【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】セルティックスのスタッツ分析(1～50試合目まで)

2023-02-052023-03-29セルティックス,チーム,複数試合

1. NBAゲームのデータ分析をしてみよう！

NBAゲームのデータ分析をしてみよう！

注目ポイント

41～50試合目を7勝3敗で終え、通算35勝15敗となった。
順位に関してはゲーム差が縮まってはいるものの、依然としてEast1位をキープしている。
どこに要因があったのか見てみよう。
(40試合目までの分析はここから確認できます)

スタッツについて

　※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

スタッツ詳細

Rtg

・1～40試合目

ORtg:117.4(1位)
DRtg:111.1(7位)
NETRtg:6.3(1位)

・41～50試合目

ORtg:114.3(21位)
DRtg:110.1(3位)
NETRtg:4.3(6位)

・1~50試合目

ORtg:116.8(3位)
DRtg:110.9(5位)
NETRtg:5.9(1位)

41～50試合目は、1～40試合目と比較してOFが大きく悪化してリーグ下位クラスまで落ちてしまった。DFに関してはトップクラスを維持できており、勝率が高かった要因だろう。
それではOFとDFでの変化の詳細を見ていこう。

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OF面

ORtgが悪化した原因はどこにあるのか見てみよう！

□OF全般

・1～40試合目

PTS:118.8(2位)
ORtg:117.4(1位)

・41～50試合目

PTS:113.0(23位)
ORtg:114.3(21位)

・1～50試合目

PTS:117.6(3位)
ORtg:116.8(3位)

□OF効率

・1～40試合目

FGM:42.2(13位)
FG%:48.0(10位)
3PM:15.6(2位)
3P%:37.2(6位)
FTM:18.9(13位)
FT%:82.7(1位)
eFG%:56.9(3位)
TS%:60.7(3位)

・41～50試合目

FGM:40.3(25位)
FG%:44.9(28位)
3PM:15.0(3位)
3P%:35.9(19位)
FTM:17.4(19位)
FT%:85.7(1位)
eFG%:53.2(20位)
TS%:57.3(20位)

FT%以外の数字が軒並み悪化している。OF効率が大きく下がったことがORtgの悪化の要因の一つだ。

・1～50試合目

FGM:41.8(15位)
FG%:47.4(15位)
3PM:15.5(2位)
3P%:36.9(8位)
FTM:18.6(15位)
FT%:83.3(1位)
eFG%:56.1(5位)
TS%:60.0(5位)

□OF回数

・1～40試合目

FGA:88.1(15位)
3PA:41.8(2位)
FTA:22.9(23位)
OREB:9.3(24位)
TOV:13.1(7位)
PACE:100.5(15位)
POSS:101.4(14位)

・41～50試合目

FGA:90.0(9位)
3PA:41.7(3位)
FTA:20.4(28位)
OREB:11.7(10位)
TOV:12.9(14位)
PACE:96.9(25位)
POSS:99.0(19位)

PACEが下がったことでPOSSは少なくなっているが、OREBが増えてTOVが減ったことでむしろFGAは増えている。

・1～50試合目

FGA:88.5(14位)
3PA:41.7(2位)
FTA:22.4(23位)
OREB:9.7(21位)
TOV:13.1(6位)
PACE:99.8(17位)
POSS:100.9(16位)

41～50試合目では、TOVとOREBの改善でOF回数は増えたが、FG%や3P%が大きく悪化しOF効率が悪化した。結果的にORtgは低下することとなった。

・1～50試合目

PTS 2P%:44.8(28位)
PTS 3P%:39.3(2位)

PTSの内3Pが占める割合がリーグでもトップクラスなので、3P%がORtgのキモとなっていることは間違いない。3Pを安定させるためのOFプランと3P以外の得点パターンをより考える必要があるだろう。

DF面

DRtgが高い要因を見てみよう！

□DREB

・1～40試合目

DREB%:73.8(6位)
opp OREB%:26.2(6位)
opp PTS 2C:13.6(13位)

・41～50試合目

DREB%:78.5(1位)
opp OREB%:21.5(1位)
opp PTS 2C:10.1(2位)

・1～50試合目

DREB%:74.7(1位)
opp OREB%:25.3(1位)
opp PTS 2C:12.9(7位)

DREBが大きく改善した結果2Cからの失点を減らすことが出来ている。RWⅢの復帰が影響していそうだ。トレードでCを補強できればインサイドは盤石になるだろう。

□PFとFT

・1～40試合目

PF:19.1(4位)
opp FTM:16.6(4位)
opp FTA:21.3(3位)
opp FT%:77.9(17位)

・41～50試合目

PF:17.9(5位)
opp FTM:14.8(2位)
opp FTA:19.1(2位)
opp FT%:77.0(11位)

・1～50試合目

PF:18.9(5位)
opp FTM:16.1(1位)
opp FTA:20.6(1位)
opp FT%:77.9(14位)

PFはもともと少なかったがさらに減らすことに成功した。その結果FTからの失点が減っている。スマートが欠場してながらもさらにDFの改善が出来るのは、DFが出来る選手の多さを感じさせる。安定したDFを続けていれば大きく負け越すことは無いだろう。

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主要スタッツの成績と順位一覧

※ ()内は順位
※opp ○○は対戦相手のスタッツ(例：opp FG%は対戦相手のFG%＝被FG%)

