【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-12 ネッツ@ウィザーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□WAS
連敗を脱出できるか!
□BKN
試合を通じてDFの強度を維持できるか!
総評
WAS
DFの改善
ここ10試合で1勝9敗となっている原因はDRtg(119.4:リーグ最下位)である。この試合では19個のTOVからの21失点とFBから20失点などが課題だった。しかし、過去10試合で見るとそれぞれのスタッツで飛びぬけて成績が悪いスタッツは見当たらない。
実際に負けた試合も20点差をつけられたということは無く、10点前後で点差が多い。ビール不在の影響かもしれないが、数ポゼッション差の試合を勝ちにつなげることができていないという状況だ。怪我人が戻って解決する問題なのかは分からないが、何かしらのテコ入れは必要かもしれない。
クズマの契約問題
最近のWASの大きな関心はクズマの契約問題だろう。今シーズン終わりでプレイヤーオプションとなるクズマはより大きな契約を求めて移籍すると予想されている。WASのOFの中心を担っているクズマがいなくなるのは痛いので、トレードを含めてWASがどう動くのかには注目だ。
まとめ
直近負けが多くあまりいい話題がない状況だ。どうやってこの状況を変えるかには注目したい。
BKN
層の厚さ
オニール(個人的理由)が不在ながらも10人ローテーションが組めるほど層の厚さを感じさせた。おかげでデュラントのPTを33分程度に抑えられた。デュラントの不在時もウォーレンや渡邊がいることでフロントコートの選手を多く起用できるので、チームとしてバランスが良くなっている。
4Q最初のカイリー・セス・トーマスが並んだ時間帯は小さくなっていたが、シモンズのPTを抑えたかったこととオニールの不在を考えると今後は無くせるだろう。
安定したDF
DFで不安な点が見られるのはカイリー・セス・トーマス辺りだが、ウォーレンや渡邊の復帰でそれらをカバーできるようになってきた。オニールが戻ってきたらトーマスのPTが減って、カイリーとセスが並ぶ時間を減らせばさらにDFの強度が上がることが期待できる。
フロントコート3人+カイリー(セス)+オニール(ハリス)のようなラインナップを維持できれば、OFとDFのバランスも良く穴の少ない試合ができると思う。
まとめ
怪我人が戻ってきて勝率も上がっており、チームとしていい雰囲気が続いている。さらにチームとしての完成度を高めていきたいところだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■WAS
□ブラッドリー・ビール
□八村塁
□デロン・ライト
□モンテ・モリス
■BKN
□ロイス・オニール
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/bfda10f1bf95ad73416fc818c8fc39f4.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BKNの勝因は下記の2点。
・PTS TOV
・PTS FB
BKNはいつもよりFG%が低かったが、相手のTOVからFBで効率良くPTSも重ねた。
また、安定したDFから相手のFGAを抑えたのも勝利につながった。
WASはTOVが多く、FGAが伸びなかったのが痛かった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/59c99f3dff6f4481a33d1882221bfe71.png)
3人が20PTS以上とバランスは良かった。
終盤ポルジンギスが離脱したのが痛かった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/719fd19f0b475d59df0b72aeb339b79c.png)
クズマやポルジンギスはTOVを減らしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/25553159972d4e8555850f0216039f35.png)
クズマとポルジンギスを中心としたOFで、ベンチから出場したバートンも調子が良かった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/239e0bf0682c3f23feee6ae69bd174f3.png)
一番多く出場したのがカイリーで36分とPTを抑えられたのは大きい。
セスやサムナーが安定した活躍を見せて、カイリーの負担を減らしたいところだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/2fd64184f7dec7ce77fa74937d04da1e.png)
REBとASTは多くの選手が記録しており、チームとしてバランスの良さが伺える。
クラクストンも後半はPFを避けてDFが出来ていたのは成長だろう。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/76accd718b2b874d4de62b4986f6225f.png)
デュラントとカイリーのUSG%が低くなって、シモンズとウォーレンのUSG%が上がっているのはチームとして理想的だ。
セスや渡邊はFG%を上げたいところだ。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/3977a0d9079ae2606e2990e3987f8ede-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/e7fdf1ba48931473369d6bf600bc014d-1024x614.png)
前半は一進一退の攻防となった。
3Qの中盤でBKNが2桁リードを奪うと安定したDFで最後まで差を縮めさせずに勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/9530c9743b451a560fcc7333d5103e36-878x1024.png)
WASはクズマとポルジンギス以外の選手の奮起が必要だろう。
BKNはようやく選手が揃ってきたので、これから安定したローテーションを見つけていくことになるだろう。3Gの時間帯を減らしたいところだ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません