【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】NBA全チームスタッツ分析(1～10試合まで)
NBAゲームのデータ分析をしてみよう！
注目ポイント
開幕10試合終了時点でのスタッツ分析を行う。
チームのスタッツがリーグのどこに位置しているかを知ることで強み弱みを把握できる。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
スタッツグラフ
ORtg VS DRtg
ORtg：100POSS当たりのPTSなので高いほど良い。
DRtg：100POSS当たりの失点のため低いほど良い。
勝率の高いチーム
- MIL：DRtgが高い
- CLE：DRtgが高い
- PHX：DRtgが高い
- BOS：ORtgが高い
勝率の低いチーム
- DET：DRtgが低い
- LAL：ORtgが低い
PACE VS TS%
PACE：48分当たりのPOSSなので多いほどOFの回数が多い。
TS%：OF1回当たりの得点期待値なので得点効率が分かる。
「PACE＝OFの回数」と「TS%＝OFの効率」を分析することでOFの傾向が分かる。
勝率の高いチーム
- BOS：PACEは平均だがTS％が高い
- DAL：PACEが低いがTS%でカバーしてる
勝率の低いチーム
- GSW：TS%もPACEも高いのでOF面では問題がない
- DET：TS%が低い
- CHA：TS%が低い
- LAL：TS%が低い
FG% VS 3P%
FG%：FG全体の確率で高いほど良い。
3P%：3Pのみの確率で高いほど良い。
勝率の高いチーム
- DEN：FG%も3P%も高い
- POR：3P%が高い
- CLE：3P%が高い
勝率の低いチーム
- DET：FG%が低い
- HOU：FG％が低い
- LAL：FG%も3P%も低い
OREB VS DREB
OREB (オフェンスリバウンド)：OFの回数が増えるので多いほどいい。
DREB (ディフェンスリバウンド)：相手のOF回数を減らせるので多いほどいい。
勝率の高いチーム
- MIL：DREBが多い
- MEM：OREBが多い
勝率の低いチーム
- GSW：DREBが少ない
- DET：DREBが少ない
DREB VS PTS FB
PTS FB (Fast BreakからのPTS)：DREBが多いチームは比例して多くなりやすい。
勝率の高いチーム
- MIL：DREBが多いがPTS FBは少ない
- TOR：PTS FBが多い
勝率の低いチーム
- ORL：PTS FBが少ない
- LAL：PTS FBは多い
AST VS TOV
AST (アシスト)：少ないチームは1on1からの得点が多いと想像できる。
TOV (ターンオーバー)：OFの回数が増えるため少ないほど良い。
勝率の高いチーム
- TOR：AST/TOVが2を超えている
- ATL：AST/TOVが2を超えている
- PHX：AST/TOVが2を超えている
勝率の低いチーム
- HOT：AST/TOVが1.5を超えていない
- ORL：AST/TOVが1.5を超えていない
PTS 2P％ VS PTS 3P%
PTS 2P%：PTSの内、2Pの割合。
PTS 3P%：PTSの内、3Pの割合。
2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
勝率の高いチーム
- BOS：PTS 3P%が高い
- ATL：PTS 2P%が高い
勝率の低いチーム
- ORL：PTS 3P%が低い
- LAL：PTS 3P%が低い
AST 2P% VS AST 3P%
AST 2P%：2PMの内、ASTからの2PMの割合。
AST 3P%：3PMの内、ASTからの3PMの割合。
勝率の高いチーム
- DAL：AST 2P%もAST 3P%も低い
- CLE：AST 2P%は高いが、AST 3P%は低い
- NOP：ORtgが高い
勝率の低いチーム
- HOU：AST 2P%もAST 3P%も低い
- GSW：AST 2P%は高いが、AST 3P%は平均的。
opp FG% VS opp 3P%
opp FG%：対戦相手のFG%なので低いほどいい。
opp 3P%：対戦相手の3P%なので低いほどいい。
勝率の高いチーム
- MIL：opp FG%もopp 3P%も低い
勝率の低いチーム
- HOU：opp 3P％は平均だが、opp FG%が高い
総評
10試合終了時点では、MIL・PHX・CLE・BOSなどが安定した戦いを見せて上位に位置している。
一方で、前評判とは打って変わってUTA・PORが上位に位置しており、GSWは下位に位置している。
それぞれのチームの強み弱みがスタッツからある程度理解できたと思う。
各スタッツの分析を行うことで、OF面とDF面のどちらに問題があるのか知ることが出来る。
勝率を上げるには問題のあるスタッツを改善していきたい。