【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-04-02 シクサーズ@バックス
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注目ポイント
□MIL
ヤニスとミドルトンの活躍は!
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
総評
MIL
ヤニス以外のOF
この試合はヤニス以外のOFが好調だった。ホリデーはSTLなど相手のTOVから得点を伸ばした。ロペスとポーティスはサイズでのミスマッチを生かしてPA付近で得点を伸ばした。ミドルトンはPnRからエンビードを外へつり出してスピードのミスマッチから得点を伸ばした。
ヤニスが止められたときも他の選手がこの試合のような活躍ができればOF面で優位を取られることは無くなりそうだ。サイズやスピードのミスマッチを生かしてハーフコートOFで安定して得点していきたいところだ。
エンビードとハーデンのPnRへのDF
ハーデンにはホリデー・エンビードにはロペスがマークしていたが、かなり上手く2人のPnRを抑えることが出来た。PnRに対してホリデーはチェイス・ロペスはドロップDFで対応し、ハーデンのミッドレンジとレイアップを防ぎ、エンビードのポップからミッドレンジに誘導していた。
エンビードのミッドレンジは抑えることは難しかったが、ダイブしてこなかったことでPAの簡単なシュートを抑えられたのはプラン通りだっただろう。2人を2人で守れたことでハーデンのASTが増えなかったことも失点が増えなかった要因かもしれない。
まとめ
プレーオフではBOSよりPHIと当たるのが理想かもしれない。レギュラーシーズンの最終順位に注目だ。
PHI
マキシーの活躍
エンビードとハーデンが抑えられた一方で、マキシーのOFが多かった3Q序盤の時間帯は点差を詰めることが出来た。ホリデーがハーデンを守っていた影響もあると思うが、マキシーのFGAをもう少し増やすことが出来ればチームの得点ももっと伸びたかもしれない。
現状エンビードとマキシーは同時に出場する時間が多く、エンビードが休む時間帯はハーデンが残るようなラインナップになっている。エンビードが得点力に優れた選手なのは間違いないがUSG%が高い選手なので、マキシーの調子がいい時はマキシーのFGAを増やすためにPTをずらすのもありかもしれない。
狙われたエンビードのDF
エンビードはPAのDFで影響力がある選手だが、スピードのある選手を守るのは難しい。この試合のようにスクリーンから外につり出されてしまうと、マークマンに得点されることはもちろんDREBでも不利になってしまう。
途中からゾーンDFで対応しようとしていたが、MILの2BIGにサイズで有利を取られ簡単にPAで失点を許していた。マンツーマンDFでもゾーンDFでも守れなかったのはプレーオフに向けて課題になるだろう。
まとめ
MILとは相性が悪いように感じたが、プレーオフが当たった時にどう対応するのか注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■MIL
ー
■PHI
ー
チームスタッツ
MILの勝因は下記の2点。
・FG%
・STL/PTS TOV
MILはPAでの得点を増やしてFGを高確率で成功させた。
また、STLをFBからの得点につなげて得点を伸ばした。
PHIはエンビードとハーデンが抑えられ得点が伸びなかった。
プレイヤースタッツ
ヤニス以外にも多くの選手が2桁得点を挙げた。
ヤニスの4TOVと5PFは改善点だ。
ロペスやホリデーもPAでの得点を伸ばした。
プレーオフではヤニスのUSG%をどれだけ下げられるかも注目だ。
エンビードとマキシーが得点を伸ばした。
ハーデンが抑えられた影響かも知れないがASTの少なさは課題だろう。
エンビードのUSG%の高さは課題だ。
スコア推移とプレイタイム
1QはMILがスタートダッシュに成功し、15点以上リードして終えた。
2Qも差が1桁以下になることはなくMILリードで前半を終えた。
3QはPHIがスタートダッシュに成功し、中盤までに差を5点近くまで縮めたが、逆転はできなかった。
4QにかけてMILがリードを広げて20点差まで広げ、そのまま勝利した。
MILはいつも通りヤニス・ロペス・ポーティスの内2人はコートに残すローテーションだった。他にはなるべくハーデンにホリデー・エンビードにロペスを当てられるようにローテーションを調整したように見える。
PHIはマキシーが1Qと3Qにフルで出場していた。マキシーとエンビードがほぼ同じ時間帯に出場しているが、変更が見られるのかに注目したい。
[afi]
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