【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2023-05-09 シクサーズ@セルティックス
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□BOS
テイタムとブラウンの活躍は!
□PHI
エンビードとハーデンの活躍は!
総評
BOS
テイタムの活躍
この試合のOF面での敗因は、3Pの不調とテイタムのFG%の低さだ。チームで30%程度だと点差を付けられるのは仕方ないだろう。特にホーフォードが不調だとPTが短くなり、エンビードを外につり出すことが出来なくなってスペースが狭くなってしまう。3Pは波があるので対処が難しいが、スペースを広げることを考えるとグラントかマスカラのPTを増やすくらいしかなさそうだ。
テイタムに関しては、36PTSと得点は多いもののUSG%の高さ(37.8%)を考えると、FG%は最低でも40%後半、TS%は60%程度にはしたいところだ。ブラウンより10本以上FGAを多いことを考えると、優勝するためにはテイタムがより効率よく得点を伸ばすことが求められる。
PnRから失点
DF面での敗因は、前半にPnRのハンドラーから多く失点したことだ。PnRに対してスクリーナーのマークマンはドロップ、ハンドラーのマークマンはチェイスすることで、ハンドラーの3Pとレイアップを防ぐDFプランを取っている。
しかし、前半はハーデンとマキシーに3Pやレイアップから失点するシーンがいくつかあった。そこで10~15PTSほど簡単に失点していなければもう少し接戦に持ち込めただろう。チェイスではなくアンダーで対応したり、ドロップを高くしすぎてマシキーにスピードで抜かれてレイアップに持っていかれたりと細かいミスなので次戦ではしっかりと改善したい。
まとめ
ホームでの試合を落とし王手をかけられたのは痛いが、アウェイでの修正に期待したい。
PHI
マキシーの活躍
1Qに積極的な姿勢を見せてPnRから得点を伸ばしたことで勢いに乗り、30PTSとOFで活躍を見せた。序盤に3Pを決めたことで相手が警戒して、その後のレイアップにもつながったと思う。マキシーの活躍はハーデンの負担を減らすという点でも大きな意味を持つので、今後も積極的に攻めたいところだ。
エンビードのPAでの存在感
エンビードのPAでの存在感はこの試合でも健在だった。ペイントアタックに来てもミッドレンジかパスに誘導できるので、BOSのOFの効率を下げることが出来ていた。ホーフォードの3Pは不調だったのも大きく、PnR以外で外につり出されることが無いことがPAの失点の少なさにつながっただろう。
エンビードがどれだけDFに注力できるかがPHIの失点の少なさに影響するので、特にOF面で負担を減らせるようにしていきたいところだ。
まとめ
アウェイで王手をかけることに成功した。次戦で勝利してシリーズを突破したい。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
最新のスタッツ(レギュラーシーズンの61~80試合目)
欠場選手情報
■BOS
ー
■PHI
ー
チームスタッツ
PHIの勝因は下記の2点。
・FG%/3P%
・PTS FB
PHIはFGや3Pを効率よく成功させて得点を伸ばした。
DHJがベンチから出場してFBで得点を稼いだのも大きかった。
BOSは特に3Pが不調だった。
テイタムのステップアップに期待したい。
プレイヤースタッツ
テイタムがOFを引っ張ったが、FG%は改善の余地ありだ。
REBやASTは多くの選手が記録している。
FBからの得点を増やしたいところだ。
テイタムのUSG%の高さは気になる点だ。
エンビードとマキシーが得点を伸ばした。
トバイアスのFG%の高さは素晴らしい。
トバイアスがREB、ハーデンがAST、エンビードがBLKで活躍した。
エンビードのUSG%が高くなっているのは注意したい。
スコア推移とプレイタイム
1QはPHIが流れを掴みリードして終えた。
2QはPHIが一気に15近くまでリードを広げたところでBOSも返したが、最後は2桁近い点差がついた。
3QはPHIがじわじわとリードを15PTS近くまで広げた。
4Qは残り4分ほどで20点差付いたところでBOSが主力を下げ終戦となった。
BOSはテイタムかブラウンを残すようなローテーションだった。後半はプリチャードの起用するなど変化もあったが、差を縮めることはできなかった。不調だったホーフォードのPTがどうなるか注目だ。
PHIはハーデンかマキシーを残すようなローテーションだった。DHJが急な起用に応えたのはチームとして大きかった。
[afi]
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