【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-01-22 ネッツ@ウォリアーズ

2023-03-29ウォリアーズ,チーム,ネッツ

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注目ポイント

□GSW
 スターター変更の効果は!

□BKN
 カイリーはチームを勝利に導けるか!

総評

GSW

スターターの変更

ここ数試合スターターをルーニーからプールに変更しているが、このラインナップが現状上手くいってないようだ。1Qと3Qの始めにこのラインナップでリードを許しており、特に3Qでは5分で2桁リードを溶かしてしまった。

プールの起用方法を試行錯誤している結果、昨シーズンに結果を残したこのラインナップを試していると思られる。試合の終盤では効果があったが、序盤ではサイズの問題などで中々うまくいっていない。調子にムラのあるトンプソンとプールをどう生かすかが今後の課題だろう。

3P以外のPTS

BKNがオールスイッチでDFしてくる影響もあり、3PAが32本と少なかった(シーズン平均:43.6)。3P以外にもカリーやウィギンスの1on1・バックカットなどOFパターンもあるので、PTSが極端に低いことは無かったが結果的に競り負けることとなった。今後は3PでPTSを稼げないときの対処を考える必要があるだろう。

まとめ

怪我人が復帰したものの、まだ選手起用を悩んでいる様子だ。トレード期限も迫る中、どの様な動きを見せるかには注目だ。

BKN

3rdオプション

デュラントとカイリーが安定してPTSを稼げる一方で、3人目のスコアラーが安定しない。候補としてはシモンズ・セス・ウォーレン辺りだろう。シモンズはデュラント不在でゴールへのドライブが少し増えたが、ゴールを見ずにパスを探したり、フックショットに逃げたりと安定感は無い。背中の怪我の影響もあるかもしれないが、もう少し気長に待つ必要があるだろう。

セスは3PだけでなくPnRからのミッドレンジやドライブなど、自分でクリエイトできるのでPTがあれば安定して活躍する方だろう。しかし、DFでのマイナスが大きい。今日の試合では特にトランジションDFのミスが目立ち、マークマンを見失って簡単に3Pを決められていた。DFが改善されないとプレーオフでカイリーと並べるのは難しいだろう。

ウォーレンも怪我の影響かまだ積極性が足りない。アタックしてほしい場面でパスを探して、結局ハリスやオニールの苦し紛れのドライブになってしまう。チームとしても生かし方がまだ把握できていないようにも感じる。デュラント復帰までに安定してPTSを稼ぐ選手が出てくるかには注目したい。

クラクストンとシモンズのFT

この試合では早々にクラクストンへハックを行ってきた。最終的にクラクストンはFTを6/15で40%しか決められなかったので、BKNの得点効率が下がる結果となり、GSWの作戦は成功したと言えるだろう。試合終盤までクラクストンを下げなかったコーチと打ち切ったクラクストンには拍手を送りたい。

一方でプレーオフでは同じようにはいかないだろう。同じ問題を抱えるシモンズとともにクラクストンはDFの要であり、接戦の終盤でコートにいないとかなり苦しくなるだろう。もちろんシュート練習やルーティンの変更などいろいろと対策はしてるだろうが、急に確率が改善することには期待できない。シーズン中に経験できたことは良かったことだが、優勝を目指すうえで何かしらの対処は必要だろう。

まとめ

デュラントの復帰までにチームとしての上澄みを見つけることはまだ出来ていないように感じる。試合の中身を向上させられるかには注目したい。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

欠場選手情報

■GSW
 □ジェームズ・ワイズマン
 □アンドレ・イグダーラ

■BKN
 □ケビン・デュラント

チームスタッツ

青塗はスタッツが優勢、灰色は同スコア。
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area

BKNの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・BLK

BKNはFGAで10本以上差をつけられた中で、高確率でFGと3Pを成功させた。
また、クラクストンを筆頭にBLKで相手のPTSを抑えることが出来た。
反省点としてはTOVからFBで多く失点したことだろう。

GSWはFGAでの優位を生かすことが出来なかった。
特に得意の3Pの成功率が伸びなかった。
FBと相手のTOVからのPTSが伸びたのが接戦に持ち込めた要因だろう。

プレイヤースタッツ

ベンチからクミンガとディビチェンゾが効率よくPTSを稼いだ。
トンプソンとウィギンスは確率を上げたいところだ。

REBではグリーンとルーニー、ASTはグリーン・カリー・ディビチェンゾがそれぞれスタッツを残した。

クミンガがPAでPTSを稼げるのはチームとして心強い。
USG%が高いトンプソンはFG%を安定させたいところだ。

カイリーを筆頭に高確率でFGを成功させた。
ベンチではセス以外のPTが短いがコーチ陣がどの様に考えているのか気になる点だ。

クラクストンは15REBと支配的な活躍を見せた。12試合連続での3BLK以上も素晴らしい。
セスの5TOVが改善点だ。

この試合はウォーレンのUSG%が伸びなかった。PTが短かったのは怪我の影響もあるだろうが、チームとして生かし方を見つけたいところだ。

スコア推移とプレイタイム

GSWが2度も2桁リードを奪う展開で試合を優位に進めた。
しかし、4Qの終盤にBKNが一気に逆転に成功して勝利を収めた。
GSWは3Qの序盤で一気に追いつかれたのが痛かった。

GSWはベンチからディビチェンゾとクミンガが出てきて安定した活躍を見せるので、スターターでのマイナスを改善したいところだろう。トンプソンをベンチにするのもありかもしれない。
BKNはカイリーの休憩時間をシモンズではなく、セスに任せている。ベンチメンバーのPTが短い点はどんな考えがあるのか気になる点だ。

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