【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-10-21 ラプターズ@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
シモンズはゴールへアタックするのか!
□TOR
バーンズはPTSを量産できるのか!
総評
BKN
初勝利
BKNは接戦をものにして今シーズン初勝利となった。何度も2桁リードから一気に追いつかれたりと安定感のない試合運びであったが、連敗を避けられたのはチームにとって今後につながる結果になった。
ラインナップの変化
この試合ではハリスの復帰以外にトーマスとサムナーを起用しない・モリスの起用を増やすという変化が見られた。TORのサイズが大きくないこともあって結果としてNOP戦のようにREBで差をつけられるということは無かった。
一方でバランスの悪いラインナップがときどき見られた。カイリーとシモンズが休んでハンドラーがデュラント以外いない時間帯やマーキーフ・シモンズ・クラクストンが同時に起用されるという時間帯・シューターのハリスとミルズが両方出ている時間帯などである。
前回の反省からサイズを意識したラインナップを組んでいたようだが、結果としてDFやREBは改善されたが、OFでボールが回らない・スペースがないという状態になりPTSが止まっていた。
まとめ
スターターはバランスの良さから安定感が出てきたので、今後はハンドラー・シューター・サイズなどのバランスがいいローテーションを見つけていきたいところだ。
TOR
REB
相変わらずチームとしての完成度は高く、OFでもDFでもバランスのいいラインナップである。しかし、シアカムが37PTSと爆発したにも関わらず勝利につなげることが出来なかったのは悩ましい点だろう。
明らかな課題としてはREBがあるだろう。13OREBを取られており、チームとしてREBの意識は高いがサイズ面の弱さを完全にカバーすることは難しい。REBの改善のためにルーキーのコロコを起用しているようだが、PFが多くチームのPTSが止まるという傾向も見られる。シーズンを通してじっくりと育てていくことになるだろう。
まとめ
完成度が高いチームであるが裏を返せば伸びしろが小さいともいえる。個々の成長以外にチームとして変化があるとすればブーシェとポーターJrが怪我から復帰するくらいだろうか。Eastで上位を目指すためにどの様な改善をしていくのか今後に期待である。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□セス・カリー
□TJ・ウォーレン
■TOR
□クリス・ブーシェ
□オット・ポーターJr
チームスタッツ
BKNの勝因は下記の2点。
・OREB
・BLK
BKNはOREBとBLKで上回り、サイズの有利を生かした。
TORは9STLとDFの強さを見せた。
プレイヤースタッツ
デュラントとカイリーがしっかりとPTSを稼いだ。
クラクストンはサイズの有利を生かし、19PTSと貢献した。
クラクストンが7OREB・4BLKとインサイドを支配した。
シモンズは10REB・8ASTとオールラウンドに活躍したのに加えて、PFを減らし改善が見られた。
トーマスとサムナーが起用されなかったので、ミルズのUSG%が高くなっている。
どちらかをハンドラーとして起用することとシモンズのOFに期待したい。
シアカムが37PTSと爆発したのに加えて、ほかのスターターも2桁PTSとバランスがいい。
アチウワやバントンのPTSがさらに増えると心強いだろう。
シアカムは12REB・11ASTとトリプルダブルを記録した。
ヴァンフリートは9AST・0TOVと圧巻の成績を残した。
バーンズはPAでのPTSが多く、OFの意識が増えたことはいい点だろう。
ベンチメンバーの短時間での活躍が期待される。
スコア推移とプレイタイム
お互いにPTSが止まる時間帯があり、目まぐるしい試合展開となった。
残り2分は点の取り合いとなったが、オニールの3Pで4PTSリードとなって決着した。
BKNはハリスの復帰もあり、様々なローテーションを試している。今日の試合の反省を踏まえて、最適なローテーションを探っていくことになるだろう。
TORはローテーションはほぼ定まっていると思うが、セカンドユニットの時間帯をどうするかが悩ましい点だろう。
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