【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-01-23 セルティックス@マジック
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□ORL
バンケロとフランツは活躍できるか!
□BOS
スマート・ブログドン・RWⅢ不在の影響は!
総評
ORL
PAと3PへのDF
再建中で若い選手が多いということもあり、これまでDF面で課題が多かった。特にスイッチやローテーションは意思疎通が取れておらず、フリーの選手を作ることも多々あった。この試合でも大きく改善されている印象は無かったが、PAへ数人寄った後のキックアウトへのローテーションは少し改善が見られたと感じた。
サイズで優位を取っていることもあり、BOS相手にPAでの失点を32PTSに抑えることが出来た(シーズン平均:45.8PTS)ことは良かった点だろう。その分3PAが46本とかなり打たれた(シーズン平均:41.9本)が、タフショットに持ち込んで3P%を40%以下に抑えられたのが勝因だ。
他のチームに比べてもサイズのあるチームなので、PAでの失点を減らすことでDRtgを少しでも改善できれば勝率も上がっていくだろう。
ロスター整理
この試合でジョナサン・アイザック久しぶりのNBA復帰を果たした。喜ばしい一方で今度はローテーション選手の多さが問題となっている。GとCが特に過剰になっていて、CはWCJ・モリッツ・バンバ・アイザック、Gはフルツ・アンソニー・サッグス・ハリスなどがいる。
バンケロ・フランツ・WCJは中心選手として残すことはほぼ確定だろう。残りの若い選手で誰を残すのは悩ましい。サラリー的にトレードに使いやすい選手も多いので、スター選手を連れてきて一気にプレーオフを目指すことも可能だが、どんな動きをするかには注目だ。(個人的には一回1stオプションが出来る選手を連れてきて、バンケロやフランツにプレーオフの経験を積ませてほしいと思っている。)
まとめ
将来を担える若手が複数いるので、これからは勝ちも目指していくのもありだろう。多すぎるローテーション選手をどうするかには注目だ。
BOS
怪我人の影響
スマート・ブログドン・RWⅢがいなかったことを考えるとOFでもDFでも物足りなさを感じたのは仕方ないのかもしれない。OFでは、ORLはサイズのありPAにすぐ複数人が寄ってくるのでテイタムもブラウンもドライブからの得点に苦労していた。スマートとブログドンの不在でハンドラーが他にホワイトしかいなかったのもPTSの少なさに影響しただろう。
DFでは常にサイズのミスマッチが起こっていて、ORL目線でOFがやりやすい場面が多かった。トランジションでもORLの速さについていけず、FBから多くの失点を許してしまった。ローテーション選手が3人も抜けているので仕方ない部分が大きいだろう。選手が揃えば強いことは証明済みなので、今後はプレーオフまで健康を維持することが目標だ。
フロントコートの補強
グラントとホーフォードの控えとなる選手がいないのがかなり厳しい。コーネットやグリフィンを長時間使うのは難しく、終盤の大事な場面でも起用しにくい。特にホーフォードとRWⅢはレギュラーシーズンではできるだけ休ませたいので、PF~Cの補強は急務だろう。ボンレイのトレードで空けたロスタースポットを誰に使うのかには注目だ。
まとめ
怪我人の影響で相性の悪いORLにまたも敗戦となった。今度はどういう補強をするのかが注目点だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■ORL
□チュマ・オキキ
■BOS
□マーカス・スマート
□マルコム・ブログドン
□ロバート・ウィリアムズⅢ
チームスタッツ
ORLの勝因は下記の3点。
・FG%
・FT
・PTS FB/PA
ORLはFGAはほぼ同じな中で高確率でFGを成功させた。
相手のTOVやFBからPAでPTSを伸ばしたのが影響しただろう。
また、FTを多く獲得できたのもPAへアタックしたことが関係しているかもしれない
BOSは3Pを多く放ちPTSを稼いだ。
一方でORLのサイズに苦しみ、PAでPTSを稼げなかったことがPTSが伸びなかった要因だろう。
プレイヤースタッツ
チームでバランスよくPTSを稼ぐことが出来た。
特にベンチから出てきたアンソニーの18PTSが大きかった。
6Manとして活躍を続けてほしいところだ。
WCJがREBでしっかりと貢献した。フランツとフルツがASTでスタッツを残した。
アンソニーはほとんどの得点をPAで稼いでいる。アウトサイドシュートが苦手な分、PAで安定して稼ぐことが出来ればPTSも安定するだろう。
USG%は偏りが少ない。バンケロがもっと攻めていいようにも思うが、来年以降どう変化するか注目だ。
テイタムとブラウンがしっかりとPTSも稼いでいるものの、ほかの選手が伸びなかった。
TOVの多さはチームで課題だ。
ただでさえ選手不足なので、グラントとホーフォードはPFに気を付けたい。
FBからPTSを稼げなかったのも辛かった点だろう。
スコア推移とプレイタイム
仕合を通してORLが優位を取っていた。
特に3Q中盤以降は一度もリードを許さなかったのは素晴らしい。
BOSは3Q序盤に一気にリードを広げたかったところだ。
ORLはセカンドユニットの時間帯はフランツ+ベンチメンバーと分かりやすい起用をしている。今後どの選手のPTが増えていくかには注目だ。
BOSはテイタムとブラウンを連続で起用している辺りが苦しい点だろう。プリチャードの活躍に期待したいところだ。
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