【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-04-15 ネッツ@シクサーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
□BKN
ブリッジスとクラクストンの活躍は!
総評
PHI
得点が伸びた要因
得点が伸びた要因は、OREB・3P%・TOVからの得点だ。
BKNのTOVが多いこととPHIがOREBを稼いだことでFGAで大きく優位を取れたのは大きかった。タッカーはフリーにされていることが多くBKNのボックスアウトも甘いので、今後もOREBを稼ぐのには期待できそうだ。
3P%は48.8%(21/43)と好調だった。エンビードがボールを持った瞬間にダブルチームに来ることでフリーの選手を簡単に作れるので、BKNのエンビードへのDFプランが変わらなければ、今後も3Pからの得点は期待できる。さすがにハーデンの53.8%(7/13)は少し上振れだと思うが、他の選手は次戦以降もASTありの3Pをしっかりと決めたい。
TOVからの得点は61~80試合目では平均14.8(22位)と少なかったが、この試合は31PTSと伸びた。BKNのTOVが19個と多かったのも大きいが、トランジションOFの意識の高さが見えた。エンビードの負担軽減にもなるので今後も続けていきたいところだ。
PnRへのドロップDF
DFでの懸念点は相手のFG%を抑えられなかったことだろう。個人ではブリッジスの1on1はほぼ止められなかった。PnRからスイッチさせられた後のミッドレンジやペイントアタックに対処できていなかった。
BKNはブリッジス以外にPnRから個人で得点できる選手がいなく、クラクストンやシャープにロブパスを上げてTOVになっていた。次戦以降にブリッジス以外がPnRからミッドレンジやペイントアタックをしてくると失点が増えるかもしれない。
今後のプレーオフでのPnRへのドロップDFは狙われると思うので、今のうちに何かしらの対応を見せたいところだ。
まとめ
次戦でのBKNの変化を予想して対応を考えておきたい。
BKN
FGAの差
FGAで19本もの差(BKN:70、PHI:89)がついてしまうと点差が開くのも仕方ないだろう。要因はDREBとTOVだ。
BKNのDREB%が61~80試合目で69.1(27位)と最下位なので、この試合の68.2%(30/44)も仕方ない部分ではる。しかし、タッカーのOREBは5本は改善したい点だ。タッカーをフリーにしていることが多いので、目を離すとPAに飛び込まれてしまう。ゴール下で人数有利は作れているので、誰か1人がしっかりとボックスアウトすることを心掛けたい。
TOVに関して目立ったのはロブパスのミスの多さだ。クラクストンやシャープが取れないようなパスの出し方もそうだが、チェックに来ていないのにパスを出している場面も見られた。無理してパスを出すよりペイントアタックを意識するほうがいいかもしれない。
エンビードへのDFプラン
エンビードへのDFプランとして、ボールを持った瞬間にダブルチームを仕掛けていた。結果としてはエンビードが簡単にパスをさばいてフリーの3Pを決められることが多かった。
ボールを持った瞬間にダブルチームに行くというプランにした理由として考えられるのは、①ファウルが増えないようにエンビードが少しでも早くボールを離すようにしたかった、②ローテーションDFをすればエンビードのミッドレンジよりほかの選手の3Pの方が確率が低いと考えたの2つがある。
この試合では3Pを予想以上に決められてしまったと思う。次戦以降でダブルチームに行くタイミングを変えて、エンビードがドリブルを付いてからにするのか、はたまたダブルチームをやめるのか、ヴォーンHCの采配に注目だ。
まとめ
DREB・TOV・エンビードへのダブルチーム・選手起用など次戦でどう変化するのか注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
最新のスタッツ(レギュラーシーズンの61~80試合目)
欠場選手情報
■PHI
ー
■BKN
□ベン・シモンズ
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/0c47fab21c19cd57a8c4bfba2448ed05.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
PHIの勝因は下記の3点。
・FGA/OREB/PTS 2C
・3P%
・PTS TOV
PHIはOREBからFGAを増やして優位を取った。
3Pを50%近く決めたことやTOVからの得点を増やして総得点を伸ばした。
BKNはFGを効率よく決めたが、TOVや相手のOREBでFGAで優位を取られたのが響いた。
プレイヤースタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/ab227b89a7daeddd78e24c695ced3c6d.png)
エンビードへのダブルチームの影響でFGAが少なく、トバイアスやハーデンのPTSが伸びた。
ハーデンを中心に3P%が高かった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/e2416a940cd8f1c4d8788ae5a59e9794.png)
チームでOREBとSTLが多かったのは良かった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/2c67bd18680ad9f179671e47096827f1.png)
TOVから得点が多かったがPAの得点が多くないので、アウトサイドシュートを多く決めたようだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/e478ee4ee84859693195597123d138cd.png)
ブリッジスが30PTS・ジョンソンが18PTSと得点を伸ばした。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/efc84e81e3f07ec52cb919772d8fcd75.png)
ボックスアウトをしっかりしてDREBをさらに増やしたい。
多くの選手がTOVを記録しており改善点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/9564b4081c7295704dbe700bfd881ec0.png)
TOVからの得点は61~80試合目では平均16.4PTSだったので、もっと増やしたいところだ。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/1a0f9eeae8e64278f979927a3b953bc3-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/f4b0d8f26ba8cbebd22cfd42174a1494-1024x614.png)
前半はPHIは徐々に差を広げ、2桁差でハーフタイムを迎えた。
3QがBKNが差を詰める場面もあったが、最終的には2桁差のままだった。
4Q序盤にPHIが一気にリードを20点差まで広げ、残り4分でBKNが主力下げて終戦となった。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2023/04/44e19809d7ab35d9f9993b15dd353191-878x1024.png)
PHIはエンビード+マシキーとハーデンのどちらかを残すローテーションだった。リードの活躍でエンビードを休ませられるのは大きそうだ。今後を見据えてハーデンのPTを少しでの抑えたいところだ。
BKNはブリッジスかディンウィディーを残すようなローテーションだった。ペイントアタックやDFに期待してセスかハリスの代わりにサムナーや渡邊が起用されるかにも注目したい。
[afi]
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