【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-09 ホークス@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
デュラントとカイリーの負担を減らせるか!
□ATL
怪我人続出の中どう戦うのか!
総評
BKN
ホーム7連戦の結果は6勝1敗
試合内容にはまだまだ改善の余地があるもののホームでの連戦を6勝1敗で終えたことは喜ばしいだろう。これまでは試合終盤まで中々リードを縮められず、デュラントとカイリーを酷使して結局負けるということが多かった。最近リードした状態で試合終盤を迎えられていることが多いのはいい傾向だろう。
怪我人も徐々に減ってきているので試合内容を改善して勝利を増やしたいところだ。月末のGSW・MIL・CLEとの試合はチームの力を試すいい機会になるだろう。
PAでの失点
クラクストンの不在とTOVからの失点の影響かATLにPAで62PTSを許す結果となった。これまで3Pの失点が多かったのでローテーションミスを減らしてフリーで3Pを打たせないようにチームで意識しているのはある程度結果が出ているように思う。
今後はリードを広げるために簡単にPAでのPTSを許さないようにすることも必要だろう。クラクストンやデュラントがPAへのヘルプの意識が高い一方で、ほかの選手は自分のマークマンを守ることに注力している。逆サイドの選手はPAへのヘルプとローテーションで相手を2人守る意識を高めていきたい。
ウォーレンの活躍
ウォーレンの1on1が見られるようになってきた。ベンチから出てきて時々ローポストで1on1をして安定して2桁PTSを取ってくれる選手がいるのはかなり心強い。DFでも穴になることがないので、オニールやデュラントのPTを減らすことも出来るだろう。今後どのような活躍を見せるかには注目だ。
まとめ
勝利が先行してきてチームとしてはいい雰囲気だ。またアウェイでの連戦となるが、試合内容にもこだわりながら勝利を増やしていきたい。
ATL
ボグダノビッチの復帰
マレー・ハンター・コリンズ不在の中、ATLがこれだけPTSを稼げたのはボグダノビッチの存在が大きい。マレーが欠場する前の試合でもマレーかヤングが休んでいた時はOFで停滞が見られたので、ベンチからOFを完結させて安定してPTSを稼ぐ選手の存在は大きい。ATLは想定よりは勝率が伸びていないが、マレーが復帰してからチームがどうなるかは注目したい
まとめ
スターターが3人不在なのは厳しいが、若手に経験を積ませるチャンスかもしれない。コリンズのトレードの噂もあるが、チームがどう変わっていくかには注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□渡邊雄太
□ニコラス・クラクストン
■ATL
□デジョンテ・マレー
□ジョン・コリンズ
□ディアンドレ・ハンター
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/ade6c35c8c7a0689cffe7d824e5ea485.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BKNの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・AST
BKNはFGを高確率で決めた。デュラントとカイリーに加えてウォーレンの活躍もありがたい。
シモンズの復帰のおかげもあり、ASTが増えた。
クラクストン不在の中DREBをチームで稼いだが、TOVが少なければもっと簡単に勝てていただろう。
ATLは相手のTOVからPTSを稼ぎ、PAでもPTSも伸びた。
ヤングのPnRとボグダノビッチの1on1は強力なOFオプションだったが、失点を抑えることが出来なかった。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/7c99b7505a59b84effb5433e3157f219.png)
ウォーレンの活躍でデュラントとオニールのPTを少し減らせた。
一方でカイリーの負担を減らせる選手はまだ現れていない。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/4f9ddca447c5c76410aa61364a4d1ee3.png)
DREBやASTは多くの選手が記録しており改善が見られる。PFも抑えた方だろう。
TOVに関しては凡ミスのようなものが多かったので次戦での改善に期待したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/58cb11a6ad14bfdfbf9d230b5ba6f259.png)
デュラントはミッドレンジだけでなく、そのままダンクに行けるシーンも多かった。
クラクストン不在でスペースが広かったのだろうか。
ウォーレンのUSG%が上がってきたのはいい傾向だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/5a369b5af9a180279407d8efdc552505.png)
ボグダノビッチは3Pが7/9と驚異の確率だった。
怪我人が多い中で若手のステップアップに期待したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/2f91e3652d238897f2300245db02f08d.png)
カペラとオコングはインサイドでしっかりと仕事をした。
ヤングの8TOVはマークがきつかった影響もあるだろう。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/3a1854f83b56a39f9a7a670fda183ca4.png)
ヤングがPAを攻めることができるとPTSが安定するので助かる。
マレー不在時はグリフィンのPTSにも期待したい。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/295106a0e5b3e4f339b6cc81119b5726-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/5a78158a72f4c07a3cd082a4d32aa852-1024x614.png)
BKNは2Q・3Qで2桁リードをしていたが、TOVが多くさらにリードを広げることが出来なかった。
ATLは4Qに逆転に成功したが、最後はデュラントとカイリーを止められなかった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/12/b3e0809339f462286c8fc78ec3120c9f-878x1024.png)
BKNはクラクストンの不在でシャープを起用したが、後半は出番がなかった。Cの補強をする可能性はありそうだ。シモンズのPTの制限があった影響か変則的なローテーションだったが、怪我人がいなくなったときにどんなローテーションにになるかは注目だ。
ATLは主力不在の影響でセカンドユニットの時間帯が厳しい印象を受けた。
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