【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】グリズリーズのプレーオフのスタッツ分析

2023-05-27グリズリーズ,チーム,複数試合

NBAゲームのデータ分析をしてみよう！

注目ポイント

プレーオフ1回戦をLALと戦い、2-4で1回戦敗退となった。
スタッツから要因を分析していこう！

レギュラーシーズンスタッツ(61～80試合目)

　グリズリーズのスタッツはここから

スタッツの用語について

　※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。

対戦結果

1. 日時:2023/4/16 MEMvsLAL スコア: 112-128 勝敗:Lose
2. 日時:2023/4/19 MEMvsLAL スコア: 103-*93 勝敗:Win
3. 日時:2023/4/22 MEM@LAL スコア: 101-111 勝敗:Lose
4. 日時:2023/4/24 MEM@LAL スコア: 111-117 勝敗:Lose
5. 日時:2023/4/26 MEMvsLAL スコア: 116-*99 勝敗:Win
6. 日時:2023/4/28 MEM@LAL スコア: *85-125 勝敗:Lose

スタッツ詳細

プレーオフ出場は16チームなので、おおよその目安は下記の通り。

• 上位クラス：*1～*5位
• 平均クラス：*6～11位
• 下位クラス：12～16位

Rtg

• ORtg:102.9(14位)
• DRtg:109.9(7位)
• NETRtg:-7.0(14位)

OFは下位、DFは平均だった。NETRtgは下位クラスとなっている。
それぞれの要因を確認していこう。

OF面

OFの特徴を見てみよう！

□OF全般

• PTS:104.7(12位)
• ORtg:102.9(14位)

PTS・ORtgはともに下位クラスだった。

□OF効率

• FGM:38.3(12位)
• FG%:40.3(16位)
• 3PM:12.0(10位)
• 3P%:31.3(13位)
• FTM:16.0(9位)
• FT%:83.9(2位)
• eFG%:46.7(16位)
• TS%:50.6(16位)

FG％はワースト・3P%は下位クラスだった。FT%はかなり高い。
TS%はワーストとなった。

□OF回数

• FGA:95.3(3位)
• 3PA:38.5(5位)
• FTA:19.2(11位)
• OREB:13.2(4位)
• TOV:13.0(9位)
• PACE:100.2(7位)
• POSS:101.8(7位)

PACEは平均で、TOVが平均・OREBが多いので、FGAはトップクラスになっている。

□2Pと3P

• PTS TOV:15.3(11位)
• PTS 2C:14.0(8位)
• PTS FB:15.5(5位)
• PTS PA:49.0(5位)

• PTS 2P%:49.8(11位)
• PTS 3P%:34.7(8位)
• AST:23.3(9位)
• AST 2P%:51.3(6位)
• AST 3P%:83.9(2位)

FB・PAからの得点は上位クラスだった。
得点は3Pの割合が多め。
ASTからの得点は平均だが、ASTありの3Pの確率がかなり高い。

総括するとOFの特徴は以下の通り。

• 平均的なPACE
• TOVは平均
• FGA・3PAは多いが、FG%・3P%が低い
• FB・PAでの得点が多め
• 3Pでの得点割合が高い
• ASTあり3P％はかなり高い

ORtgの改善には、FG%・3P%を改善してTS%を上げることが必要だ。

DF面

DFの特徴を見てみよう！

□FG%

• opp FGM:42.0(10位)
• opp FGA:90.7(11位)
• opp FG%:46.3(11位)
• opp 3PM:10.8(4位)
• opp 3PA:35.0(10位)
• opp 3P%:30.4(2位)

opp FG%は平均だが、opp 3P%はかなり低い。

□DREB

• DREB:33.3(9位)
• DRtg:109.9(7位)
• opp OREB:11.3(9位)
• opp OREB%:30.5(11位)
• opp PTS 2C:17.3(12位)

DREBは平均で、2Cからの失点が多めである。

□PFとFT

• PF:20.5(10位)
• opp FTM:17.3(10位)
• opp FTA:21.7(9位)
• opp FT%:80.1(12位)