・41～50試合目

WIN%:70.0(2位)
PTS:113.0(23位)
FGM:40.3(25位)
FGA:90.0(9位)
FG%:44.9(28位)
3PM:15.0(3位)
3PA:41.7(3位)
3P%:35.9(19位)
FTM:17.4(19位)
FTA:20.4(28位)
FT%:85.7(1位)
OREB:11.7(10位)
DREB:36.3(1位)
REB:48.0(1位)
AST:25.4(12位)
STL:5.5(27位)
BLK:5.3(7位)
TOV:12.9(14位)
PF:17.9(5位)
PTS TOV:12.4(29位)
PTS 2C:13.3(15位)
PTS FB:11.3(25位)
PTS PA:43.6(26位)
ORtg:114.3(21位)
DRtg:110.1(3位)
NETRtg:4.3(6位)
OREB%:28.5(13位)
DREB%:78.5(1位)
eFG%:53.2(20位)
TS%:57.3(20位)
PACE:96.9(25位)
POSS:99.0(19位)
PIE:51.4(11位)
PTS 2P%:44.8(27位)
PTS 3P%:39.8(3位)
AST 2P%:50.7(14位)
AST 3P%:83.7(13位)
opp PTS:108.8(3位)
opp FGM:41.1(7位)
opp FGA:89.5(18位)
opp FG%:46.1(6位)
opp 3PM:11.8(7位)
opp 3PA:32.6(11位)
opp 3P%:36.3(11位)
opp FTM:14.8(2位)
opp FTA:19.1(2位)
opp FT%:77.0(11位)
opp OREB:8.3(2位)
opp DREB:33.6(22位)
opp REB:41.9(11位)
opp AST:22.6(2位)
opp STL:6.8(12位)
opp BLK:4.4(13位)
opp TOV:9.9(29位)
opp PF:17.2(28位)
opp PTS TOV:16.5(15位)
opp PTS 2C:10.1(2位)
opp PTS FB:14.8(19位)
opp PTS PA:47.4(4位)
opp ORtg:110.1(3位)
opp DRtg:114.3(21位)
opp NETRtg:-4.3(6位)
opp OREB%:21.5(1位)
opp DREB%:71.6(13位)
opp eFG%:52.7(5位)
opp TS%:55.7(2位)
opp PACE:96.9(6位)
opp POSS:99.0(10位)
opp PIE:48.6(11位)
opp PTS 2P%:54.0(25位)
opp PTS 3P%:32.5(18位)
opp AST 2P%:45.7(3位)
opp AST 3P%:80.5(12位)

・1～50試合目

WIN%:70.0(1位)
PTS:117.6(3位)
FGM:41.8(15位)
FGA:88.5(14位)
FG%:47.4(15位)
3PM:15.5(2位)
3PA:41.7(2位)
3P%:36.9(8位)
FTM:18.6(15位)
FTA:22.4(23位)
FT%:83.3(1位)
OREB:9.7(21位)
DREB:34.9(4位)
REB:44.7(7位)
AST:26.5(6位)
STL:6.4(29位)
BLK:5.4(6位)
TOV:13.1(6位)
PF:18.9(5位)
PTS TOV:16.3(21位)
PTS 2C:12.5(23位)
PTS FB:14.0(15位)
PTS PA:45.6(25位)
ORtg:116.8(3位)
DRtg:110.9(5位)
NETRtg:5.9(1位)
OREB%:25.2(26位)
DREB%:74.7(1位)
eFG%:56.1(5位)
TS%:60.0(5位)
PACE:99.8(17位)
POSS:100.9(16位)
PIE:53.1(2位)
PTS 2P%:44.8(28位)
PTS 3P%:39.3(2位)
AST 2P%:51.3(13位)
AST 3P%:84.3(10位)
opp PTS:112.1(8位)
opp FGM:42.2(22位)
opp FGA:90.2(24位)
opp FG%:46.9(10位)
opp 3PM:11.6(8位)
opp 3PA:32.6(9位)
opp 3P%:35.7(14位)
opp FTM:16.1(1位)
opp FTA:20.6(1位)
opp FT%:77.9(14位)
opp OREB:9.7(5位)
opp DREB:34.2(24位)
opp REB:43.8(17位)
opp AST:22.5(1位)
opp STL:6.5(5位)
opp BLK:3.9(3位)
opp TOV:12.3(27位)
opp PF:19.6(24位)
opp PTS TOV:15.7(4位)
opp PTS 2C:12.9(7位)
opp PTS FB:12.9(7位)
opp PTS PA:48.5(10位)
opp ORtg:110.9(5位)
opp DRtg:116.8(3位)
opp NETRtg:-5.9(1位)
opp OREB%:25.3(1位)
opp DREB%:74.8(26位)
opp eFG%:53.4(6位)
opp TS%:56.6(5位)
opp PACE:99.8(14位)
opp POSS:101.1(15位)
opp PIE:46.9(2位)
opp PTS 2P%:54.6(28位)
opp PTS 3P%:31(11位)
opp AST 2P%:45.0(1位)
opp AST 3P%:77.2(2位)

総評

41～50試合目を7勝3敗という結果で終えた。要因としては3Pが入らずORtgが下がったが、REBとPFを改善してDRtgを向上させることでカバーできたということが分かった。
かなりチームとして完成度が高く、優勝候補であることは間違いないだろう。あとはトレードでフロントコートにさらに厚みを加えるかというところだが、どんな動きをするかに注目だ。