【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-02-23 スパーズ@マーベリックス

2023-03-24スパーズ,チーム,マーベリックス

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注目ポイント

□DAL
 ドンチッチとカイリーの相乗効果は!

□SAS
 若手の活躍は!

総評

DAL

OFの変化

1つ目はドンチッチとウッドのポストプレーが増えたように感じたことだ。トップのパウエルからローポストのドンチッチへパスを入れることで簡単にフィニッシュまで持っていけるのは負担が減るのでいいプレーだろう。

ウッドもトップから1on1を仕掛けるよりも45°やハイポストからOFを仕掛けることで単発な3Pで終わるのではなく、ペイントアタックできるようになったことで最低でもFTをもらえることも多かった。

2つ目はハーディーがローテーション外になったことだ。THJが復帰したことでOFのチャンスが減るので仕方ない面もあるだろう。ドンチッチが1Qと3Qの終盤、カイリーが2Qと4Qの前半、ウッドとTHJがセカンドユニットの時間帯というローテーションで、3人以上をコートに残してOFが停滞しないようにしていた。

個人的にはグリーンやハーディーにもっとOFでのチャンスを上げてほしいところだが、今後変化があるのは注目だ。

DFの変化

序盤は相手のPnRに対してCがドロップDFをしていたためにハンドラーに簡単に得点を許していた。途中からショウDFに切り替えてハンドラーへダブルチームを仕掛けて、簡単にシュートを打たせないようにしていた。DFローテーションの意識の高さが感じられたことやDFプランの改善が見られたのはいいことだろう。

しかし、ダブルチームが成功してスイッチせずに元のマークマンに戻ることが出来ればいいが、スイッチしてしまいミスマッチが生まれると簡単にPAでCに得点を許していた。逆サイドでマークマンの受け渡しを行っていたが、グリーンやブロックではCを止めるのは難しい。

ウッドを4番で起用していればウッドを相手のCにマークさせられるというメリットがある。ウッドがCで起用されるとこの試合のようにDFでの負担が大きくなり、ファウルトラブルに陥る可能性がある。サードオプションとしてOFでウッドに期待するのであれば、DFの負担を減らせるようなラインナップを組みたいところだ。

まとめ

失点が多く中々セーフティーリードを奪えなかったが、最終的にドンチッチを4Q丸々休ませて勝利できたのは良かった。ホームでの連戦で勝利を積み重ねていきたいところだ。

SAS

若いGと怪我人

ジョーンズ・バッセル・ジョンソン・ブランナムと若いGが多いので本来であれば、全員に十分なPTを与えるのは難しいところだ。その中でジョーンズとバッセルが怪我で欠場していることでジョンソンとブランナムが特にOFで成長の機会をもらえている。

オフシーズンの動き

上記の渋滞気味なGに加えて、ほかのチームが欲しがりそうなグラハム・コリンズ・マクダーモットといった即戦力がいる。今シーズンはトレード期限までにポートルとリチャードソンを放出したが、オフシーズンで誰を残すのかには注目だ。

まとめ

若手に成長の機会を与えるシーズンにしたい。

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スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

欠場選手情報

■DAL
 □マキシ・クレーバー
 □デイビス・ベルターンス

■SAS
 □キム・バーチ
 □トレ・ジョーンズ
 □デビン・バッセル
 □アイザイア・ロビー
 □ロミオ・ラングフォード

チームスタッツ

青塗はスタッツが優勢、灰色は同スコア。
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area

DALの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・PTS TOV/PTS FB

DALはFG%・3P%ともに50%以上と効率よくPTSを重ねた。
相手のTOVやFBから優位な状況でOF出来たことも影響しただろう。

SASはTOVを多く記録したのが痛かった。
REBやPTS PAで優位を取れたのを生かしたかったところだ。

プレイヤースタッツ

ドンチッチとカイリー以外の選手のPTSが多かったのが良かった。
ホリデーの活躍はありがたい。

ドンチッチとカイリーのASTが多かったのはボールが動いている証拠だろう。
ウッドのファウルを減らせるように対策したいところだ。

チームとしてTOVやFBでのPTSが多かったのはいい点だ。
ドンチッチのUSG%は毎試合30%前半で抑えたい。

2桁PTSの選手が多いのはいい点だ。

コリンズが12REBとインサイドで活躍した。
ジョンソンとブランナムはTOVを減らしていきたい。

チームでPAでPTSを稼げたのはいい点。

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スコア推移とプレイタイム

終始DALがリードを保って優位に試合を進めた。
4Qの序盤に一気にリードを広げ、最終的に30点近いリードを奪って勝利した。

DALはTHJが復帰したがスターターは変更せず、ウッドと共にセカンドユニットで起用した。ウッドのファウルトラブルが無ければ、ドンチッチとカイリーの内3人以上を残すローテーションだろう。
SASは細かく選手を交代させ、多くの選手にPTを与えるようなローテーションだった。

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