【NBAデータ分析//NBA Data Analitics】NBA全チームスタッツ分析(1~70試合まで)
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
61~70試合目のスタッツ分析を行う。
60試合目までのスタッツとどの様に変化したのか見比べてみてほしい。
(トレードなどでロスターが大きく変わったチームは参考程度)
61~70試合での順位変動
この10試合の勝率が特に高かったチームは以下の通り。
- 9勝1敗:PHI
- 8勝2敗:SAC
- 7勝3敗:MIL、NYK
Eastでは1位:MIL(50-20)、同率2位:BOS、PHI(48-22)となった。
その下には、4位にCLE(43-27)、5位にNYK(40-30)と続いている。
BOSが少し調子を落としている中で、MIL・PHIは好調を維持している。
また、NYKも好調でCLEに追いついてきている。
RSを1位で終えると2・3位のチームとカンファレンスファイナルまで戦わなくて済むので、どのチームが1位になるかも注目だ。
Westでは1位:DEN(47-23)、同率2位:MEM、SAC(43-27)となった。
その下には、4位:PHX(38-32)、5位:LAC(37-33)と続いている。
Westはまだまだゲーム差が小さく下位のチームも4位でホームコートアドバンテージを取れる可能性がある。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
スタッツグラフ
ORtg VS DRtg
ORtg:100POSS当たりのPTSなので高いほど良い。
DRtg:100POSS当たりの失点のため低いほど良い。
勝率の高いチーム
- CLE:DRtgが高い
- MEM:DRtgが高い
- MIL:DRtgが高い
- BOS:ORtgもDRtgも高い
- SAC:ORtgが高く、DRtgが低い
- DEN:ORtgが高い
勝率の低いチーム
- SAS:ORtgとDRtgのどちらも低い
- DET:ORtgとDRtgのどちらも低い
- HOU:ORtgとDRtgのどちらも低い
PACE VS TS%
PACE:48分当たりのPOSSなので多いほどOFの回数が多い。
TS%:OF1回当たりの得点期待値なので高いほど得点効率がが高い。
「PACE=OFの回数」と「TS%=OFの効率」を分析することでOFの傾向が分かる。
勝率の高いチーム
- PHI:PACEは低いが、TS%が高い
- DEN:PACEは少し低いが、TS%が高い
- CLE:PACEが低く、TS%は少し高い
- SAC:PACEは高く、TS%も平均以上
勝率の低いチーム
- CHA:PACEは平均以上だがTS%が低い
- HOU:PACEは平均だがTS%が低い
- SAS:PACEは平均以上だがTS%が低い
FG% VS 3P%
FG%:FG全体の確率で高いほど良い。
3P%:3Pのみの確率で高いほど良い。
勝率の高いチーム
- DEN:FG%も3P%も高い
- BKN:FG%も3P%も高い
- PHI:FG%も3P%も高い
- SAC:FG%も3P%も高い
勝率の低いチーム
- HOU:FG%も3P%も低い
- CHA:FG%も3P%も低い
DREB% VS opp OREB%
DREB% (ディフェンスリバウンド率):相手のPOSSを減らせるので高いほどいい。
opp OREB% (相手のオフェンスリバウンド率):相手のPOSSを減らせるので低いほどいい。
※2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
勝率の高いチーム
- BOS:DREB%が高い
- MIL:DREB%が高い
- BKN:DREB%が低い
勝率の低いチーム
- CHI:DREB%が高い
- IND:DREB%が低い
OREB% VS opp DREB%
OREB% (オフェンスリバウンド率):POSSを増やせるので高いほどいい。
opp DREB% (相手のディフェンスリバウンド率):POSSを増やせるので低いほどいい。
※2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
勝率の高いチーム
- BKN:OREB%が低い
- NYK:OREB%が高い
勝率の低いチーム
- HOU:OREB%が高い
- CHI:OREB%が低い
AST VS TOV
AST (アシスト):少ないチームは1on1からの得点が多いと想像できる。
TOV (ターンオーバー):OFの回数が増えるため少ないほど良い。
勝率の高いチーム
- BOS:AST/TOVが2を超えている(両方リーグ平均以上)
- PHX:AST/TOVが2を超えている(両方リーグ平均以上)
