【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-02-08 マーベリックス@クリッパーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□LAC
レナードとジョージの活躍は!
□DAL
デビュー戦となったカイリーは、ドンチッチ不在の中チームを勝たせられるのか!
総評
LAC
複数の得点源
ジョージとレナードに加えてパウエルと得点源が3人いるのはOFの強みだろう。ベンチからパウエルが出てくることでジョージとレナードのOFでの負担を減らして、2人のDFでの貢献に期待が出来る。
前半はセカンドユニットの時間帯にパウエルだけにしたことでリードを許してしまったので、後半は2人をコートに残すローテーションに変更したが、それでもリードを許してしまった。得点が止まる時間帯が何度かがあるので改善したいところだ。
個人技中心のOF
OFで気になるスタッツはASTの少なさだ。3人がそれぞれ1on1してシュートまで完結させるので、ASTが少ない。そのOFスタイルでPTSが伸びれば問題ないが、アウトサイドシュートが入らないとPTSが止まってしまう。この辺りを気にしてPGの補強を狙っているのだろう。トレード期限まであと少しだが、ウォールやコビントン・ケナードなどでPGの補強が出来るのかは注目だ。
まとめ
チームのOFをコントロールできるPGを補強できるのかに注目だ。
DAL
カイリーの存在
ドンチッチ不在の中、カイリーのデビュー戦となった。LACがダブルチームを仕掛けてきたこともあり、カイリー自身のFGAが少なくPTSは伸びなかった。しかし、要所要所で1on1からPTSを取り、それ以外ではボールを回すことに注力してチームOFに貢献していただろう。
注目すべきスタッツはPTS FBだ。この試合では24PTSと50試合までの平均9.6PTSを大きく上回った。カイリーのおかげかは分からないが、ドンチッチ不在の時間帯のOFの形の1つとして今後も期待できるだろう。
フロントコートのDF
相手のエースのジョージとレナードをブロックとグリーンが上手く守っていた印象だった。DFに定評のあったDFSが抜けたことで課題のDFがさらに悪化するのではと心配されていたが、相手のウィングに対するDFは多少安心できるだろう。
しかし、その影響でブロックとグリーンのPTが40分を超えてしまった。2人のDFでの負担を減らせるFがもう1人ほしいところではある。
心配なのはCのDFだろう。パウエルやウッドはリムプロテクトの面であまり期待できないと感じ、マギーは3BLKと活躍したがそれ以外の面で安定したプレーが見られないので長時間の起用は厳しいと感じた。クレーバーに期待するのかトレードで動くのかには注目だ。
まとめ
カイリーのデビュー戦を勝利で飾ることが出来た。次戦でドンチッチとどの様に共存するのか楽しみだ。
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スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■LAC
□ジョン・ウォール
■DAL
□ルカ・ドンチッチ
□マキシ・クレーバー
□デイビス・ベルタンス
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/00cb3d65c8507c2fbc2d800326294659.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
DALの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・PTS FB
DALはFGを効率よく決めてPTSを伸ばした。
FBからPTSを稼いだことも影響しただろう。
LACはFG%が伸びなかった。
アウトサイドシュートが入らないときにPTSを伸ばす手段を考えたいところだ。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/97e11f7e6bc9461a18334bacc7077d90.png)
4人が18PTS以上とバランスの良さを見せた。
ジョージがもう少しFG%を上げれば問題は無さそうだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/038f2c998d831bff650e70e2cb63cd4f.png)
ズバッツが10REBと活躍した。
ジョージはTOVを減らしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/16dec0f0dcf1884d73069067ba71ab3a.png)
アウトサイドシュートが不調の時にFBやPAでのPTSを伸ばしたいところだ。
レナードのUSG%が低かったが、うまく守られていたのだろう。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/d7b722d7a63e11cf9914912a315457fe.png)
カイリー以外にブロックとTHJが好調だった。
グリーンとブロックのPTを減らしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/beb9e6218881278d1996954bc6ce2325.png)
REB・ASTはバランスよく記録している。
ドンチッチが復帰してどう変化するのかが楽しみだ。
後半TOVが増えたことがリーグを減らした要因なので改善したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/567c757079eb3809faa52e879aa7fd2f-1.png)
FBやPAで多くのPTSを稼げた。
ドンチッチが復帰しても継続したい。
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スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/632af7709c27b8059a79ffe582b9142a-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/50b989aeb9dd18821b46f9a17760da97-1024x614.png)
スタートダッシュに成功したDALが2Q途中で最大20PTS近いリードを奪った。
一方、LACは3Qで一気に差を縮め、数点差まで迫った。
だが、4QはDALが5点差以上を維持し、そのまま勝利をつかんだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/02/bb5f48483b05c40e586cae1a9d82e320-878x1024.png)
LACはスターターとセカンドユニットをはっきりと分けるローテーションだった。後半はジョージを残したが、ローテーションは検討の余地ありだ。
DALはスターターとベンチを混ぜたローテーションだった。過剰なCのPTと不足気味のウィングのPT配分が難しいところだ。
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