【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-10-18 シクサーズ@セルティックス
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注目ポイント
□BOS
ロバート・ウィリアムズとガリナリの不在でインサイドが手薄だが、エンビード相手にチームでどう対応するのか!
□PHI
ハーデン、マキシーはエンビードの負担を減らすことが出来るのか!
総評
BOS
インサイドの対策
BOSはロバート・ウィリアムズとガリナリの不在でインサイドが手薄と言われていた。この試合でボンレイが控えビッグマンとして出場しており、スタッツには表れていないがホーフォードの負担を減らせるには十分な活躍をしていたと思う。
ブログドンの活躍
ブログトンはベンチ出場で16点といい活躍だった。長いシーズンを戦っていくうえでテイタムとブラウン以外のハンドラーがベンチにいるのは2人の負担を減らすうえで安心材料だろう。
DFの安定感
昨年見せたスイッチDFでのチームDF健在で、強固なDFからのFBでのPTSも24-2と圧倒した。DFの安定感があるので大きく崩れることはないだろう。
サイズ不足
懸念点としてはサイズ面だろうか。ホワイトをスターターにしたとき、ブラウンがSFでテイタムがPFとなっていた。サイズのミスマッチをハリスに狙われている時間帯があった。
相手次第ではグラント・ウィリアムズを入れてサイズのミスマッチを防いでいきたい。
まとめ
KDの移籍やHCの問題など色々な話題があったチームだったが、今年も安定した戦いを見せてくれるだろう。
PHI
失点の多さ
OFではハーデン・エンビード・マキシーの3人が順当にPTSを重ね、117PTSと十分だった。しかし、得点を上回る126失点で敗戦となった。リーグを代表するビッグマンのエンビードがいるので、ハーフコートDFでPAを攻められることは少ない。一方、FBでの失点が多いことで結果としてPAで失点が多くなっている。
FBでの失点の多さの原因となっているのが、エンビードのポストプレイの多さだろう。PAでの得点やFTにつながることも多いが、タフショットになりがちでTOVや相手のDREBからFBされることも多々あった。エンビードのポストアップに周りが連動するプレイが増やしたいところだ。
PT管理
他に気になった点がスターターの出場時間の多さだろうか。スターター全員が33分以上のPTなのに対し、ベンチから20分以上出たのはメルトンだけとなっている。まだ1試合だけなので心配するのは早いが、ドック・リバースHCは主力を長時間使うイメージなので不安な点でもある。選手層は厚いのでいろいろな選手を試してほしいところだ。
まとめ
ハーデンの減額での延長契約により戦力は十分整った。悲願の優勝に向けて期待できるシーズンになるだろう。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BOS
□ロバート・ウィリアムズ
□ダニーロ・ガリナリ
■PHI
ー
チームスタッツ
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2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BOSの勝因は下記の2点。
・FG%
・PTS FB
BOSはFGが56.1%と高確率だった。
FBからPAでのPTSが多かったことも要因だろう。
PHIもFGは50%、3Pは38.2%と高かったが、126失点が響いて敗戦となった。
プレイヤースタッツ
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テイタムとブラウンはFG%50越えで35PTSとエースとして活躍した。
グラント・ウィリアムズは3Pが3/3で15PTS、ブログトンは16PTSとベンチの活躍も見られた。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/10/e03a6d0aedfe218104868dbf97d35701.png)
テイタムは12REBでダブルダブルを記録した。
スマートは7AST・1TOVと優れた成績を残した。
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テイタムとブラウンはPTS FBが10PTSだった結果、PTS PAでも2桁PTSとなった。
また、USG%が30以上ありながら、TS%も70近くと効率よくPTSを稼いでいるのは素晴らしい。
ブログトンはFBでの得点が0でありながらPTS PAが10PTSとハンドラーとして役割をこなしている。
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ハーデン・エンビード・マキシー・ハリスが18PTS以上とバランスよく活躍した。
特にハーデンは3Pが5/9、FT9/9で35PTSと圧巻の活躍だった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/10/368102f3c419d0f19202c805a2abc5c7.png)
エンビードは15REBとインサイトを支配したが、6TOVを減らしたいところだろう。
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エンビードがUSG%で32.9でチームトップとなっている。
もう少しエンビードの負担を減らしたいところだ。
スコア推移とプレイタイム
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前半は一進一退の攻防でリードチェンジを繰り返していた。
3Q後半にPHIのPTSが止まっている間にBOSが一気に差を広げてそのまま勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/10/e7a87fb195b1a56381e53fe83c518ddb-878x1024.png)
3Q後半はPHIはマキシー・エンビードを下げている時間帯で、BOSはブログトンを入れてOFを強くしている時間帯だった。
PHIがハーデン中心のOFがうまくいかずに点が止まり、BOSがテイタム・ブラウン・ブログトンでOFを強化した結果、点差が広がったと思われる。
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