【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】NBA全チーム分析(プレシーズン)

2023-03-29全チーム

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NBAゲームのデータ分析をしてみよう

始めに

近年NBAはいろいろなスタッツを用いて分析することが一般的になってきた。
そこで数字からチームを分析しているこの記事を読めばよりNBAを楽しめること間違いなし!!

注目ポイント

□プレシーズンでの各チームのスタッツを比較してみた。
 ※試合数の違いや主力の出場時間が短いなどの理由から参考程度で見てほしい。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

ORtg VS DRtg

ORtg:100POSS当たりのPTSなので高いほど良い。
DRtg:100POSS当たりの失点ため低いほど良い。

特にDRtgは重要で、勝率10位以内のチームはすべてリーグ平均(縦軸の点線)を上回っている。
リーグ平均に近いDRtgで勝率が20位以下のウィザーズとジャズはOFに大きな課題がありそうだ。
どちらも平均を大きく下回っているレイカーズ・ホーネッツ・ピストンズはまずDFから改善していきたい。

PACE VS TS%

PACE:48分当たりのPOSSなので多いほどOFの回数が多い。
TS%:OF1回当たりの得点期待値なので得点効率が分かる。

「PACE=OFの回数」と「TS%=OFの効率」を分析することでOFの傾向が分かる。
サンダーはPACEは低いがTS%が高い。つまりOF効率が良いので勝率が高い。
逆にブレイザーズはPACEはサンダーと同程度だが、TS%が低いため勝率が低い。リーグ平均以上のTS%はあるので、PACEを上げていきたいところだ。

レイカーズはリーグトップレベルのPACEだが、TS%がリーグ平均を大きく下回っているので勝率が低くなっている。FG%が低いのか、TOVが多いのかなどを分析してTS%を上げていきたい。

FG% VS 3P%

FG%:FG全体の確率で高いほど良い。
3P%:3Pのみの確率で高いほど良い。

シュート確率が高いことが必ずしも勝率の高さにはつながらないが、シュート確率が低いと勝率は低いようだ。
FG%が40%近くしかないピストンズ・レイカーズ・ウィザーズ・ホーネッツはFBでの得点を増やすなどしてFG%を上げていきたい。

OREB VS DREB

OREB (オフェンスリバウンド):OFの回数が増えるので多いほどいい。
DREB (ディフェンスリバウンド):相手のOF回数を減らせるので多いほどいい。

OREBの多さは勝率に比例しないようだが、DREBがリーグ平均を上回っているチームは勝率が高い傾向にある。
レイカーズはDREBの本数でリーグ平均を上回っているので、FBでの得点を増やせる可能性はありそうだ。

OREB VS PTS 2C

PTS 2C (2nd ChanceからのPTS):OREBが多いチームは比例して多くなりやすい。

OREBからOFはマッチアップミスなどが発生しやすいのでFG%も高くなる傾向がある。
スパーズ・グリズリーズ・ホーネッツ・ラプターズは同程度OFを獲得しているチームと比較してPTS 2Cが少ない。PTS 2Cを増やすことでPTSを増やすことが期待できるだろう。

DREB VS PTS FB

PTS FB (Fast BreakからのPTS):DREBが多いチームは比例して多くなりやすい。

DREBからのFBはFG%も高くなりやすいので増やしたいところである。
レイカーズはDREBはリーグ平均を上回っているので、FBでのOFを増やしたいところだ。
一方、ブレイザーズはDREBがリーグ最下位にも関わらずPTS FBはリーグ平均に近いので、DREBを増やすことが出来ればPTSを増やすことが期待できるだろう。

AST VS TOV

AST (アシスト):少ないチームは1on1からの得点が多いと想像できる。
TOV (ターンオーバー):OFの回数が減るため少ないほど良い。

TOVの多さは勝率には大きく影響しないようだが、ASTの多いチームは勝率が高いようだ。
個人に依存せずチームでOFができていることが要因だろう。

優れたPGはAST/TOVの数値が高いと言われている。AST/TOVが高いチームは勝率も高いようだ。
AST数でリーグ平均を上回れるようなOFをしたいところだ。

PTS 2P% VS PTS 3P%

PTS 2P%:PTSの内、2Pの割合。
PTS 3P%:PTSの内、3Pの割合。

2つのスタッツは、性質上片方が増えると片方が減るという反比例の関係にある。
どちらかが高いほうが勝率が高いということはなさそうだが、極端にどちらかが高いと勝率は高くならなさそうである。
チームとしてどちらで得点が取れているかという傾向をつかむことが出来る参考程度のグラフになりそうだ。

AST 2P% VS AST 3P%

AST 2P%:2PMの内、ASTからの2PMの割合。
AST 3P%:3PMの内、ASTからの3PMの割合。

勝率が高いチームはAST 3P%がリーグ平均を上回っているチームが多い。
これは得点期待値の高い3PがASTから試投出来ているということはフリーに近い状態ということで成功率が挙がっているということが考えられそうだ。
ブレイザーズは極端にAST 3P%が低いのでASTからの3Pを増やしたいところだ。
一方で、ロケッツはAST 3P%が低いにも関わらず勝率が高い。この理由を調べて参考にすることでブレイザーズは勝率を上げられるかもしれない。

総評

プレシーズンのスタッツから各チームの強み・弱みを分析してみた。
縦軸と横軸にスタッツを配置してグラフ化することでチームの様々な傾向をつかむことが出来る。
プレシーズンということで主力の出場時間が短いチームや試合数が少ないチームがあり、今回の分析がそのままレギュラーシーズンの結果につながるわけでは無いということは理解しておいてほしい。
次はレギュラーシーズンが20試合終わった時点で同じような分析をしてみたいと思う。

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Posted by ナイトゥ