【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-01-25 ネッツ@シクサーズ

2023-03-29シクサーズ,チーム,ネッツ

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注目ポイント

□PHI
 エンビードとハーデンの活躍は!

□BKN
 シモンズはOF面でカイリーをサポートできるか!

総評

PHI

ローテーション・セカンドユニット

ドックHCはセカンドユニットの時間帯に全員ベンチメンバーにするローテーションを組んでいる。スターターから外れたマキシーがいるのでOFが全く機能しないということは無かった。しかし、結果的にセカンドユニットの時間帯はリードを減らしていることが分かる(特に3Q)。

エンビードがいると周りの選手がパスを探すこととマキシーとバランスを考えるとトバイアスをセカンドユニットの時間帯に残す方が停滞しないように感じる。主力の酷使は改善されたようだが、次はローテーションの変化があるのかに注目だ。

3PへのDF

BKNのPnRに対してエンビードがドロップDFをすることで、セスやハリスに3Pを決められる場面が多かった。メルトンやサイブルが後ろから追いかけて防ぐこともあったが、相手にエリートシューターが多いと裏目になることもありそうだ。3人目も協力して3Pではなくミッドレンジを打たせるようにDFを改善したいところだ。

まとめ

チームとして好調を維持しているので、あとは怪我にだけ気を付けたいところだ。

BKN

ゾーンDFの有効性

後半追い上げた要因は間違いなくゾーンDFだろう。カバー範囲の広い渡邊をトップに置くことでカイリーやセスのローテーションのミスを消すことが出来ていた。問題としてはエンビードに入れられてしまうと簡単にミスマッチやフリーの選手が発生することと苦手なDREBがさらに取れなくなることだろう。

しかし、ゾーンDFを敷くということはマンツーマンで相手を止められないことの裏返しである。デュラントの不在でセスとハリスのPTが増えており、カイリーと並べることでハーフコートDFが厳しくなっているのは間違いない。

これまでしきりにトレードの噂が出ていたが、セスやハリスはOF面で貢献が増えてきている。ゾーンDFで止められるのであれば、無理してセスやハリスをトレードしないという選択肢も出てきた(個人的にはトレードに賛成派である)。フロントがどの様に判断するのかには注目だ。

PFの多さ

チームで26個のPFを犯し、FTAを36本許す結果となった。FTから35失点したことはもちろん勝敗に影響したが、ファウルトラブルでDFの強度が下がるというスタッツに残らない影響もあっただろう。ファウルをもらうのが上手いエンビードを相手にしているのでクラクストンのPFが増えるのは仕方ないだろう。DFが苦手なハリスのPFが増えるのはどうしようもない。

改善できそうな部分はシモンズのPFだろう。シモンズを相手のCにマッチアップさせることはシモンズのPFが増えやすくなることと共にGやFを守れるという良さを生かせなくなる。モリスを同時に起用している時間帯もあったが、渡邊も含めてCが本職でない人をCとして長時間起用するのは厳しいだろう。

理想としてはクラクストンの控えとして15~20分くらいのPTである程度パワーのあるCだが、果たしてトレードなどでロスターに加えることはできるのだろうか。

まとめ

結果としては負けだったがデュラント不在でいい勝負が出来ており次につながる内容だった。これが続けば連敗が続くことは無いだろう。

スタッツについて

 ※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

欠場選手情報

■PHI
 □フルカン・コルクマズ

■BKN
 □ケビン・デュラント
 □デイロン・シャープ

チームスタッツ

青塗はスタッツが優勢、灰色は同スコア。
2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area

PHIの勝因は下記の2点。
・FT
・OREB/PTS 2C

PHIはFTで35/36の高確率で成功させPTSを稼いだ。
OREBから2CでのPTSが伸びたことも大きかった。

BKNはFGを60%以上、3Pを50%以上の高確率で成功させた。
PFの多さとDREBが引き続きの課題だ。

プレイヤースタッツ

主力のPTが減っているのはいい傾向だ。
エンビードがいつもより抑えられたが、ハーデン・マキシー・メルトンがサポートした。

エンビードとハーデンはファウルトラブルに気を付けたい。

ハーデン・メルトン・マキシーの得点効率の高さは素晴らしい。

カイリー以外にセスとクラクストンがPTSを稼いでくれるのチームとしてありがたい。
ウォーレンのPTが減っており、怪我には気を付けてほしいところだ。

TOVとPFはまだまだ改善の余地ありだ。

クラクストンのPAで22PTSは驚異的な数値だ。DFはもちろんOFでもスタッツを残せるようになればオールスターも見えてくる。

スコア推移とプレイタイム

2QからはPHIが常にリードを保っていた。
BKNがゾーンDFから一時同点に追いつくが、逆転は許さずPHIは勝利をものにした。

PHIはスターターとベンチメンバーも分かりやすく使い分けている。今後も続くかには注目だ。
BKNはQの代わりで選手交代をすることが多い。ラインナップを細かく変更するのが特徴だろう。

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