【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】キャバリアーズのスタッツ分析(61~80試合目まで)

2023-07-05キャバリアーズ,チーム,複数試合

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注目ポイント

61~80試合目を12勝8敗で終えた結果、East4位につけている。
プレーオフに向けてチームの最新の特徴をスタッツから確認していこう。

スタッツの用語について

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

スタッツ詳細

Rtg

・61~80試合目
  • ORtg:118.2(7位)
  • DRtg:113.8(12位)
  • NETRtg:4.4(7位)

OFもDFも平均以上とバランスの良さを見せている。
それぞれの要因を確認していこう。

OF面

OFの特徴を見てみよう!

□OF全般
・61~80試合目
  • PTS:114.4(17位)
  • ORtg:118.2(7位)

PTSは平均以下だが、ORtgはリーグトップクラスだった。

□OF効率
・61~80試合目
  • FGM:42.7(14位)
  • FG%:49.0(10位)
  • 3PM:11.7(19位)
  • 3P%:36.8(14位)
  • FTM:17.3(18位)
  • FT%:78.5(15位)
  • eFG%:55.7(13位)
  • TS%:59.1(13位)

FG%・3P%・FT%すべてがリーグ平均程度のスタッツであり、TS%も平均程度のスタッツになっている。

□OF回数
・61~80試合目
  • FGA:87.2(20位)
  • 3PA:31.2(22位)
  • FTA:22.1(21位)
  • OREB:9.8(17位)
  • TOV:10.3(1位)
  • PACE:96.4(27位)
  • POSS:96.8(28位)

TOVはリーグ最少だがPACEがリーグワーストクラスとなっており、その影響でFGAも少ない。
3PAやFTAも少なくOF回数はリーグでも少ない方だ。

□2Pと3P
・61~80試合目
  • PTS TOV:21.6(2位)
  • PTS 2C:12.7(19位)
  • PTS FB:13.5(21位)
  • PTS PA:55.3(5位)
  • PTS 2P%:54.3(10位)
  • PTS 3P%:30.6(17位)
  • AST:24.5(25位)
  • AST 2P%:51.3(20位)
  • AST 3P%:74.4(29位)

TOV・PAでの得点がリーグトップクラス。
得点は2Pの割合が多く、ASTからの得点は少ない。

総括するとOFの特徴は以下の通り。

  • リーグワーストクラスのPACE
  • TOVはリーグ最少
  • FGA・3PA・FTAは少なめ
  • FG%・3P%・FTAは平均程度
  • TOV・PAからの得点が多い
  • ASTなしのFG・3Pでの得点が多い

PACEが遅く得点効率も高くないにも関わらずORtgが高い要因は、TOVの少なさ・TOVとPAからの得点の多さ・ASTなしの個人技からの得点の多さなどがありそうだ。

DF面

DFの特徴を見てみよう!

□FG%
・61~80試合目
  • opp FGM:40.0(4位)
  • opp FGA:83.3(2位)
  • opp FG%:48.1(16位)
  • opp 3PM:11.5(8位)
  • opp 3PA:29.2(1位)
  • opp 3P%:39.2(28位)

FGAはリーグ2位・3PAはリーグトップとなっており、シュートを簡単に打たせないDFが出来ている。
一方で、FG%はリーグ平均・3P%はリーグワーストクラスと効率的にシュートを決められてはいる。

□DREB
・61~80試合目
  • DREB%:67.5(30位)
  • opp OREB%:32.5(30位)
  • opp PTS 2C:12.9(12位)

DREB%がリーグ最下位でありながら、opp PTS 2Cは少なくなっている。
これはCLEのPACEの遅さが影響しているだろう。
DREB%を改善してDREBの絶対数を増やせばDRtgの改善につながりそうだ。

□PFとFT
・61~80試合目
  • PF:19.8(18位)
  • opp FTM:19.0(22位)
  • opp FTA:23.6(18位)
  • opp FT%:80.4(23位)

