった感じになっている。
このDFプランで、ハーデンとマキシーは3Pが5/15、PAは2/12と抑えられた。なんとか接戦に持ち込めたのは、タッカーやメルトンの3Pが高確率だったからである。それでも2桁差を付けられたことを考えるとハーデンとマキシーが得点を増やす方法を考えないと行けない。
シューターを減らしてハンドラーを増やすなどドックHCが何か対策をしてくるのか注目である。
まとめ
王手をかけられてアウェイ戦を迎えないために次の試合は絶対に落とせない。HCの修正力に注目したい。
BOS
エンビード対策
OFでは、BLKを恐れずペイントアタックを仕掛けてキックアウトから3Pを狙う、PnRに対してドロップであれば3P、スイッチであればじっくりと1on1をするということ継続していた。後半エンビードの疲れが見えてペイントで得点できるようになったことでPHIの3Pが落ちなくても逆転されなかった。
DFでは、ローポストに対してはダブルチームを仕掛けローテーションで対応する、ハイポストはダブルチームはせずに個人のDFに任せていた。
攻守でエンビードの負担を増やして疲れさせることが勝利につながるので、今後もこれらの方針が続きそうだ。
エンビード以外の対策
ハンドラーのハーデンとマキシーにはチェイスして簡単に3Pを打たせない、コーナーのトバイアスやタッカー、マクダニエルズを捨ててペイントを固める、というDFをしていた。ハンドラー以外の3Pはある程度許容していたが、40%以上で決められても100点なら十分な結果といえるだろう。
BOSが負けるのは、自チームの3Pが30%を下回る、エンビードが40PTS以上取る、PHIの3Pが40%を上回る、といった条件が複数重なるときだろう。3Pは波があるので仕方ない部分もあるので、エンビードへのDFやPAのDFを継続していきたいところだ。
まとめ
アウェイで勝利できたのは大きい。次戦も勝利して王手をかけてホーム戦を迎えたいところだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
最新のスタッツ(レギュラーシーズンの61~80試合目)
欠場選手情報
■PHI
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■BOS
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チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/000355a408f651a9c4f319b13748e8b2.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BOSの勝因は下記の2点。
・FG%
・PTS FB
BOSはFGを効率よく成功させた。
FBから得点につなげたのも大きい。
PHIは3Pが好調だった。
ハーデンやマキシーがBOSのDFを上回れるかがカギになってくる。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/ac12f1240f286aa07ee7a26462e945d0.png)
エンビードが30PTSとOFをけん引した。
ハーデンとマキシーが得点を伸ばせるかが重要になってくる。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/27ff57c4ac7cc7bd676227f06748a89d.png)
エンビードはREB、ハーデンはASTで貢献した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/c86fa3a238eb7bfcd5873c77c1ad74b8.png)
エンビード以外PAで得点を伸ばせなかった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/829249d6be15c32824efc3fcd46079b9.png)
テイタムとブラウンがOFを引っ張った。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/d9ffa74b7a7b1ac1653e508e7cde9bf0.png)
テイタムとブラウンのTOV、チームでのPFは改善点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/fdea8315f604153a647e367734244a63.png)
PAでの得点がテイタムとブラウンの得点が伸びた要因だろう。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/f18e7905a0ccdc3c22682aec47b006f4-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/fb02fde106d8c5d5266c5a0abad65379-1024x614.png)
1QはBOSがスタートダッシュに成功して2桁リードしたが、PHIがセカンドユニットの時間帯に追いついた。
2QはまたBOSが流れを掴みリードして終えた。
3QはPHIが差を縮める時間帯もあったがBOSが2桁差をつけた。
4QはPHIがまた差を縮めたが逆転はできず、2桁差でBOSが勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/3562d913a630a725c03c363ef84962df-878x1024.png)
PHIはハーデンかマキシーを残すようなローテーションだった。得点力改善のために選手起用で変化があるのか注目だ。
BOSはテイタムかブラウンを残すようなローテーションだった。ブラウンの4QのPTの少なさはファウルトラブルの影響だろう。
[afi]
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