【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-12-02 ラプターズ@ネッツ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BKN
TJ・ウォーレンの復帰はチームにどのような影響を与えるか!
□TOR
怪我人の復帰でORtgを改善できるか!
総評
BKN
ウォーレンの復帰
ついにTJ・ウォーレンが復帰となった。OF面での期待がかかる中、1on1からミッドレンジやドリブルなど様々な得点パターンで10PTSを記録した。DFではまだまだ試合勘が戻っていなさそうな場面も見られたが、ベンチから安定して2桁PTSを稼ぐことが期待できそうだった。
セカンドユニットの時間帯でのOFを任すことが出来ればデュラントとカイリーの負担軽減にもつながる。また、サイズ面での貢献とオニールのPTを減らすことが出来そうな点もチームとしてはありがたいだろう。
大量リードした試合の進め方
前半で最大36点差をつけたにもかかわらず最終的に1桁差まで追いつかれ、デュラントとカイリーのPTを抑えることが出来なかった。4Qの早い時間で試合を決めようとして主力を早めに戻した結果、逆にずるずると差を縮められるという最悪の展開になった。
ただし、よくよく考えると計算できる選手が少なかったので仕方なかったとも思う。渡邊・シモンズの欠場に加えて、いい活躍をしていたサムナーの途中離脱・セスとマーキーフの不安定な活躍・ハリスのファウルトラブルなどの理由から試合を長引かせたくないとHCが考えたのだろう。
怪我人が戻ってくればこのような問題も発生することは無いと思う。なんとか勝ち切れたので次のBOS戦に気持ちを切り替えたいと思う。
まとめ
ウォーレンの復帰を勝利で飾ることが出来た。次はEast1位のBOS戦となる。どれだけ力の差があるのか確かめるいい機会なので注目したい。
TOR
DFからの速攻
TORは直近の試合でSTLとPTS TOVがリーグトップクラスという数字があり、まさに堅守速攻という言葉がぴったりだろう。そう考えるとFG%がリーグトップクラスのBKNが相手だと、中々FBでPTSを稼げないので相性が良くないのかもしれない。FG%が高い相手にどう戦っていくかが課題かもしれない。
ORtgの改善
TORの課題はOFにある。特に直近10試合はリーグ最低クラスとなっている。シアカムを含め怪我人が多かった影響もあるが、改善は必要だろう。最近はスタメンを入れ替えてトレントをベンチからの起用にしたりを工夫をしているようだが、まだいい結果は出ていないようだ。移籍の噂があったアヌノビーのトレードを含めてどの様な変化があるのかには注目だ。
まとめ
ようやく怪我人が戻ってきて戦える準備が出来てきたところなので、今後勝率を上げていけるかには注目だ。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■BKN
□渡邊雄太
□ベン・シモンズ
■TOR
□オット・ポーターJr
□プレシャス・アチウワ
チームスタッツ
BKNの勝因は下記の2点。
・FG%
・AST
BKNは相変わらずFG%の高さを維持できている。
特に前半は綺麗なボール回しからフリーを作ることが出来ていた。
TOVとPFは引き続き改善点だ。
TORは前半にシュートが入らず大量リードを許したのが痛かった。
3Pの安定した選手がいないのも不安な点だ。
プレイヤースタッツ
デュラントは前半6PTSだったにもかかわらず大量リードを作れたのはいい傾向だ。
ベンチからサムナーとウォーレンがPTSを稼いでくれたのは今後につながりそうだ。
セスはTOVを減らしたいところだ。DFで穴にならないようにしたい。
PFは相変わらず多い。大差がついていて相手もファウルトラブルになっていたので大きな問題にはならなかったが、接戦だと厳しかっただろう。
ウォーレンのUSG%が高い点はデュラントとカイリーの負担を減らすのにつながりそうだ。
バランスよくPTSを稼いでいる。
ヴァンブリートとトレントの3Pが誤算だったか。
バーンズはTOVが多かった。経験を積んでいるところだと思うが今年は苦労しそうだ。
チームでPAを攻めることが出来ているのはいい点だ。
スコア推移とプレイタイム
BKNが前半に最大36PTSのリードを作る展開となった。
後半にTORがじわじわと差を縮め1桁まで差を詰めたが、なんとかBKNが勝ち切った。
BKNは大量リードをしても安心して見ていられないところがある。ラインナップを含めてどうやって気のゆるみを抑えるのかがHCの腕の見せどころだろう。
TORはトレントをベンチから起用しているが、この試合では効果は見られなかった。今後も試行錯誤が続くだろう。
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