PFが多く、そこから相手にFTを与えるのも少なくはない。
PFを減らすことが出来れば、DRtgの改善につながるだろう。

□2Pと3P
・61~80試合目
  • opp PTS TOV:14.7(5位)
  • opp PTS FB:12.9(7位)
  • opp PTS PA:47.0(4位)
  • opp PTS 2P%:52.1(16位)
  • opp PTS 3P%:30.7(11位)
  • opp AST:24.0(4位)
  • opp AST 2P%:50.9(10位)
  • opp AST 3P%:81.6(6位)

TOV・FB・PAでの失点は少ない。ASTからの失点は2Pも3Pも少ない。

これらのことから、ASTなしの個人技からの失点が多いと予想できる。

DFの改善のためにはPFを減らすこと・DREB%を上げること・個人技からの失点を減らすことが必要となる。

主要スタッツの成績と順位一覧

※ ()内は順位
※opp ○○は対戦相手のスタッツ(例:opp FG%は対戦相手のFG%=被FG%)

・61~80試合目
  • WIN PCT:60.0(8位)
  • PTS:114.4(17位)
  • FGM:42.7(14位)
  • FGA:87.2(20位)
  • FG%:49.0(10位)
  • 3PM:11.7(19位)
  • 3PA:31.2(22位)
  • 3P%:36.8(14位)
  • FTM:17.3(18位)
  • FTA:22.1(21位)
  • FT%:78.5(15位)
  • OREB:9.8(17位)
  • DREB:28.4(30位)
  • REB:38.1(29位)
  • AST:24.5(25位)
  • STL:7.2(16位)
  • BLK:5.5(6位)
  • TOV:10.3(1位)
  • PF:19.8(18位)
  • PTS TOV:21.6(2位)
  • PTS 2C:12.7(19位)
  • PTS FB:13.5(21位)
  • PTS PA:55.3(5位)
  • ORtg:118.2(7位)
  • DRtg:113.8(12位)
  • NETRtg:4.4(7位)
  • OREB%:25.9(21位)
  • DREB%:67.5(30位)
  • eFG%:55.7(13位)
  • TS%:59.1(13位)
  • PACE:96.4(27位)
  • POSS:96.8(28位)
  • PIE:51.6(11位)
  • PTS 2P%:54.3(10位)
  • PTS 3P%:30.6(17位)
  • AST 2P%:51.3(20位)
  • AST 3P%:74.4(29位)
  • opp PTS:110.4(5位)
  • opp FGM:40.0(4位)
  • opp FGA:83.3(2位)
  • opp FG%:48.1(16位)
  • opp 3PM:11.5(8位)
  • opp 3PA:29.2(1位)
  • opp 3P%:39.2(28位)
  • opp FTM:19.0(22位)
  • opp FTA:23.6(18位)
  • opp FT%:80.4(23位)
  • opp OREB:11.3(26位)
  • opp DREB:32.8(17位)
  • opp REB:44.1(20位)
  • opp AST:24.0(4位)
  • opp STL:6.0(1位)
  • opp BLK:4.9(20位)
  • opp TOV:15.3(3位)
  • opp PF:19.7(10位)
  • opp PTS TOV:14.7(5位)
  • opp PTS 2C:12.9(12位)
  • opp PTS FB:12.9(7位)
  • opp PTS PA:47.0(4位)
  • opp ORtg:113.8(12位)
  • opp DRtg:118.2(7位)
  • opp NETRtg:-4.4(7位)
  • opp OREB%:32.5(30位)
  • opp DREB%:74.1(21位)
  • opp eFG%:55.0(15位)
  • opp TS%:59.1(17位)
  • opp PACE:96.4(4位)
  • opp POSS:97.1(3位)
  • opp PIE:48.4(11位)
  • opp PTS 2P%:52.1(16位)
  • opp PTS 3P%:30.7(11位)
  • opp AST 2P%:50.9(10位)
  • opp AST 3P%:81.6(6位)

総評

OFはTOV・PAでの得点と個人技での得点に頼っている部分が大きそうだ。
DFは簡単には打たせないことが出来ているが、PF・DREB・個人技からの失点などが改善だろう。

[afi]

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