【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-10-12 ネッツ@バックス(プレシーズン)
NBA データ分析
スタッツについて
※スタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■バックス
□グレイソン・アレン
□ウェスリー・マシューズ
□パット・カナートン
□クリス・ミドルトン
□ジョー・イングルス
■ネッツ
□ジョー・ハリス
□セス・カリー
□TJ・ウォーレン
□エドモンド・サムナー
チームスタッツ
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2C:2nd Chance, FB:Fast Break, PA:Paint Area
ネッツの勝因は下記の4点。
・FG%
・TOV / PTS TOV
・PTS FB
・PTS PA
ネッツは相手のTOVからFBでの得点につなげた。このことがPAでの得点と高いFG%につながった。
バックスは3PM,3P%で上回ったが、TOVからの失点の多さをカバーすることが出来なかった。
プレイヤースタッツ
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ヤニスはFTを12/15の80%で決め、24PTSを記録した。
ホリデーとカーターが3Pを3/6の50%で決め、ヤニスをサポートした。
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ヤニスは14REBとダブルダブルを記録した。
一方で、ヤニスが4TOV、ホリデーで7TOVと厳しいマークに合った。
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ヤニスはPAで12PTSと暴れたが、eFG%が低い点は修正箇所となるだろう。
また、ヤニスはUSG%が40と高く、OFの中心を担っていることが分かる。
ホリデーとカーターは2桁FGAがありながらeFG%で60%以上と効率良く得点している。
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デュラントとカイリーはそれぞれ19PTS、23PTSとOFをけん引したが、FG%は約40%と低調だった。
一方で、クラクストンとシャープが高確率で2桁PTSを記録しており、OFを支えている。
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デュラントは8AST、4TOVと厳しいマークに合いながら周りを生かしたOFが出来ていた。
シモンズは10ASTとPGとして周りを生かしたOFを展開した。
全体としてSTLが多く、チームとしてのDFが機能していた。
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クラクストンとシャープがPAで二桁とインサイドが強力なMIL相手に十分な活躍をした。
デュラントとカイリーはUSG%が30近くありながら、PIEが10%前半となっておりあまりいい結果ではなかったといえる。
スコア推移とプレイタイム
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MILは2Qと3QでPTSが止まっている時間帯があり、BKNが少しづつ点差を広げていった。
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BKNはセカンドユニットの時間帯(シモンズ+α)にリードを奪うことが出来ている。
MILはヤニスかホリデーを休ませる時間帯に得点が止まる傾向があり、この時間帯にリードを奪われた。
総評
BKNはBIG3 (デュラント、カイリー、シモンズ)+C+シューターというラインナップをスタートにしたいようである。
現状このラインナップはデュラントを相手のSFの選手にマークさせられるのでDFの負担を減らせるという点とシモンズとクラクストンを並べることでインサイドのDFが強力になるというメリットがある。
一方で、アウトサイドシュートのないシモンズとクラクストンを並べることでハーフコートOFでのスペースが少ないという問題を抱えていた。
前の2試合ではハーフコートOFがうまくいかずTOVとなり相手に速攻をされ、強みのハーフコートDFが生きないという場面ばかりが見られた。
この試合では、ハーフコートOFでBIG3とCのスクリーンからスムーズなパス回しが見られ、デュラントとカイリーが楽な体制でボールをもらうことができ、そこからインサイドでのPTSにつなげていた。
デュラントとカイリーが休む時間帯でシモンズに積極性が見られたのはいい傾向である。
DFではヤニスに対してシモンズとクラクストンがマークすることでかなり疲労させることが出来、デュラントの負担を減らすことが出来た。特にシモンズはヤニスをかなりうまく守っていた印象である。
大部分でうまくいっていたこの試合で不安に感じた点は、コーチ陣である。オニールがSFをする小さい時間帯とカイリー以外BIGの時間帯があり、バランスの悪いラインナップだった。
このような時間帯が生まれないようにコーチ陣には検討してもらいたい。
MILはミドルトン不在の影響がかなり大きいと感じた。この試合ではカーターの活躍もあり、序盤で大きな点差にはならなかったが、ヤニスかホリデーが休んでいる時間帯のOFにはかなりの不安を覚えた。
ポーティスやロペス・イバカとインサイドがかなり強力だが、うまく使うハンドラーがいないとOFが停滞してしまうのかもしれない。
ヤニスのUSG%が40近かったようにヤニスのOFでの負担はかなり大きく、3Qにはかなり疲れが見られた。
ミドルトンの不在時は、カーターや今日欠場していたアレン・マシューズの活躍が重要になってくるだろう。
Eastの優勝候補に一番名前が挙がるMILだが、ミドルトンの健康問題が一番の懸念点になるだろう。
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