【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-11-09 ニックス@ネッツ

2023-03-29チーム,ニックス,ネッツ

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注目ポイント

□BKN
 新HCが決定した後のチームの雰囲気は!

□NYK
 BIG3の活躍は!

総評

BKN

新HCの手腕

暫定的にチームを指揮していたジャック・ボーンが新HCに就任した。この試合でまず気づいたことがTOの早さだろう。よくない流れになった時にTOをいち早く取る采配が見られ、結果的に一度もリードを許すことなく勝利を収めたのは素晴らしい点だろう。ナッシュ時代とコーチ陣の顔ぶれが変わらないのは不安な点であるが、マジックでのHC経験がある人物ということでどう変化するか見守って生きたい。

戦術KD

ナッシュ時代にOFで上手くいかないときにとりあえずデュラントのアイソレーションに頼ることから”戦術KD”と揶揄されることがあった。だが、この試合ではいい意味で戦術KDがはまっていた。

カイリーの不在もあり、デュラントがボールを持つと相手の視線がすべてと言っていいほど集まる。これまではダブルチームをされてTOVや苦し紛れのシュートになることが多々あったが、この試合ではデュラントの引力を上手く生かすことが出来た。

まずデュラントにボールを入った後、味方はカッティングなど動きを入れデュラントはパスを探す。相手は自分のマークマンを守りに行くのでダブルチームに行きにくい。それでも、ダブルチームに行くとローテーションがうまくいかずフリーの選手が生まれる。デュラントへのダブルチームが無ければ、そこから十分なスペースを活用して1on1を仕掛けることが出来る。

その結果、デュラントのTOVが減ってASTが増え、チームとしてのPTSが増えるという最高の結果をもたらした。今後もこのプランを続けることが出来て、カイリーや怪我人が復帰すればOF面での心配は減るだろう。

ハーフコートOFでのシモンズ

ハーフコートOFでのシモンズは、PnRのスクリーナーやハンドオフでのパス役になることが多い。そのあと、シモンズはそこから大きく動かないことが多く、ハンドラーのスペースを潰してしまっていると思う。一度シュート外してしまったが、スクリーンの後にゴールへダイブしてデュラントからアリウープパスを受けるシーンがあった。このようなゴールへの動きがシモンズには必要だと思う。FTへの苦手意識からシュートに行くのを嫌がっているという報道もあったが、シモンズの積極性がチームに必要なので今後の改善に期待したい。

まとめ

ようやく新HCが決まり、試合でも完勝を収め、怪我から復帰したセスの復調もあってチームの雰囲気は最高である。カイリーや渡邊が復帰してさらにチームの完成度を高めていきたいところだ。

NYK

OF効率の悪さ

OFの中心はブランソン・ランドル・バレットだが、それぞれが順番に1on1を仕掛けるだけのOFに見えた。シュートが成功するときはいいが、入らないと今日のようにPTSが止まってしまう。チームとして連携したOFをしたところだ、

ロスターの整理

ブランソンと大型契約をむずび今勝ちたいチームだと思うが、一方で有望な若手も多く十分なPTを与えられていない。ローテーションに入っている選手が多く、トレードなどチームとしてどの様に動くかには注目だ。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

欠場選手情報

■BKN
 □TJ・ウォーレン
 □カイリー・アービング
■NYK
 □ミッチェル・ロビンソン

チームスタッツ

青塗はスタッツが優勢、灰色は同スコア。
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area

BKNの勝因は下記の3点。
・FG%/3P%
・DREB
・PTS TOV

BKNは効率よくPTSを稼いだ。特にセスの復調は安心材料だ。
弱点のDREBでもチームで取りに行く姿勢が見られた。
TOV自体の数はほぼ同じだが、TOVからのPTSで大きく上回ったのでFG%の高さにもつながったのだろう。

NYKはPAをなかなか攻められずFG%がとにかく低かった。

プレイヤースタッツ

ハリスやセスのFGAが増えたのはボールが回っている証拠だろう。

デュラントは12REB・11ASTでトリプルダブルを記録した。
フロントコートの選手のREBが増えているのはいい傾向だろう。
トーマスはボールも持ちすぎる傾向があるので周りをよく見てASTを増やしていきたい。

デュラントのUSG%を抑えられたのはいいことだ。
サムナーやセスが短時間で効率的に得点しており、チームの勝利に貢献したといえる。

ランドル以外の選手が効率よく得点できなかった。

ランドルは11REBとダブルダブルを記録したが、TOVの多さは改善点だ。

USG%は3人のバランスがいいので得点効率を上げていきたい。

スコア推移とプレイタイム

BKNが一度もリードを奪われることなく勝利した。
NYKは得点が止まることが多々あり、その間に点差を広げられた。

BKNはハンドラーやシューターの様子を前半で見極めて後半の起用を色々変えているようだ。
NYKはPTSが止まらないようにローテーションを工夫したいところだ。

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