【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-01-28 ニックス@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
デュラントとシモンズ不在の中、カイリーはチームを勝たせられるか!
□NYK
ブランソン・ランドル・バレットは活躍できるか!
総評
BKN
3P爆撃
この試合の勝因の1つは高確率の3Pだろう。クラクストンとシャープのC以外が全員3Pを成功させ、最終的に22/40で55.0%と驚異のスタッツとなった。シモンズ不在ながら31ASTとボールがしっかりと回っており、そこからフリーを生み出せていた印象だ。
デュラントの欠場で安定して1on1から得点できるのがカイリーだけになっており、OFで苦戦することが多くなっている。クラクストンのOF面での成長が著しいが、シューターを多く揃えているだけにPTSを伸ばすために3Pを得点源にすることが重要だろう。
PAでの失点
PAでの失点が68PTSは取られすぎだろう。デュラント・シモンズ・ウォーレンの不在でサイズが小さくなったこととNYKのブランソン・ランドル・バレットが3人ともポストプレイからPAを攻めてきたことが重なった結果である。
クラクストンがコートにいるときはPAへのプレッシャーがある程度あるが、外へつり出されたり・ベンチの時間は好き勝手やられてしまう。シャープを育てようという意思は見られるものの今シーズンで成長できる予兆は感じられない。
シモンズやウォーレンがまだ怪我で欠場することも時々あるので、フロントコートの補強は必要となってきそうだ。理想としてはウィングとCが1人ずつだろうか。引き続きフロントの動きに注目だ。
まとめ
前戦と打って変わってチームとして集中して試合に臨めたことが勝利につながった。この調子で次の試合に臨みたい。
NYK
安定したOF
ブランソンはスピードのミスマッチ、ランドルとバレットはサイズのミスマッチから特にPAで安定してPTSを稼いでいた。セカンドユニットの時間帯もバレットをコートに残しベンチからクイックリーが出てきて、OF面では安定感があった。
課題のDF
直近の10試合でORtgが119.1と好調でありながら、5勝5敗と勝率が伸びていない要因は120.7のDRtgだ。この試合に限って言えば、いくら効率よくPAでPTSを重ねても相手が3PでPTSを重ねると追いつくことが出来ない。ハーフコートDFでローテーションのズレからBKNのシューターがフリーになることが多い印象を受けた。
最近はDFに苦戦している印象のシボドーHCだが、トレードも含めてどう立て直すかには注目だ。
まとめ
好調とOFと不調なDFとはっきり分かれている。レディッシュやフォーニエなどトレードの噂があるがどうなるかには注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□ケビン・デュラント
□ベン・シモンズ
□TJ・ウォーレン
■NYK
□ミッチェル・ロビンソン
チームスタッツ
BKNの勝因は下記の2点。
・3P
・AST
BKNは3Pを55.0%と驚異の確率で成功させた。
ボールが動いたことでASTが多く生まれた。
NYKはPAで68PTSとインサイドでPTSを稼いだ。
3PへのDFは今後の課題だろう。
プレイヤースタッツ
カイリーの個人技、クラクストンのインサイド、3PとチームとしてのOFの形はできてきた。
サムナーがドライブから得点できる貴重な存在なので、安定してくればPTを増やしたいところではある。
クラクストンはREBとBLKだけでなく、ASTが多かった。今後もOFの起点になれるとありがたい。
多くの選手がASTも記録してることからもボールが動いていることが分かる。
カイリーのUSG%かなり高くなっているので、セスやサムナーのOFに期待したい。
ブランソン・ランドル・バレットの3人のベンチからクイックリーとPTSのバランスはいい。
ランドルは10REB・8ASTとオールラウンドな活躍を見せた。
USG%が高い3人がPAで2桁PTSを残した。今後も安定してPTSを稼ぐことが期待できるだろう。
スコア推移とプレイタイム
BKNが試合を通してリードを保っていた。
NYKも4Qにはリードをかなり縮めたが追いつくまでは至らなかった。
BKNはいつも通り前半に多く選手を試していた。カイリーのPTが増えてきているのでなんとか負担を減らしたいところだ。
NYKはセカンドユニットの時間帯(2Q序盤、4Q序盤)にリードを許す結果となった。その時間はバレットとクイックリーをOFの中心にしているがローテーションの変更も検討の余地があるだろう。
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