【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-18 ネッツ@ピストンズ

2023-03-29チーム,ネッツ,ピストンズ

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注目ポイント

□DET
 若手に経験を積ませられるか!

□BKN
 大量リードを許さずに前半を終えられるか!

総評

DET

コア選手の見極め

ボグダノビッチを獲得してプレーオフを目指すつもりが、カニングハムの全休によって今シーズンはタンクモードに切り替えることになったと思われる。ボグダノビッチは優勝を目指すチームからいいオファーがあると思うので、今シーズン中にトレードをするかには注目だ。

また、今シーズンは今後のコア選手を見極めるシーズンになるだろう。カニングハム以外にオールルーキーに入りそうな活躍を見せているアイビーとバクリーからスターターを奪ったデューレンは長期構想に入っていると思われる。3人でGとCは埋まったので、Fをどうするかが今後考えないといけないことだろう。

まとめ

今シーズンは怪我を避けつつ若手に経験を積ませるシーズンとなるだろう。

BKN

前半の大量失点

前半の70失点の原因としてはPAでの失点が多いことが挙げられる(前半:34、後半:22)。クラクストンがファールトラブルで前半10分しか出れなかったことで、PAを守る人がいなくなり簡単にPAを攻められてしまった。クラクストンの控えにリムプロテクトが上手いCが必要なのかもしれない。

一方、3PへのDFはかなり改善しているように感じた。相手のスクリーンに対するスイッチやローテーションがスムーズになっていてフリーで3Pを打たせることも減ってきた。PTを安定してもらうためにはDFでのミスを減らすことが最低限の条件になってきそうだ。

セカンドユニットのラインナップ

スターターが固定されてきたこととデュラントが1Qをフルで出場することで、自然と1Q終わりはデュラント+α、2Qの始めはカイリー+αとなる。今日の試合と前のTOR戦は、デュラント+渡邊・ウォーレンでサイズの大きいラインナップ、カイリー+シモンズ+シューターで小さいラインナップという起用方法だった。

今日の試合では、1Qからデュラントへダブルチームを仕掛けてきていたが、ほかの選手との息が合わずパスミスからのTOVがいくつか発生してしまった。デュラントの1on1のスペースのためにアウトサイドシュートのないシモンズやクラクストンを下げていると思われるが、ハイポストに立つ意識が高いのはこの2人なので下げてしまうとデュラントへのダブルチームにうまく対処できないというジレンマが発生している。

2Qはカイリー+シモンズ+シューターというラインナップだった。シモンズの周りにシューターを並べることでシモンズのパスを生かせるとは思うが、今日の並びがハリス・オニール・セスという小さい選手だった。その結果、OFはスペースが広くスムーズだったがDFではバグリーにPAでかなりPTSを許してしまった。もう1人フロントコートの選手を起用してサイズを大きくしたいところだろう。

まとめ

なんとか勝利しているものの特にDF面での課題は残っている。選手起用をいろいろ試して改善していきたいところだ。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

欠場選手情報

■DET
 □ケイド・カニングハム

■BKN
 □パティ・ミルズ

チームスタッツ

青塗はスタッツが優勢、灰色は同スコア。
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area

BKNの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・BLK

BKNはチームでFG%も3P%も50%越えとシュートが好調だった。
クラクストンやデュラント・渡邊とフロントコートの選手がBLKを多く記録したが、PAで56失点しているのは改善点だ。

DETはSTLからのFBや相手のTOVからPTSを重ねた。
相手のハンドラーへのプレッシャーを強めて失点を減らしたいところだ。

プレイヤースタッツ

ボグダノビッチとアイビーを中心に6人が2桁PTSを記録した。

デューレンは11REBとインサイドで存在感を見せた。
ヘイズが8ASTとカニングハムの代役を務めた。

アイビーはPAで12PTSを記録しており、特にスピードに乗ったドライブは止められないように感じた。

デュラントとカイリーが高確率でシュートを決め、2人で81PTSを記録した。
全体的に主力のPTが減ってきているのはいい傾向だろう。

シモンズは8REB・8ASTと両方ともチームトップの数字を記録している。
デュラントとカイリーのTOVと全体的にPFが多い点はまだ改善点として残っている。

デュラントとカイリーがPAで多くのPTSを記録している。
クラクストンとシモンズのPTが少なめだったことでスペースが広かったことが影響しているのかもしれない。
また、デュラントとカイリーのUSG%が40%近くなっており、下げるためにはシモンズとウォーレンあたりの活躍が必要だろう。

スコア推移とプレイタイム

前半はDETが大量にリードする展開となった。
3QでBKNが逆転したが、最後は1ポゼッションの接戦となった。
しかし、BKNが逆転は許さず勝利となった。

DETはセカンドユニットの時間帯に選手を全員入れ替え、10人ローテにしている。
BKNは相変わらず前半で選手の調子を見極めているようだ。接戦になるとクラクストンとシモンズをOFで起用しにくいので、渡邊・ハリスと頻繁に選手交代を行っている。

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