【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-05-11 セルティックス@シクサーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
□BOS
テイタムとブラウンの活躍は!
総評
PHI
コーナーからの3P
タッカーの3Pが2/7、メルトンは0/4とコーナーに待機する時間が長かった2人の3P%が低かった。BOSはコーナーに待機している選手のマークマンがPAにヘルプに来ていたので、確率が低いとよりPAへの圧力をかけられる。
特にホーフォードとRWⅢが並んでいるときに、ホーフォードがエンビードをマークしてRWⅢがPA付近を守っているときは、キックアウトしても3Pに期待できないので、PAにアタックして止められるという悪循環が続いた。
3Qの中盤に逆転した要因は、ニアンが3Pを決めてBOSに速攻を出させなかったこともある。GAME7では、DFに期待できるタッカーとメルトンのコーナー付近からの3Pが序盤にどれだけ決まるかには注目だ。
RWⅢのPnRへのDF
RWⅢとスマートのPnRに対応できていないように見えた。ホーフォードと違いRWⅢがスクリーナーの場合、ロブパスからのアリウープがあるためエンビードが簡単にスマートにチェックに行けていなかった。BOS側として、マークがきついテイタムとブラウン以外にOFオプションがあると楽になる。
次戦もRWⅢのPTが長くなることが予想されるので、PnRへの対策を考えておきたいところだ。
まとめ
アウェイでのGAME7で、どのようなパフォーマンスを見せるかに注目だ
BOS
2BIG
スターターをホワイトからRWⅢに変更し、ホーフォードと同時に起用する2BIGを採用した。OF面では、RWⅢをダンカースポットに配置することでエンビードがヘルプに行きにくくしていた。3Pが不調な時はハンドラーのドライブが増えるので、PA付近での得点をサポートするだろう。
DF面では、コーナーに待機しているタッカーなどをマークさせてPAへのヘルプをさせていた。この試合では3Pが不調だったのでよりヘルプに注力できたが、3Pが好調の時にどう対応するかは検討が必要だろう。
TOVの多さ
16TOVは改善点である。スタッツ上はPHIのSTLが多いが、BOSのパスミスで自滅している回数も多かった。要因としては、2BIGとそうでない時間帯でのスペースの違いに対応できなかったことがあると思う。
スターターは2BIGだが試合を通して2人が並んでいた時間は20分程度しかない。ホーフォードはコーナーにいることが多く、RWⅢはダンカースポットにいることが多い。どちらかがコートにいるパターンと両方がコートにいるパターンの合計3種類のスペースに他の選手は対応しなければいけない。
次戦で2BIGに対応してTOVを減らせるかに注目だ。
まとめ
GAME7をホームで迎えられるのは大きい。パフォーマンスに波があるテイタムの活躍に特に注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
最新のスタッツ(レギュラーシーズンの61~80試合目)
欠場選手情報
■PHI
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■BOS
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チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/de93b7d8ea58b514a5a7430b3b8b7193.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BOSの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・PTS FB
BOSはFGを効率よく成功させて得点を伸ばした。
FBからの得点を増やせたのは大きかった。
PHIは特に3P%が低かった。
TOVからの得点の多さは継続したい。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/eed958709251eeed91083c8e9d78a413.png)
エンビードとマキシーが得点を伸ばした。
タッカーやメルトンの3Pの復調に期待したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/2d88aee83bf7d4124bcf87db24889ffa.png)
エンビードはREB、ハーデンはASTで貢献した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/ac20978f2f6b13cf4d9064e22e558e8a.png)
マキシーのTOVやFBからの得点は継続したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/dcd19ca0af1bb2d5f829e3a89355669d.png)
チームでバランス良く得点を伸ばした。
テイタムはFG%の改善が必要だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/b7365005bd2a3cd7ba9fd6e5344bfc55.png)
TOVの多さは改善したい。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/8dcde98a59744f50fda387e70d0396df.png)
スマートやRWⅢはPnRからPAでの得点を伸ばした。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/e100401ee7d81c5a65cc5091f7882db3-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/15d0af89f06466b9786279fedce76c71-1024x614.png)
1QはBOSがスタートダッシュに成功して2桁差をつけたが、PHIが点差を縮めて終えた。
2QはBOSが再度流れを掴み15点近くまで差を広げたが、PHIもなんとか差を1桁まで戻した。
3QはPHIが流れを掴み一気に逆転に成功した。
4Qは一進一退の攻防が続いたが、残り数分でPHIの得点が止まっている間にBOSが一気に2桁差までリードを広げ勝利を掴んだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/05/bcb209d47e0bab32da11d934439218d9-1-878x1024.png)
PHIはハーデンかマキシーを残すようなローテーションだった。4Q終盤の選手起用から5人目をどうするかで大きく悩んだことが分かる。次戦での勝利にはタッカーやメルトンの3P%が大きく影響しそうだ。
BOSはテイタムかブラウンを残すようなローテーションだった。2BIGにしながらもグラントは起用されず7人でのローテーションだった。GAME7でのローテーションには注目だ。
[afi]
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