【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-10-26 ネッツ@バックス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□MIL
ヤニスは好調を維持できるのか!
□BKN
ローテーションを改善できるか!
総評
MIL
ヤニスの負担を減らせる選手
MILはヤニスが体力温存のために前半はゴールへのアタックを控え、後半に点を取りに行くプランにしているようだ。プレシーズンのBKN戦では4Qにガス欠になっている様子が見られたが、この試合では4Qまで果敢にドライブを仕掛け43PTSを奪った。
一方で、ヤニス以外ではポーティスくらいしかOFでヤニスの負担を減らせる選手がいなかった。3P主体のチームなので入らないときは仕方ないが、前半で点差を離されてしまうと後半で追いつけなくなってしまう。ヤニスの体力温存のためにも他の選手の活躍に期待したい。
安定したDF
DF面ではREBとPAでの安定感はさすがだった。ある程度アウトサイドシュートは打たせて、その分PAをしっかり守るというプランを遂行し、40DREB・12BLKとPAを支配した。相手のアウトサイドシュートが入りすぎるということが無ければ、どのチームとも互角の勝負ができるだろう。
まとめ
ミドルトンが復帰すればレギュラーシーズンをEast1位で終える可能性もあるだろう。
BKN
OF力不足
BKNはOFでの課題が大きいと感じた。デュラントとカイリーで60PTSを取っているにも関わらずチームで99PTSしか取れていないのは問題だろう。
要因として大きいのはシモンズだろう。ボールを持っているときに基本的にパスしか考えていないのでマークマンがPAを固めてしまう。時々見せるゴールへのアタックを増やして平均15PTSは取ってほしいところだ。荒療治だが、次のDAL戦は連戦なのでデュラントとカイリーを休ませてシモンズがPTSを取らないといけないという環境を作るのもありだと思う。
ローテーション
他にはローテーションで気になる点がいくつかあった。まずはミルズのPTである。ハリスが復帰したので、ミルズのPTをサムナーや渡邊に与えた方がいいと思う。サムナーはセカンドユニットの時間帯でのハンドラーとしてゴールへアタックできる存在なので、カイリーの控えとして活躍が期待できる。渡邊はDFはもちろんのことサイズがありながらオニールのようにボックスアウトやREBなど泥臭い仕事をしっかりとこなしてくれる。前半良かった2人が後半にPTが無かったのは疑問だった。
次はセカンドユニットの時間帯のラインナップだ。プレシーズンのMILではデュラントとカイリーが休み、シモンズが残っていた。この時間帯にハリスとサムナーを起用することで、シモンズはゴールへのアタックが求められる、サムナーがハンドラーをこなしてくれる、ハリスは走れるしシモンズのパスの相手として申し分ない。個人的な見解なので簡単にはうまくいかないと思うが、デュラントとカイリーに依存しないチームOFを作り上げてほしい。どの選手とどの選手が相性がいいかなどを見極めながら色々なラインナップを試してほしいところだ(間違っても3Gや0Gはしないでほしい)。
まとめ
残念ながら負けが増えているが、選手がいなくてどうしようもないというほど悲観的状況でもない。まだまだチームとしてケミストリーを高めていく時期なので長い目で見守っていきたい。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■MIL
□パット・カナートン
□ジョー・イングルス
□クリス・ミドルトン
■BKN
□セス・カリー
□TJ・ウォーレン
□マーキーフ・モリス
チームスタッツ
MILの勝因は下記の2点。
・REB
・BLK
MILはREBとBLKで大きく上回り、インサイドの強みを十分に発揮して接戦をものにした。
BKNはFBのPTSで上回ったが、重要なところでアウトサイドシュートが入らず敗戦となった。
プレイヤースタッツ
ヤニスはFGを64%で成功させ、43PTSをOFをけん引した。
ポーティスはベンチから20PTSと活躍した。
ヤニスとポーティスは2桁REBも記録している。
ヤニスは7TOVと多かった点が改善点だろう。
ヤニスのUSG%が約40%と負担が大きい。
ホリデーはDFの負担が大きいせいもあるかもしれないが、FG%を上げたいところだ。
デュラントとカイリーが合計60PTSを記録したが、FG%が低かったのは要改善だろう。
サムナーが約6分のPTで9PTSを記録しており、PTが伸びればデュラントとカイリーの負担を減らすことが期待できる。
デュラントは肩の怪我の影響もあるかもしれないが、5TOVを減らしたい。
シモンズは9AST・2TOVと十分な活躍をしているので、あとはPTSだろう。
デュラントとカイリーはPAでしっかりとPTSを稼いでいる。
アウトサイドシュートが入らなくてもPAやFTでしっかりとPTSを稼ぐので平均得点が安定して高いのだろう。
シモンズのUSG%は20%を超えたいところだ。
スコア推移とプレイタイム
2Qの終盤にMILのPTSが止まっている間にBKNがリードを広げた。
3QでMILが追いつき、4QにBKNのPTSが止まっている間にMILがリードしそのまま勝利した。
ヤニスが前半に温存し、後半に爆発したことが点数の推移にも表れている。
MILは小刻みに休憩させる方針のようで10分以上連続で出場している選手がほとんど見られない。
BKNはHCの退場の影響か前半に出場した渡邊とサムナーが後半には出なかった。
デュラントとカイリーのPTをもう少し減らしたいところだ。
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