- DEN:AST/TOVが2を超えている(ASTが多い)
勝率の低いチーム
- HOU:AST/TOVが1.5を超えていない(両方リーグ平均以下)
PTS 2P% VS PTS 3P%
PTS 2P%:PTSの内、2Pの割合。
PTS 3P%:PTSの内、3Pの割合。
※2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
勝率の高いチーム
- BOS:PTS 3P%が高い
勝率の低いチーム
- SAS:PTS 3P%が低い
- CHI:PTS 3P%が低い
AST 2P% VS AST 3P%
AST 2P%:2PMの内、ASTからの2PMの割合。
AST 3P%:3PMの内、ASTからの3PMの割合。
勝率の高いチーム
- CLE:AST 3P%が低く、AST 3P%は平均以上
- NYK:AST 2P%が低く、AST 3P%は平均
- DEN:AST 2P%が高い、AST 3P%は平均以下
勝率の低いチーム
- SAS:AST 3P%が高く、AST 2P%は平均以上
- NOP:AST 3P%が高く、AST 2P%は平均以上
- CHI:AST 3P%が高く、AST 2P%は低い
DREB VS PTS FB
DREB (ディフェンスリバウンド数):POSSが増えるので多いほどいい。
PTS FB (ファストブレイクからの得点):確率の高いシュートになりやすいので多いほどいい。
勝率の高いチーム
- MIL:DREBは多いがPTS FBは平均以下
- BOS:DREBは多いがPTS FBは平均程度
- MEM:DREBが多く、PTS FBも多い
勝率の低いチーム
- IND:DREBが少ないのにPTS FBが多い
OREB VS PTS 2C
OREB (オフェンスリバウンド数):POSSが増えるので多いほどいい。
PTS 2C (セカンドチャンスからの得点):確率の高いシュートになりやすいので多いほどいい。
勝率の高いチーム
- BKN:OREBが少なくPTS 2Cも少ない
- NYK:OREBが多くPTS 2Cも多い
勝率の低いチーム
- HOU:OREBが多くPTS 2Cも多い
opp FG% VS opp 3P%
opp FG%:対戦相手のFG%なので低いほどいい。
opp 3P%:対戦相手の3P%なので低いほどいい。
勝率の高いチーム
- MIL:opp FG%もopp 3P%も低い
- NYK:opp FG%もopp 3P%も低い
- MEM:opp 2P%は低いが、opp 3P%は平均
勝率の低いチーム
- SAS:opp 3P%もopp FG%も高い
opp PTS 2P% VS opp PTS 3P%
opp PTS 2P%:相手のPTSの内、2Pの割合。
opp PTS 3P%:相手のPTSの内、3Pの割合。
※2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
勝率の高いチーム
- 特になし
勝率の低いチーム
- HOU:opp PTS 3P%が高い
opp AST 2P% VS opp AST 3P%
opp AST 2P%:相手の2PMの内、ASTからの2PMの割合。
opp AST 3P%:相手の3PMの内、ASTからの3PMの割合。
勝率の高いチーム
- MIL:opp AST 2P%もopp AST 3P%も低い
- BOS:opp AST 2P%もopp AST 3P%も低い
- MEM:opp AST 2P%もopp AST 3P%も高い
勝率の低いチーム
- DET:opp AST 2P%は平均以上だが、opp AST 3P%が低い
opp OREB VS opp PTS 2C
opp OREB (オフェンスリバウンド数):相手のPOSSが増えるので少ないほどいい。
opp PTS 2C (セカンドチャンスからの得点):確率の高いシュートになりやすいので少ないほどいい。
勝率の高いチーム
- CLE:opp OREBが少なくopp PTS 2Cも少ない
勝率の低いチーム
- IND:opp OREBが多く、opp PTS 2Cも多い
総評
上記のデータからそれぞれのチームの強み弱みがある程度理解できたと思う。
トレードなどで大きく動いていないチームはここから大きくチームの強み弱みが変わることは考えにくいので、プレーオフで当たりそうなチームの特徴を知っておくと、相性がいいか分かりそうだ。
BKNやDAL・PHX・LALなどトレードで大きく動いたチームは70試合全体でのスタッツはあまり参考にならないと思うので、別記事の61試合目以降だけの記事を確認してほしい。
[afi]
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