【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-06-04 ヒート@ナゲッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□DEN
ヨキッチとマレーの活躍は!
□MIA
バトラーとアデバヨの活躍は!
総評
DEN
ヨキッチの負担
ヨキッチのUSG%が40%を超えており、OFでの負担がかなり多くなっている。マレーは明らかに疲れが見えており、ハーフコートOFではヨキッチのペイントアタックに頼る場面が多かった。MPJの3Pが不調なので、ブラウンやKCPのOFでの貢献に期待したい。
特にMIAがゾーンをしてくる時間帯には、前半のようにトランジションで相手の姿勢が整う前にOFを仕掛けて、ヨキッチの負担を減らしたいところだ。セカンドユニットの時間帯はDFの強度を上げられるので、FBやTOVでの得点を増やすことが出来れば大きい。
ローテーション
ローテーションミスから簡単にフリーの選手を作ってしまい、3Pを多く決められたのが痛かった。MIAのゴーストスクリーンやオフボールスクリーンへの対処でミスが多かった。特にマレーとMPJがローテーションでのミスが多いように感じた。特にマレーは走り回る影響か疲れが見えるので前半のPTはもっと減らすのもありだろう。
他にはPFの多さも目立った。Game1の8PF・2FTAに対して、この試合は21PF・20FTAと大幅に増加した。簡単にペイントアタックをさせないことで失点を減らせているので、不用意なシューティングへのPFを減らしたいところだ。
まとめ
ホームでの敗戦は痛かった。アウェイで勝利できるか注目だ。
MIA
効果的なスクリーン
アデバヨが絡まないところでのスクリーンからフリーを作って、3Pを決めて効率よく決めることが出来たのは大きかった。後半はヨキッチをつり出してアデバヨのダイブやそこからの合わせとしっかりと崩して得点が出来ていた。
3P%の高さとFTAの多さは少し上振れ気味だった気がするので、次戦以降はそこの得点をどう積み上げていくかが課題だろう。個人的にバトラーは不調というよりは体力を温存してたように見えたので、ホームに戻るGame3・4ではバトラーの得点に注目したい。
トランジションからの失点
Game1でDENは13TOV PTS・9FB PTSだったのに対し、この試合は23TOV PTSと18FB PTSだった。TOVが8→11と増えたことを考慮しても、トランジションからの失点が増えたと言えるだろう。ラブの起用の影響なのか、ペイントを攻められない影響なのかは分からないが、次戦での修正が必要な箇所だろう。
失点を100PTS程度に抑えられれば、3Pの上振れなしでの勝利が見えるので、あと10PTSほど失点を減らせるか注目だ。
まとめ
アウェイで勝利できたのは大きい。ホームで連勝して王手をかけたいところだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■DEN
ー
■MIA
□タイラー・ヒーロー
□ビクター・オラディポ
チームスタッツ
MIAの勝因は下記の2点。
・3P%
・FT
MIAは3Pを効率よく決めて得点を伸ばした。
また、FTからの得点が2PTSから18PTSまで増えたのは大きかった。
DENはTOVやPAから得点を伸ばした。
PFから多くのFTを与えたのが痛かった。
プレイヤースタッツ
ヨキッチが41PTSでOFを引っ張った。
疲れが見えるマレー以外の選手がヨキッチの負担を減らしたいところだ。
KCPのPFの多さは改善点だ。
チームでTOVやFBから得点を伸ばせたのは大きかった。
ヨキッチのUSG%を下げられるか注目だ。
バトラー・アデバヨ・ビンセントが得点を伸ばした。
ラブとアデバヨはREB・バトラーはASTでスタッツを残した。
USG%が偏っていないのは素晴らしい。
スコア推移とプレイタイム
1QはMIAが流れを掴み2桁までリードを広げる時間帯もあったが、DENが差を縮めた。
2QはDENが勢いそのままにセカンドユニットで逆転に成功し2桁までリードを奪ったが、MIAが差を縮めて前半を終えた。
3QはMIAが同点に追いつく場面もあったが、DENがリードに成功した。
4Qは序盤でMIAが逆転し、そのまま2桁までリードを広げた。DENは終盤に3点差まで詰めたが逆転はできず、MIAがアウェイで貴重な勝利を手にした。
DENはヨキッチかマレーを残すようなローテーションだった。Game1と違い、ゴードンのパワーとMPJの高さが目立つ場面は少なかった。MIAのスクリーンプレーを抑えるためには、2人のブラウンの活躍が必要になりそうだ。
MIAはバトラーかアデバヨを残すようなローテーションだった。ラブをスターターにしたが終盤では起用されず、そこまで効果的には見えなかった。次戦のスターターにはどうなるだろうか。動き回るロビンソンがかなり効果的に見えるので、起用のタイミングにも注目だ。
[afi]
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