【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-05-19 ヒート@セルティックス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BOS
テイタムとブラウンの活躍は!
□MIA
バトラーとアデバヨの活躍は!
総評
BOS
ゾーンDFへの対応
MIAのゾーンDFを上手く攻められなかったのがOF面での敗因だ。上手くいったOFパターンはハンドラーにスクリーンをかけて数的優位を作るパターンだ。ハンドラー自身の得点か、そこからPAでの合わせやキックアウトで得点を生み出していた。
逆に、止まった状態で外でボールだけ回したり、ハイポストにパスを入れたりするパターンはほとんど得点に繋がらなかった。特にハイポストにボールを入れても、そこからRWⅢやグラントがアデバヨ相手に得点できないので、意味のないプレーだった。
ハンドラーにスクリーンをかけに行くようになったのはかなり終盤で、結果論ではあるが正直コーチ陣の対応が遅いと感じた。BOSの懸念点であったコーチの経験の差なのかもしれない。
バトラー対策
バトラー対策はグラントで良かったのだろうか。グラントのDFは良かったが、パワーのある選手でバトラーを対策するのは効果的か疑問で実際ほとんど止められなかった。2BIGを病めたのであれば、ダブルチームを仕掛けてほかの選手をローテーションで守るという方法も試してほしかったところではある。
接戦の終盤にバトラー中心で攻めてくることは分かっているはずなのに、止められていないグラントを何ポゼッションもバトラーにマークさせており、対応が後手後手に回っているように感じた。
まとめ
かなり追い詰められた状況だが、アウェイで勝利することはできるだろうか。
MIA
ペイントアタック
BOSはCも含めてMIAの3Pを止めようという意識が高かった。それに対して空いたPAを攻めることが出来たのがOF面での勝因だろう。特にBOSがDFでローテーションした後は外へ意識が向いているので、カウンタードライブが効果的だった。
MIAは多くの選手がドライブもシュートもできるのがOF面でのアドバンテージになっている。今後もBOSのDFを見極めて、外と中を使い分けて得点を伸ばしていきたい。
ゾーンDF
ゾーンDFによって1戦目と比べてPAでの失点を減らすことが出来たのは大きかった(62PTS → 48)。加えて、OREBや2Cでの失点も減っており、ゾーンDFの効果は大きかったといえる。
一方で、終盤はハンドラーにスクリーンをかけることで攻略される場面もあった。ドライブから数的不利になってしまうと、PAか3Pで簡単に失点することが予想されるので、次戦での対応は考えておかないといけないだろう。
まとめ
アウェイで連勝できたのはかなり大きい。ホームで最低でも1勝して王手をかけたいところだ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BOS
ー
■MIA
□タイラー・ヒーロー
□ビクター・オラディポ
チームスタッツ
MIAの勝因は下記の2点。
・FGA
・OREB/STL
MIAはFGAで大きな優位に立った。
OREB・STLからのBOSのTOVが要因だろう。
BOSは3P%が伸びなかった。
TOVを減らすのが1試合目からの課題だ。
プレイヤースタッツ
テイタムが34PTSとOFを引っ張った。
ブラウンの不調とチームの3P%の低さが痛かった。
チームでのTOVの多さは課題だ。
多くの選手がPAで得点を稼いでいるのは素晴らしい。
PAにディフェンダーが多い時に無暗にツッコまないことが重要だ。
バトラー・アデバヨとベンチからマーティンがOFを引っ張った。
アデバヨはREBとASTでの活躍した。
ファウルトラブルには気を付けたい。
PAでの得点が個人での得点が伸びた要因だ。
スコア推移とプレイタイム
1QはMIAがリードするもののBOSが追いつき1点差で終えた。
2QはBOSが一気にリードを2桁に広げるが、すぐにMIAが逆転しわずかにリードして前半を終える。
3QはBOSがすぐに逆転しそのまま徐々にリードを広げ2桁近い差にした。
4Qは逆に徐々にMIAがリードを縮め、最終盤で逆転しそのまま勝利した。
BOSは変更点としてグラントの起用と後半から2BIGの起用をやめた。個人的にはスペースを広げる必要もないのでホーフォードのPTを減らしてもいいと思うが、次戦ではどう変化するか注目だ。
PHIはバトラーかアデバヨを残すようなローテーションだった。後半ロビンソンの活躍もありバトラーを休憩させられたのは大きい。3Pの調子次第でラウリーやロビンソンはPTが変わっているようだ。
[afi]
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