【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-23 バックス@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
ヤニス対策を含めDFをどう改善するか!
□MIL
OFでヤニスを支える選手は現れるのか!
総評
BKN
デュラントとカイリーの負担軽減
デュラントとカイリー以外の選手が2桁PTSを記録することが多くなってきた。デュラントとカイリーのPTを抑えながら勝利を重ねることが出来ているのは長いシーズンを戦っていくうえで安心材料だ。
クラクストンとシモンズはインサイドで、オニールやハリスは3P、渡邊はコーナー3やPAへのカッティング、サムナーはペイントアタック、ウォーレンは1on1からのミッドレンジなど、それぞれが得意な方法でPTSをあげているシーンが多く見られるようになってきた。直近ではORtgで1位になっており、この調子を続けていきたいところだ。
PAの失点
この試合、PAでヤニスに16PTS・ロペスに16PTS・ポーティスに10PTSを許した。BKNもサイズでは大きく負けていないがデュラントがホリデーを守っていたので、特にロペスやポーティスのところでサイズのミスマッチが生まれていて簡単にPAで失点していた。
シモンズをヤニス・デュラントをホリデーに付けることで結果的に多くのTOVを生み出したので上手くいっていたが、ほかの選手の起用については慎重になるべきだったのかもしれない。
3Q中盤に20PTS近いリードからポーティスが連続得点し、差を縮められる場面があった。その前にクラクストンを下げてセスを投入しており、ラインナップのサイズが小さくなってしまった。結果論だがここでセスではなくウォーレンか渡邊を入れておけばPAでの連続失点は防げたかもしれない。
ウォーレンと渡邊の活躍でサイズの大きいラインナップを維持できるようになった。今後も細心の注意を払って選手起用をしてほしいと思う。
まとめ
ホームとはいえリーグ1位のMILに勝利できるほどチーム力が上がってきた。次のアウェイでのCLE戦でどんな戦いができるのか楽しみだ。
MIL
3Pの不調
カーター・イングルス・ポーティスが1本も3Pを決めることが出来ず、チームとしても24.3%と低調な結果になった。普段はヤニスにディフェンダーが複数寄るので、キックアウトからフリーで打てていた。BKNはヤニスに寄り過ぎないことを意識していたので、シューターがフリーになることが少なかったと感じた。
ロペスやポーティスがPAで安定してPTSを稼ぐことはできるが、相手のシュートが好調だと中々点差を縮めることが出来ない。この辺りが直近のORtgの低さに影響していると思われるのでどう改善するかに注目したい。
ヤニス以外のスコアラー
ミドルトンの不在でOF面でヤニスにかかる負担がかなり大きくなっている。ホリデーも毎試合25PTSを取るほどOFで存在感があるわけではない。ロペスやポーティスはインサイドでもアウトサイドでもPTSを取れるが、安定感はそこまでない。トレードに動いているというニュースもあるが、OFをどう改善するかが今後の課題だろう。
まとめ
OFで苦戦しておりリードを許すと苦しくなっている。どう立て直すかには注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□ジョー・ハリス
■MIL
□クリス・ミドルトン
チームスタッツ
BKNの勝因は下記の3点。
・3P%
・PTS/TOV
・PTS/FB
BKNはFG%の高さを維持しており、特に3Pはチームで40%を超えた。
多くのASTも記録しており、ボールが良く動いていてそこからフリーを多く作り出せている。
また、TOVからのPTSやFBでのPTSも多く、シモンズを中心にチームで前への意識が高くなっている。
MILはやはり3Pの確率が上がらなかったことが大きいだろう。
また、TOVが多かった。ヤニスとホリデーが守られるとチームとしてもOFで苦しくなるのは仕方ないだろう。
プレイヤースタッツ
PTSでもPTでもチームで負担を減らせている。
カイリーはトータルではFG%が低かったが、4Qの活躍はさすがだった。
MIL相手にREBで優位を取られなかったのは大きい。
シモンズとクラクストンがPFを抑えながらヤニスを守れたのは素晴らしい。
クラクストンとシモンズはOFでも相手のインサイドで攻めることが出来ていた。
デュラントとカイリーのUSG%が低いのはいい傾向だ。
ホリデーとポーティスのPTSがもう少し欲しいところだろうか。
3Pは次戦での上振れに期待したい。
ヤニスとホリデーはASTも多くOFの起点になっている。
一方で厳しいマークも受けており、TOVが増えてしまった。
PAでは安定してPTSを稼いでいる。
ASTも多いのでUSG%はバランス良くなっている。
スコア推移とプレイタイム
BKNが徐々にリードを広げ、3Qに最大23点差を作る展開となった。
MILも一時は1桁まで差を縮めたが、4Q残り3分で20点差となりそのままBKNが勝利した。
BKNはセカンドユニットの時間帯はデュラントだけでなくシモンズも休ませている。そのおかげでウォーレンが安定してPTSを稼げるようになったのかもしれない。今後もいろいろと試してほしい。
MILはヤニス・ロペス・ポーティスのうち2人をコートに残すようにしている。バックコートの選手で安定した活躍を見せる選手が現れてほしいところだろう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません