【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-11-20 グリズリーズ@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
シモンズ復調とカイリー復帰でデュラントの負担を減らせるか!
□MEM
主力不在の中どう戦うのか!
総評
BKN
カイリー復帰とシモンズ復調でのOFの変化
カイリーの復帰とシモンズの復調の結果起こった一番大きな変化はデュラントへのダブルチームが減ったことだろう。これまでより少ないFGAだったが、プレッシャーが少ないおかげか効率よくPTSを稼いでいた。少ないダブルチームの機会も綺麗なパス回しでフリーでのシュートにつなげることが出来ており、これまでの経験が生きていたのだろう。
また、徐々にシモンズがOFでハンドオフ以外にPAへアタックする回数が増えてきた。その可能性があると相手のディフェンスが収縮してフリーのシューターが生まれる。デュラントやカイリーを経由せずにOFを完結させられるのは大きく、2人の負担軽減や2人が休んでいる時間のOFの停滞防止・短時間でのOFの完結などのメリットがある。シモンズの積極性が継続し、自身のPTSはもちろんASTもさらに増えていくことを期待したい。
課題1:REB
OREBを13本取られており、まだまだ改善の余地はあるだろう。アダムズには競り合うのではなくしっかりとボックスアウトをして飛ばせないということを意識したい。特にPnRなどでマークマンを交換してミスマッチが起こっているときは特にその意識が重要だろう。フロントコートの人数を増やしていることでREBは徐々に改善されてきているので今後も継続していきたい。
課題2:TOV
この試合、デュラント・カイリー・シモンズのTOVが多かった。前半にリードできなかったのはTOVが多かったせいだろう。相手のDFが厳しかったというよりは自滅の部分が多かったと思うので、今後は解決していくだろう。ローテーションもだいぶ固まってきたのでここからどんどん息があってくると思うので、TOVを15以下に抑えることを目標にしたいところだ。
まとめ
カイリーの復帰・シモンズやシューター陣の復調とチームとしてはかなりいい雰囲気になってきた。アウェイでの連戦を戦い抜いて、まずは勝率5割を目指したい。
MEM
怪我人の多さ
この試合ではモラント・ベイン・JJJ・ウィリアムスなどが欠場した。昨年はモラント不在でも高い勝率を記録していたが、さすがにこれだけ主力が欠場すると厳しいものがある。数ヶ月といった長期の欠場になる選手はいないのは幸いだろう。怪我人が戻ってくるまでに高い勝率を維持できるか注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□TJ・ウォーレン
□ニコラス・クラクストン
■MEM
□ジャ・モラント
□デズモンド・ベイン
□ジャレン・ジャクソンJr
□ザイア・ウィリアムス
チームスタッツ
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/405fa5d85dce4f7c96cc7a5f6ee14256.png)
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
BKNの勝因は下記の3点。
・FG%/3P%
・DREB
・AST
BKNは効率よくPTSを稼いだ。シモンズのPAでのPTSやシューター陣の活躍などデュラントとカイリー以外のPTSが安定するとチームとしても戦いやすいだろう。
フロントコートの人数を増やしたことでDREBは徐々に安定してきているが、OREBを13本取られており改善の余地はまだありそうだ。
オニールがプレイメイカーの役割もこなしており、チームとしてのASTが多くなっている。
MEMはFG%と3P%が低くFGAでの優位を生かせなかった。
TOVやFB、2CからのPTSは上回っていたのでやはり、3Pが大きかったのだろう。
プレイヤースタッツ
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接戦でもデュラントをしっかりと休ませられるようになったのは好材料だ。
渡邊・オニール・ハリスとシューター陣が好調だった。
セスは3Pは不調だったが、PnRからのミッドレンジでも得点できるのが強みだ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/79c85a5359b56f07ed86b57478573d13.png)
REBやASTを多くの選手が記録しており、バランスがいいチーム状況だ。
TOVやPFはかなり多いので要改善点だ。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/fc60e6add2ff157db63fbac895c4821a.png)
シモンズのUSG%が上がってきている。パスだけでなく自分でPTSを稼ぐのはいい変化だ。
デュラント・カイリー・シモンズがバランスよくOFをするのがチームとして理想だろう。
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ブルックスが31PTSと気を吐いたが、続く選手がいなかった。
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アダムズはインサイドで安定した活躍を見せた。
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ブルックスはPAでは安定してPTSを重ねており、アウトサイドシュートの確率を上げてTS%を上げたいところだ。
スコア推移とプレイタイム
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/3e8e9020abaead6ba4c8288c6be08262-1024x614.png)
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/897da30f1bed1f5d5689c5a73ee330fe-1024x614.png)
3Qまでは一進一退の攻防となった。
4Q序盤にMEMのPTSが止まっている間にBKNがリードを広げそのまま勝利した。
![](https://nba-analytics.net/wp-content/uploads/2022/11/43a79cbb08383123abd8cf0f53b5bc77-878x1024.png)
BKNはクラクストンの不在で代わりにシモンズが入った。相変わらず前半はミルズやトーマスを起用している。クラクストンが復帰したときにスターターとローテーションがどうなるかには注目だ。個人的は常にフロントコート(シモンズ・クラクストン・渡邊・デュラント・マーキーフ)の内、3人は出してほしいと思っている。
MEMはジョーンズとブルックスがOFをけん引している。主力が不在の間は他の選手の奮起に期待といったところだろう。
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