【NBAデータ分析/NBA Data Analitics】2022-11-25 ネッツ@ペイサーズ
NBAゲームのデータ分析をしてみよう!
注目ポイント
□IND
直近の好調を維持できるか!
□BKN
チームの連携を高められるか!
総評
IND
バランスのいいOF
外のハリバートン・マシュリン・ヒールドと中のターナーとPTSを取れる選手が多いのでチームとして安定したOFを展開することが出来ている。常にGの内2人をコートに残しておけることは安心材料だろう。怪我がちのターナーが健康を維持できているのも大きいだろう。相手のTOVから多くのPTSを記録できたのもPTSが伸びた要因だろう。
ウィングへのDF
Gの層の厚さに比べてフロントコートの層はそこまで厚くない。特に相手のウィングへのDFには不安が残るだろう。周囲の予想に反していい成績を残しており、Eastの上位につけている。プレーオフでEastの上位チームと戦っていくためには特にフロントコートの補強が必要になってくるだろう。
まとめ
いい成績を残してるだけに契約最終年のターナーの扱いを含めて、今シーズンをどう過ごすのかには注目だ。
BKN
ローテーション選手の少なさ
この試合ではヴォーンHCが安心して起用できる選手がスターターの5人とセスの6人しかいなかった。モリスやハリス・ミルズなどのメンバーを長時間使うことが出来ず、デュラント・カイリー・オニールを3Qフルで出場させるなど負担が大きくなってしまった。思惑としては3Qに一気にリードを広げ勝負をつけることだったと思うが、失敗して結果的に4Qで足が止まりガス欠となってしまった。
この試合の敗因の1つはPFからの多くのFTを与えてしまったことだが、多くのPFは後半に発生している(後半のPFの割合-デュラント:3/4、カイリー:2/4、クラクストン:4/5、シモンズ:5/6)。疲れから相手のガード陣のドライブについていけなくなり、ファールで止めるしかなくなっていたということだろう。
渡邊が怪我から戻ってくれば多少は改善されると思うが、それでも安心して使える選手が7人は心もとないだろう。何かしらの対策が必要だが、ハリスの復調に期待するのか、トレードやFAで選手を獲得するのか、今後のフロントの行動に注目だ。
TOV
もう1つの敗因はTOVだろう。TOVの多さが原因でINDにTOVから23PTSを許している。チームで18TOVを記録しているが、特に多いのがデュラントとオニールでそれぞれ5個ずつだ。
デュラントはパスミスが多く印象だ。ダブルチームが来ていないのに無理やりパスを通そうとしている場面がたまに見られる。シモンズとカイリー不在の期間にパスの意識が高くなったことが原因と思われるので徐々に慣れていってほしいところだ。
オニールはプレイメイカーやハンドラーの機会が増えたことが要因だろう。同じくカイリーやシモンズ不在の期間の名残だと思われるが、シモンズがかなり復調しているのでシモンズのPGとしての役割を増やすべきだろう。
改善が見られたDREBと3PへのDF
ここ数試合の課題だったDREBと3PへのDF(スクリーンへの対処)に関しては改善が見られた。特にスターターに関してはかなり意識を高くしているように感じたので、今後も継続できるだろう。一方、ハリスとミルズはスターターと連携が取れていないように見えた。シュートの調子に関しては我慢できてもDFで穴になると厳しいので一刻も早く改善してほしいところだ。
まとめ
直近の敗戦は”自滅”という印象が強い。怪我人の影響もあるがすでに20試合が終わっており、様子見とも言ってられなくなってきた。今後の10試合でどんな変化が見られるか注目したいと思う。
スタッツについて
※記事に出てくるスタッツの詳細説明はこちらを参照。
欠場選手情報
■IND
□クリス・デュアルテ
■BKN
□TJ・ウォーレン
□渡邊雄太
チームスタッツ
INDの勝因は下記の2点。
・PF/FTA
・PTS TOV
INDは果敢なPAへのアタックからFTを量産した。
相手のTOVから多くのPTSを生み出したことも勝利につながった。
BKNはFG%や3P%でわずかに上回ったものの、疲れからかPFがかさみ敗戦となった。
自分たちのパスミスなどでTOVが多かったのも改善点だ。
プレイヤースタッツ
4人が20PTS以上とバランスの良さを見せた。
ハリバートンは15ASTと圧巻の活躍を見せた。
USG%も偏っていなく、どこからでも点を取れるのは強みだろう。
デュラント・カイリー・シモンズのBIG3が20PTS以上と活躍を見せた。
主力のPTをもう少し抑えたいところだ。
デュラントとクラクストン以外のREBがもっと増えてほしいところだ。
TOVとPFは改善点だ。
デュラントのUSG%がかなり高くなっている。
特に後半はデュラント中心になってしまった。
スコア推移とプレイタイム
3Q終盤までBKNがリードしていたが、BKNのPTSが止まっている間にINDが一気にリードして、そのまま勝利した。
INDはハリバートン・マシュリン・ヒールドの内2人が常にコートにしてOFをけん引した。
BKNは後半に主力のPTが伸びてしまい、疲れが見えた。ローテーション選手を増やしたいところだ。
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