PF・FTからの失点は平均以下である。

□2Pと3P

• opp PTS TOV:17.2(11位)
• opp PTS FB:19.2(16位)
• opp PTS PA:53.0(15位)

• opp PTS 2P%:55.8(15位)
• opp PTS 3P%:28.5(3位)
• opp AST:24.7(10位)
• opp AST 2P%:49.9(7位)
• opp AST 3P%:86.0(16位)

FB・PAからの失点はかなり多い。2Pからの失点が多め。
ASTありの3P%はかなり高い。

DFの改善のためには、FT・FB・PAからの失点を減らすことが必要だ。

主要スタッツの成績と順位一覧

※ ()内はプレーオフ1回戦での順位
※opp ○○は対戦相手のスタッツ(例：opp FG%は対戦相手のFG%＝被FG%)

・プレーオフ平均

• PTS:104.7(12位)
• FGM:38.3(12位)
• FGA:95.3(3位)
• FG%:40.3(16位)
• 3PM:12.0(10位)
• 3PA:38.5(5位)
• 3P%:31.3(13位)
• FTM:16.0(9位)
• FTA:19.2(11位)
• FT%:83.9(2位)
• OREB:13.2(4位)
• DREB:33.3(9位)
• REB:46.5(4位)
• AST:23.3(9位)
• STL:6.7(11位)
• BLK:3.5(14位)
• TOV:13.0(9位)
• PF:20.5(10位)
• PLUS MINUS:-7.5(14位)
• PTS TOV:15.3(11位)
• PTS 2C:14.0(8位)
• PTS FB:15.5(5位)
• PTS PA:49.0(5位)
• ORtg:102.9(14位)
• DRtg:109.9(7位)
• NETRtg:-7.0(14位)
• OREB%:27.9(10位)
• DREB%:69.5(11位)
• eFG%:46.7(16位)
• TS%:50.6(16位)
• PACE:100.2(7位)
• POSS:101.8(7位)
• PIE:43.7(15位)
• PTS 2P%:49.8(11位)
• PTS 3P%:34.7(8位)
• AST 2P%:51.3(6位)
• AST 3P%:83.9(2位)
• opp PTS:112.2(7位)
• opp FGM:42.0(10位)
• opp FGA:90.7(11位)
• opp FG%:46.3(11位)
• opp 3PM:10.8(4位)
• opp 3PA:35.0(10位)
• opp 3P%:30.4(2位)
• opp FTM:17.3(10位)
• opp FTA:21.7(9位)
• opp FT%:80.1(12位)
• opp OREB:11.3(9位)
• opp DREB:38.3(16位)
• opp REB:49.7(16位)
• opp AST:24.7(10位)
• opp STL:7.0(8位)
• opp BLK:9.2(16位)
• opp TOV:13.3(7位)
• opp PF:17.5(12位)
• opp PTS TOV:17.2(11位)
• opp PTS 2C:17.3(12位)
• opp PTS FB:19.2(16位)
• opp PTS PA:53.0(15位)
• opp ORtg:109.9(7位)
• opp DRtg:102.9(14位)
• opp NETRtg:7.0(14位)
• opp OREB%:30.5(11位)
• opp DREB%:72.1(10位)
• opp eFG%:52.2(6位)
• opp TS%:56.0(6位)
• opp PACE:100.2(9位)
• opp POSS:102.0(11位)
• opp PIE:56.3(15位)
• opp PTS 2P%:55.8(15位)
• opp PTS 3P%:28.5(3位)
• opp AST 2P%:49.9(7位)
• opp AST 3P%:86.0(16位)

総評

OF面では、FG%・3P%を改善してTS%を上げることが必要だ。
DF面では、FT・FB・PAからの失点を減らすことが必要だ。

MEMはアダムズとクラークの怪我によるフロントコートの層の薄さが響いた。また、モラントのコート外でのトラブルも悩みの種だ。
オフシーズンの注目点は以下などがある。

• SFポジションをどうするか(ブルックスと契約延長しないことを明言)
• モラントが出場停止になった場合の対応

[afi]